香港のゲストハウス事情は厳しい。
これは宿目線ではなく(宿は宿で苦しいんだろうけど)旅行者目線ということです。
ブッキングコムで調べれば分かるけど、評価の高い宿はドミでも4000円超えが当たり前。
では安い宿はというと、評価が芳しくない。
ブッキングコムは色々な人が使うし、重慶大厦のゲストハウスに泊まるような人は評価とか気にしないで泊まるのでしょうが、安くて快適な宿に泊まりたいというのが人の性です。
そこで今回は、ブッキングコムで宿を探してる時に「これぞ!」となったHop innをご紹介します。
それではご覧ください。
Information
宿泊日
2023年6月16日〜18日(2泊3日)
宿泊料金
6ベッドドミトリー 200HKD/日
※ブッキングコムで予約
住所
Lyton Building, 32-48 Mody Rd, Tsim Sha Tsui
レセプション
チェックイン 15時〜23時
チェックアウト 〜11時
Wi-Fi
速い
荷物預け
当日中無料
メモ
グーグルマップでの登録名は撲撲旅社。
人気かつマンスリープランがあるからか結構部屋が埋まりがちなので、旅行の予定が決まったら早めの予約を推奨。
アクセス
①バスで移動する場合
空港からA21のバスに乗り、Middle Roadのバス停で降ります。深夜特急でお馴染みネイザンロード沿いで、これまた有名な重慶大厦の前のバス停です。
Middle Roadで降りたら来た道を少しだけ戻り、Mody Roadという道に入り5分ほど歩きます。
交通銀行とオレンジ色の飲食店(つけ麺屋!)が見えたらあと少し。写真奥の緑色のネットがかけられたヤバい見た目の建物が、宿が入居してる雑居ビルです。
ビルに入り、5階まで上がれば到着。
ちなみに香港はイギリス式で、日本でいう1階はグランドフロアとなります。
なので宿から下に降りる時に間違って1のボタンを押すと、ネットの怖い話に出てくるような荒廃したフロアでドアが開くのでお気を付けあそばせ。
他の注意点として、このビルにはいくつかの入口がありますが、36番のエレベーター以外だと宿まで到達できません。(2023年6月時点)
他のエレベーターでも宿のフロアまでは行けますが、コロナで検温してた頃の名残で裏口が閉鎖されてるからです。
なので必ずビルの外壁に36號と書いてある入口からビルに入るようにしてください。
②地下鉄で移動する場合
宿の最寄りは地下鉄屯馬線の尖東(チムトン)駅ですが、別路線の尖沙咀駅も近いです。
これら2つの駅は広大な地下通路で結ばれているので、尖沙咀と尖東、行きやすい方の駅から移動して問題ありません。
N1という出口が宿の最寄りで、地上に出たら道路を挟んで目の前が宿のあるビルです。
このN1出口は尖東の改札からだと結構歩く必要があるので、あまり最寄りという感じはしないかもしれません。
しかし、この時期の香港は高頻度でスコール的な雨が降るので、天気に悩まさされず移動できるのはメリットでしょう。
ビルの改築が終わったら恐らくこの写真と全く違う様相になるので、やはり隣の銀行とつけ麺屋を目印にしてください。
営業時間内なら、36號入口の横のK1というカフェを目印にしても良いと思います。
また、今回の旅では中国で駐在している親友と会ってきたのですが、彼と解散して深夜12時半頃に宿に戻った時、ちょうどN1出口のシャッターを下ろしていました。
カードキーで何時でも宿に入れるとはいえ、できれば門限の深夜12時までに戻ると良いでしょう。
ビルは施錠されず、エレベーターも24時間稼働してます。
主な観光地までの距離
九龍光園 徒歩15分
重慶大厦 徒歩5分
スターフェリー乗り場 徒歩20分
他、今回の旅では行ってませんがアベニュー・オブ・スターズまでは徒歩15分くらい、旺角や廟街までも地下鉄に乗ってしまえば10分くらいで到着します。
上に書いたように改札までは結構歩くので、予定を立てる際は余裕を持った時間設定にすると良いと思います。
部屋
6ベッドのミックスドミに宿泊。
上段はカーテンないのが少しマイナス、でも尖沙咀のド真ん中に3500円で泊まれるのだから文句はありません。
充電はUSBとコンセントどっちもあり、充電スピードは遅め。最初から香港用の変換アダプタが刺さってるので、日本の充電器をそのまま刺せるのは良いですね。
冷房は恐ろしいほどキンキンに効いてて大変ありがたい。
香港は蒸し暑いですからね。
廊下もギャラリーみたいにお洒落でした。
設備
水回りはレセプションの横、寝室に行く廊下の途中の計2箇所。トイレ、シャワーともにそれぞれ3基ほどあります。
狭いけど清潔です。
シャワー用のサンダルがあるのも高評価です。
ちなみにバスタオルは10HKD/枚(別途デポジット100HKD、チェックアウト時に返却される)で借りれます。
共有スペースにはソファ席と、飯を食うための小さめの机が数か所。キャパはそこまで大きくないです。
新しくなったスマホの画質のおかげか、どこか富士フイルムチックな写真が撮れました。実際これくらいお洒落なリビングですよ。
このソファ席が一番居心地良かったです。
共有スペースで充電する時は、変換アダプタが必要になります。僕は適当な露店で20HKDで買いました。
↑毎回家に忘れてしまう人
どの時間帯もゲストが寛いでいる、雰囲気が良い共有スペースでした。
スタッフ達も常に誰かはレセプションにいて、聞いたことには何でもテキパキ答えてくれてレベルが高かったです。
フリードリンクはインスタントコーヒー、お茶、ミロなどがあります。ミロは珍しいですが、南国ぽくて嬉しいです。
水も常にキンキンに冷えたのが飲めます。
フリードリンクコーナーと水回りの間にも短いカウンターがあり、そこて飯を食べてる人もいました。
電子レンジや食器はあるので、外で買って宿で買ってもOK。香港はテイクアウト文化が盛んです。
テイクアウトする時は外帶(ワイダイ)、残したものを持ち帰る時は打包(ダーバオ)と言いましょう。
周辺環境
正直、宿の半径1km以内で全て完結するほど周辺環境が素晴らしいです。
両替商や銀行もたくさんありますし、レートの良い両替屋なら重慶大厦の2階がおすすめ。
重慶大厦のあるネイザンロードには香港らしい漢方の店、ブランド屋、大型商業施設が集まっています。
飲食店の豊富さはもはや芸術。
チャーシューや麺といった香港料理の定番に
茶餐廳という香港ファミレス
重慶大厦の隣には大家樂(香港のローカルチェーン)の尖沙咀店があります。
お手頃価格で色んな料理を楽しめておすすめ。
以下、宿から歩いて15分くらいで行けるお店たち。
Mody Roadだけでもセブンが数店あるので、ちょっとした買い物をするのも便利です。
さて、今回は短い旅なので旅行記は書きません。
なので代わりと言ってはなんですが、街歩き的な感じで宿の近所の写真をいくつか載せていきます。
まとめ
値段、立地、設備がパーフェクト。
正直「安く快適に」泊まりたいならノーモーションでHop innを予約して良いレベル。
どうしても香港島サイドに泊まりたいなら話は別ですが、その香港島にも簡単に行けます。
筆写は純粋にゲストハウスが好きなので、多少値段が高くても気になる宿があればそっちも泊まることでしょう。
でも、最後にはこのゲストハウスに戻ってくることになると思います。それくらいレベルが高い。
香港での宿泊の参考にしていただけると幸いです。