香港飯と言えば飲茶、点心。
豪快なチャーシュー飯やシーフードは美味しいし、中華と洋食が融合した料理では元イギリス領の風を感じられるけど、やはり飲茶はアイコン的な存在ですよね。
熱々の蒸籠に入った美味しい点心をつまみ、中国茶で諸々のストレス・・・仕事のプレッシャー、自部門だけ海外出張に行けない不条理さ、結婚できない焦りなど・・・を洗い流すのはまさに至福の瞬間です。
ミシュランガイドに載ってるような店で贅沢気分に浸るのも旅の思い出だけど、もっとローカルな店で、一人旅でも気楽に飲茶を楽しみたい。
そんな方に、本日は尖沙咀の庶民的な飲茶屋「樂意點心」をご紹介します。それではご覧ください。
Information
訪問日
2023年6月
住所
Tsim Sha Tsui, Hankow Rd, 19-21號號地舖
営業時間
8時〜23時
定休日
不明
メモ
日曜の9時半過ぎに並んで20分待ちだった。
アクセス
MTR尖沙咀駅 出口Eから徒歩3分。
重慶大厦の方には渡らず、出口後方に2ブロック進んだところで右折後すぐ。
本音を言うと、SIM買って自分でグーグルマップ起動した方が楽。なぜかグーグルで徒歩の経路が出てこない韓国に比べると、香港は街歩きがイージー過ぎる。
メニュー
オーダーはテーブルに伝票が置いてあるので、メニュー名の横のチェックボックスにレ点をつけて店員さんに提出。
追加オーダーの際はまた別の伝票を使いましょう。
メニューは焼売などの定番点心から米物まで揃っていますが、驚くべきはその料金。
物価高の香港で、一品15〜30HKDで大体何でも食べられるのは正直お得過ぎます!!!
実食
今回は、現地で合流した人気ブロガーであり大学のクラブの後輩の広州駐在妻ゆる日記さん、その旦那であり筆者の親友である友人Yと3人で訪問しました。
「一人旅におすすめとタイトルに書いてあるのに友人らと行ったのか!?」とお怒りになった方は、ぜひアイ・アム・レジェンドというゾンビ映画を観てみてください。
先発は鮮蝦腐皮巻という揚げ物系。
中にはプリプリのエビが詰まっていて非常に旨いです。
春巻きとはまた違う、フニャッとしたなかなか珍しい食感なので、少し珍しいものを食べたい人にもおすすめします。
お次は三色小籠包。
確か黒い皮のやつはトリュフだったような気がします。
続いてエビ餃子。
皮はぷるぷるもちもち、エビはプリプリでこの世の理を超えた美味しさです。
これは2つ入りだったので、公平性を確保するため、友情を守るためにもう一皿オーダーしました。
続いてチャーシュー包。
僕は結構パン系のプロダクトが腹に溜まりやすい体質なので、飲茶する時はあまり肉まん系の点心は頼みません。
でもこれはマストオーダー!
甘辛い味付けでめちゃくちゃ旨い!
チャーシューもギッシリ入ってて、友だちにしたい良いやつだなー思いました。
鮮煎菜肉包も肉がギッシリと入っていて、癖もなく今回の中では一番合わない人が少ない点心だと思いました。
こちらは牛肝菌焼賣。
字面的にいかにもレバーですが、牛肝菌はポルチーニ茸のことなのでレバーとは関係ありません。
ポルチーニの香りも魅力ですが、何と言ってもプリプリのエビ!ギッシリ詰まった肉!そして上に乗ったコリコリのエビ卵!!これぞ点心の真髄です!!
なお、この黄色い皮で、肉と海老が入っていて、海老のちっこい卵が乗ってる焼賣は香港点心の定番ですが、必ずしもポルチーニ茸が使われているとは限らないです。
他店で頼みたい時はご注意を。
春巻きも食べたかったので、沙津蝦春巻も発注。
海老と、名前のサラダに該当するであろう甘い何かが入っていて面白かったです。
出たー!鶉卵焼賣!
焼賣もう何皿目だよって感じですが、旨いものは旨い!
最後は旅ブログでよく見る肉団子を。
これはパクチーが入ってるので個人的にはちょっと・・・でしたが、肉団子自体はジューシーで美味しいので、パクチー平気な人にはおすすめです!
ちなみにお茶は一回頼めば同じ銘柄なら何回でもお湯を注いでもらえます。
春巻きやらシュウマイやらジューシーな料理が多いので、お茶で油を流すことで最後までフレッシュな気持ちで飲茶を楽しめますよ!
まとめ
尖沙咀のど真ん中でこの美味しさでこの安さは驚異。
これだけ食べて1500円/人を切りますからね。
物価高の香港で頑張ってて、頭が下がる思いです。
一人旅の場合、例えば海老焼賣とチャーシュー包と春巻にお茶を頼んでも86HKD、やはり1500円くらいで楽しめます。
飲茶したい、でもミシュランの店は敷居が高い・・・という
方はぜひ訪問してみてください、