ウィーン公共交通のチケットのハウツーをご紹介します。
チケット購入
中欧の多くの街と同じように、各乗り物ごとの個別のチケットではなく、共通チケットを採用しています。
チケットを購入できるのは、地下鉄駅の券売機やタバコ屋(キオスク)など、この辺も他の国の街と似ていますね。
プラハあたりを旅行したことがある人は、スムーズに馴染めるのではと思います。
僕はウィーン到着後、ウィーン中央駅構内の券売機でチケットを購入しました。
ちなみにブラチスラヴァから台湾人女性と一緒に移動しています。早くお仕事で中国語使いたいな。
前述の通りプハラの交通システムと非常に似ていますが、一回券でも時間内なら乗り放題のプラハに対し、ウィーンでは一方向の移動に限られる(往復はNG)ため柔軟性は少し欠けます。
1つ前の画面で28/48/72 Hour Tickets Viennaを押下し、↑の画面に遷移したらお好みのチケットを選択します。
僕は48時間有効のチケットを購入しました。
画面右下のBuy Ticketsを押下。
14.1ユーロの48時間チケット。
後述する打刻から制限時間内であれば、一回券のような一方通行等の成約はありません。
この一枚のチケットで、
・Uバーン(地下鉄)
・トラム
・市内バス
・Sバーン(近郊列車)
が乗り放題です。
街と街を結ぶような長距離列車やバス、エアポートバスは乗り放題の対象にはなりません。
Attention!打刻について
チェコやスロヴァキアの記事で似たようなことを書きましたが、こういう交通システムを導入している国では「チケットを買って終わり」ではありません。
乗車する前、あるいは地下鉄のプラットフォームに降りる前に各自でチケットに打刻する必要があります。
これは一回券でも◯◯ Hour Tickets Viennaでも同じ。
打刻してから制限時間のカウントが始まります。
仮に打刻してない状態で職員の抜き打ちチェックに遭った場合、高額の罰金が科せられますので絶対に忘れないように。
トラムやバスは車内に。地下鉄では入口やエスカレーターの前に打刻機が設けられています。
Uバーン(地下鉄)の乗り方
Uバーンの路線は結構複雑ですが、裏を返せばそれだけ路線が充実しているということ。
僕は48時間乗り放題だったこともあり、依存レベルでUバーンのお世話になっていました。
打刻を済ませたらホームに降りましょう。
多くの駅でプラットフォームにゴミ箱やベンチがあり、広告も多かったりと「先進国」の趣きです。
一方、プラットフォームは結構暗めで天井も低めなので、やや閉塞感がありました。
Uパーンのドアは自動式ではなく、自分で開ける必要があります。
新しめの車体からボタンを押すだけで良いのですが、問題は古い車体に当たった時。
レバーを横に勢い良く弾いて開けるのですが、、結構難しいです。特に下車する時は、乗り過ごしを防ぐためにも地元民の後ろにくっついて行動することを推奨します。
やや陰気な感じのホームに対し、車内は普通に明るいです。
優先席の表示もしっかりしてます。
乗り換えの際の動線も非常に分かりやすいです。
駅構内に、移民系のファストフード店やドリンクスタンドがあることも珍しくありません。
トラム・バスの乗り方
基本的にトラムとバスは乗り場を共有しているので、この項でまとめて解説します。
トラムやバスも路線は充実。
ウィーン観光のハイライトであるシェーンブルン宮殿までは、トラム・バスの方がUパーンよりも近くまで行けます。
Uパーン同様、ボタンを押して自分でドアを開けます。
↑トラム車内
まとめ
とにかくチケットの打刻を忘れないのが肝心。
ウィーンで公共交通のシステムに慣れておけば、プラハなど他の街でも困らないでしょう。
Uパーンとトラム/バスを組み合わせれば、ほとんどの観光スポットに容易にアクセスできます。
ウィーンではUberに頼らず、公共交通で安く旅しましょう。