【旅行記】2023GW/Day7-3 俺じゃなくていい、彼女(レギスタン広場)を幸せにするのは

前回の旅行記


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僕じゃなくてもいいのである。


この旅行は間違いなくサマルカンドがハイライトだったし、そのサマルカンドのハイライトはレギスタン広場。ウズベキスタンを旅行してレギスタン広場をパスする人はいないだろう。


ネットの海を探せば、僕より画質が良い写真が上手で、アカデミックな内容が書かれたレギスタン広場の旅行記がゴマンとヒットするだろう。


だから僕はウズベキスタン旅行のハイライトたるレギスタン広場観光の様子を、たった一つの記事で駆け足で紹介する。

レギスタン広場は本当に美しかったし、これまでの人生で見た建築物で間違いなくトップ3に入るだろう。

ただ、美しい以上の感情の揺れ幅はなかった。


彼女と結婚するのは僕でなくてもいい。他の誰かが、きっと彼女を幸せにしてくれる。

ラブロマンスでよくこんな切ないセリフがあるでしょう?

レギスタン広場だって、僕が旅行記を書かなくとも、「美しい」以上のレギスタン広場の魅力を事細かに説明しているブログはたくさんあるのだ。

そう、別に僕でなくてもいいのである・・・。


サマルカンド初日、二日目と夜にレギスタン広場に入場していますが、昼の観光はこれが初めてです。


入場料は50000スム

他のメドレセはモスクより少し高いものの、見学できる部分の多さ、建物の壮大さを考えたらこの倍でも安いくらい。

ちなみにこの対義語は、ウルグ・ベグ天文台です。


レギスタン広場は3つのメドレセで構成されており、正面に向かって右側のこちらがシェール・ドル・メドレセ

偶像崇拝禁止のイスラーム建築では珍しく、虎が描かれているのが特徴です。


なおホームページによってはメドレセではなくマドラサ表記になっていますが、どちらも意味は同じで、宗教や語学を学ぶ場所を指します。

神学校というやつですね。


こちらは向かって左側のウルグ・ベグ・メドレセ

ウルグ・ベグはティムール朝の第4代君主でありながら学者としての一面も持つ、バーソロミュー・くま顔負けのマルチタスカーです。


まぁ、彼が携わったウルグ・ベグ天文台は、入場料が展示物に全く見合っていない残念な観光地になっていますが・・・


レギスタン広場の美しさに酔いしれる同期O


シェール・ドル・メドレセの左側、広場の正面に君臨するのがティリャー・コリー・メドレセ

レギスタン広場の中では一番若いメドレセです。

観光客的には黄金の部屋で知られていますね。


ウルグ・ベグ・メドレセに入場。

中庭はお土産屋になっています。


精緻なアラベスク模様・・・というフレーズを、このウズベキスタンの旅行記で何回使ったことでしょう。


ボキャブラリーないって言うけどね!

偶像崇拝禁止だとね!!

アラベスクきれいって書くしかないんすわ!!!


知識と表現力はないけどメドレセを見て美しいとは思うし、中庭の雰囲気も好きです。


卒業旅行でイランに行った時は今より感性もフレッシュだったので、メドレセすげぇなんて思いながら一時間くらい中庭でボーっとしたりしてました。


↑たぶん日時計のオブジェ


ウルグ・ベグ・メドレセはレギスタン広場の三銃士の中で唯一、メドレセの2階部分に上がることができます。

ターキッシュコーヒーを出すカフェもあるので、疲れたらここで休憩するのもいいですね。


シェール・ドル・メドレセの虎ですが、よく見たら腹に人面が刻まれていて少々不気味。


どのメドレセも、中庭は良いものです。


翌朝にはサマルカンドを離れ、タシュケントに戻ります。

長い間、心の拠り所にしてきた今回の旅もそろそろ終わるんだなと、なんだかしみじみ。


シェール・ドル・メドレセは虎という絶対的な目印があるので、よくどれがどのメドレセだか分からなくなる僕にとっては写真を整理する上で頼りになる存在です。


↑ティリャー・コリー・メドレセの中庭


インスタ映えしますわ〜

俺のインスタには変な看板や路地や地元のおっちゃんしか投稿されないけど。


黄金の部屋。

サマルカンド初日の夜にも来ましたね。


思えば、自分の知識や表現力が及ばないがために、これらイスラーム建築の素晴らしさを伝えられないもどかしさが呪いみたいになって、旅行記が全然進まなかったのかと。


でも、ウズベキスタンで僕がメドレセやモスクを見て綺麗と思ったのは事実だし、それにブログを書くために旅行している訳ではありません。

僕の専攻は町歩きですしね。
自分が勝負できる分野の旅行記に力を入ればいいんです。


ディーアゴルゼは今この瞬間、呪いではなくなった。ここからはノンストップで旅行記終えられそうです。

もうメドレセとかブログに出てこないし


ティリャー・コリー・メドレセの中庭は緑豊かで、三銃士の中で一番好きかもしれません。


さて、ここからは夕飯まで自由時間。

同期二人はもっとレギスタン広場に居るとのこと。


では僕は


サマルカンドの町に繰り出しましょう。