ノビ・サドからベオグラードまでバスで移動しました。
ノビ・サドのバスターミナル

ノビ・サドはセルビア第二の都市で、セルビア北部に位置します。
私はハンガリーのブダペストから偽Flixbusで移動しました。
鉄道駅とバスターミナルは隣接しており、市内バスの乗り場も一緒なので動線は良いです。

バスターミナルの建物は鉄道駅に向かって左側にあります。

ちなみに、鉄道駅の駅舎は重厚で共産感満載ですが、改装中の屋根の崩落事故に大勢の市民が死亡、国全体を巻き込むデモのきっかけになった曰く付きの場所です。
筆者が旅行した時は駅に人気がありませんでした。
他の人のブログを読むに、デモに合わせて鉄道が運休するなんて話もあります。
もう1年も前の話なのでノビ・サドやベオグラードの今の状況は知りませんが、確実に移動するなら鉄道よりバスの方が良いと思います。

↑ノビ・サドのデモの様子

バスターミナルの建物も重厚な造りで旧共産圏オタクには堪りません。

バスターミナル内の食堂。
なぜか「配給」の二文字が頭をよぎった。


チケット売り場の2番窓口(Information)の係の人が英語を喋れたので、そこでベオグラード行きバスの時刻表などをヒアリングしました。
午後の時間で30分起きに運行しているっぽかったので、その場で予約はせず、翌日思い立ったタイミングでチケットを買いに行って次に出るバスにそのまま乗りました。

ノビ・サド↔ベオグラードの運賃は、2025年4月当時で840ディナール≒1250円でした。
※今のレートだと約1350円。

プラットフォームに入場する際は、チケットについてるQRコードをフラッパーゲートにかざします。
要はバス利用者だけが入場できるので、セキュリティは高めです。


プラットフォームにはいくつかの売店があります。
乗車の記録

筆者は15時半のバスで移動することにしました。
お供はバスターミナルの売店で買ったセルビアコーヒー。
ほぼトルココーヒーですね。

ノビ・サドは町の雰囲気が良く、ストリートフードも美味しかったので、時間が許すなら3日くらい滞在しても良かったかもしれません。

車内は普通に快適。
コタキナバル→バンダルスリブガワンの地獄バスに比べると天国に思えます。

前の座席の背もたれにUSBポートもありますが、たしか通電していなかったような・・・

ノビ・サド出発後、しばらくはセルビアの田舎景色が展開されます。

↑写真では伝わり辛いが、結構なスケールの大自然

観光旅行で絶対に訪れないような小さな町や村の様子を見られるので、私は鉄道よりバス移動の方が好きです。


ノビ・サドを出て50分後に、インジャという町のバスターミナルに到着。
インジャは小さな町ですが、さっきブッキングコムで調べてみたら結構な数の宿がヒットしました。


さらにその10分後、Strara Pazovaという町のバスターミナルで5分ほど停車。

Strara Pazovaを出発後、ほどなくして広義な意味でのベオグラードに入りました。

お、お前はロマ!?!?
社会人になって旅行したハンガリー、チェコ、スロヴァキア、ウィーンでは見かけなかったので、卒業旅行の〆のアテネ以来、6年ぶりの再会でした。
考えてみれば、セルビアのお隣には彼/彼女たちの語源たるルーマニアがある訳ですから、ロマがいてもおかしくはありません。

さて、ノビ・サドを出てからここまで100分くらい。
前情報ではベオグラードまで1時間ちょっとと聞いていたので、遅延なしで純粋にこれくらいの時間乗ってるなら運賃840ディナールも割安感があります。
と、それはさておき、どうやらベオグラードでもデモやってるみたいですね・・・
これは嫌な予感が・・・

デモが引き起こす渋滞に巻き込まれ、結局ノビ・サドを出てちょうど2時間くらいでベオグラードのバスターミナルに到着しました。
ベオグラード新バスターミナルから市街地へ

筆者もこの時はじめて知ったのですが、コロナ前の旅ブログによく登場する旧バスターミナルは営業を終了し、今はグーグルマップでUnder Constructionと書いてある新バスターミナルターミナルが元気に営業しています。
というかもう1年経ってるのにまだUnder Constructionの文字が消えてないの・・・

バスターミナルの建物、また市内バス乗り場には、改札を出てプラットフォームの外壁を廻り込むような感じで移動します。
ちなみにプラットフォームのトイレなのに、ここのトイレはやたら清潔でした。
いくらセルビアが日本人にとってマイナーな国であっても、このあたりは東南アジアとヨーロッパの差を感じますね。気候の問題もあるとは思いますが。

バスターミナルのオフィスは高架下にあります。
新バスターミナルはベオグラードの新市街にあり、鉄道駅「New Belgrade」に隣接している形です。


こんな感じの建物ですので、ベオグラードから他の都市、他の国に行かれる方はご参考ください。


写真奥に見えるのが恐らくNew Belgrade駅です。
市内バス乗り場は、高架をくぐったところにあります。

行き先にもよりますが、旧市街に行くなら基本的に1回は乗り換えが発生します。
ベオグラードのバスはグーグルマップにちゃんと反映されているので、乗り換え案内は各自お調べください。

↑普通に近代的なバス車内

悪い予感は的中するもので、学生たちのデモにより市内の交通は完全な麻痺状態。
バスに乗って10分くらいで「これ以上進めねぇやぁ!」と運転手が叫び、乗客は自由を求めて各々旅立って行くのだった・・・
筆者もその後、動いているバスに乗る→すぐに停まる、を繰り返し、通常50分のところ、実に1時間半もかけてようやくゲストハウスに到着しました。
ノビ・サド、ベオグラードで数日間に渡ってデモを見てきた私に言わせると、デモ参加者の大半はお遊びです。
「俺、仲間とでっかい事してっからな、この青春の時は一生だかんな」と集団心理で気が大きくなっているようにしか見えません。
実際、ノビ・サドではピカチュウの着ぐるみ着た人がいて最初はお祭りなのかと思ったくらいですし、「わたくし、大志を抱いているので!」と正しい表情で道を封鎖しているベオグラードの女学生はスマホをいじって「同志」とお喋りするだけ。
あなたが封鎖しているその道を通らないと、私は観光地に行けないんですがね。
旅行者なのであまりこんなこと言いたくはないですが、ただただ迷惑です。
君らの就活が全滅することを祈っているよ・・・
コメント
バスのスケジュールを聞くのに少し手こずった以外は難易度低めの移動でした。
ぶっちゃけこの移動の肝は、ベオグラードに着いてからのデモの有無に懸かっています。
あれから1年、遠く離れた日本の地で、デモの参加者たちが心を改め、本当の意味で世のため人のためになるべく、勉強に取り組んでくれていることを祈っています。
↑ベオグラードのゲストハウス情報