3度の飯と塩顔ショートカットの女が何よりも好きだけど、それと同じくらい風呂が好きな僕。
会社の寮では湯船に浸かれないので、国内旅行の時はここぞとばかりに地元のスーパー銭湯に赴きます。
そして国内旅行と同じくらい、入浴のチャンスがあるのが韓国旅行です。
前回(1年前)の釜山旅行の時、「入浴したいなら、チムジルバンじゃなくても銭湯ならいくらでもあるのに」と観光案内所のオバちゃんに言われました。
その時は釜サウナを体験したいからチムジルバンに拘ったけど、「チムジルバンでも十分ディープなのに、地元の銭湯ってどんなんなんだ・・・?」と思ったのを覚えています。
そして今回、1年ぶりに南浦洞の街を歩いている時、僕は見つけてしまったのです。
そう、温泉マークをね。
韓国だとモーテルに温泉マークが使われることもあるのですが、建物の様子的にここは銭湯でしょう。
居ても立っても居られなくなった僕は勇気を出して突撃。この日は他の予定があったので、翌朝に朝風呂しに来ることを約束したのだった・・・
今回は、釜山の南浦洞エリアにあるローカル銭湯、금강스파をご紹介します。
ちなみに銭湯の韓国語は목욕탕。
ハングルを読める人ならピンとくるかと思いますが、목욕はモクヨクと発音します。つまりは沐浴です。
Information
訪問日
2024年2月
住所
22-1 Bupyeong-dong 3(sam)-ga, Jung-gu, Busan
営業時間
6時〜20時半(前後一時間くらいズレてるかも)
料金
大人 9000ウォン
小人 7000ウォン
メモ
女湯あり
アクセス
立地としては、海の方から伸びているJunggu-ro沿い。
最寄り駅は地下鉄のチャガルチ駅になると思いますが、南浦駅からBIF広場や国際市場などを散策しつつ向かうのもおすすめです。たぶん南浦駅から20分くらい。
食べ歩きで有名な富平カントン市場が反対車線側(チャガルチの海を背にして右車線側)にありますが、市場も入り組んでいるので、写真のところに出られるかは若干運が絡みます。
南浦洞界隈に泊まっていて금강스파にどうしても行きたい場合は、下手に市場を歩かずJunggu-roを地道に歩いて行くのが確実です。
銭湯自体は雑居ビルの中にあって地味なので、富平カントン市場側の道を歩いて反対車線の銭湯マークに目を光らせるのが一番分かりやすいかと思います。
コンビニとパン屋の間を通り
こちらが銭湯の入口になります。
利用方法
受付で大人9000ウォンを支払い、脱衣場のロッカーと共通の番号の靴箱に靴を入れます。
日本の町銭湯が500円程度で入れることを考えると、チムジルバンでもない普通の銭湯が1000円ちょいというのは少し高く感じますね。
地元の人は回数券とか買っているのでしょうが、日常的に銭湯で約1000円を消費しているのであれば意外と経済事情は良いのかもしれません。
支払い後、エレベーターで浴場へ。
受付の姉御とオモニは、少々の日本語・英語を話します。
ロッカーは物理的キータイプ。
床はオンドルで、湯上がりでも暖かいです。
なぜか脱衣場の横に床屋があったのですが、日本のスーパー銭湯にマッサージ屋や美容室が入居してる感じでしょうか。
個人的には、おっちゃんが腰に巻き付けたタオルを振動マシーンに繋いでエクササイズしてるのがツボでしたww
風呂の様子
風呂場では流石に写真は撮れなかったので、文字で解説。
湯船は高温風呂、41℃くらい、ぬるめ、ジャグジーの計4つで、それぞれ4人くらいは入れる広さです。
慶州で行った銭湯は結構熱めの浴槽しかなかったので、ぬるめの風呂でのんびりできたのは嬉しかったですね。
あとは釜サウナじゃない普通のサウナと、韓国の銭湯でお馴染みのプールみたいな水風呂。
僕は南浦洞のゲストハウスから朝風呂で行ったのですが、常連らしき地元のおっちゃんを眺めつつ、入浴とゆったり流れる時間を堪能しました。
注意点ではないですが、耳なし芳一ばりの密度で入れ墨をしている中年男性がいました。
韓国ではお洒落でタトゥーをしている人は珍しくないけれど、そのガチ感から恐らくは本職の方と思われます。
ただ別に攻撃してくる訳ではないし、地元のおっちゃん達も特段気にすることなく寛いでいました。ある種のアウトローさと共存しているのが、釜山という街なのかもしれません。
コメント
ぬるめの浴槽があるのが最高。後に予定がなければ2時間くらいのんびりしたかったです。
韓国の銭湯はどこもタオルが無料なので、観光の途中に手ぶらで飛び込めるのも嬉しいポイント。
南浦洞、チャガルチに泊まっている人は、朝の散歩のついでに朝風呂を楽しむのがベストかなと思います。
銭湯はローカル感を味わうのにある意味一番のアクティビティと思っています。その土地に溶け込むような旅がしたい人には特におすすめです。
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