釜山は大変魅力的な街ですが、成田行きは遅い便でも11時発(チェジュ航空)、エアプサンだと8時発と、何とも旅行者泣かせのフライトスケジュールです。
市街地から空港までは地下鉄とライトレールで1時間ほどかかるため、早朝便に備え空港近くでの前泊も視野に入るかと思います。
私自身、昨年の会社同期との旅行では西釜山流通地区駅のAir Sky Hotelというホテルに泊まりました。
空港駅から一駅で交通至便、部屋も快適でしたが、一人で泊まるには少々高級過ぎます。
そこで今回は、軽電鉄の徳斗駅からほど近いゲストハウスに泊まってみました。
ネットの情報は乏しいですが、利便性は抜群の良い宿です。
それではご覧ください。
Information
宿泊日
2024年3月19日〜2024年3月20日 (一泊二日)
住所
3133-3번지, Gangseo-gu, Busan
宿泊料金
・男女別ドミトリー 23000ウォン
※ブッキングコムから予約時の料金
・個室 38000ウォン〜42000ウォン程度
※ブッキングコム、また玄関に置いてあった宿泊者名簿(ホワイトボード)からの推測
予約
一応ゲストハウスのホームページもあるが、ハングルなのでブッキングコムの方が分かりやすい
レセプション
チェックイン 15時〜0時
チェックアウト 〜11時
Wi-Fi
部屋ごとにあり、速度は早い
メモ
ブッキングコムの登録名はAirport guesthouseだが、グーグルでは「釜山 空港下宿」と検索すると出てくる
アクセス
釜山−金海軽電鉄「徳斗駅」から徒歩3分
Air Sky Hotelがある西釜山流通地区駅とは、空港駅からそれぞれ一駅目という関係です。
駅を出たら陸橋を渡り、左の階段(エレベーターがある方)から地上に降ります。
地上に降りたら直進
少し歩くとガソリンスタンドがあります。
ガソリンスタンドを通り過ぎると右手にゲストハウスが見えます。空港近くのあまり人通りも多くないエリアですが、ガソリンスタンドのお陰で22時くらいまでは結構明るいです。
ガソリンスタンドの閉店後はさすがに暗くなりますが、実は陸橋のエレベーターの近くに警察の派出所があるので夜遅くでも治安は保たれていると思われます。
空港行き(沙上方面)の時刻表はこちら。
ブッキングコムのクチコミを見るに前は空港送迎があったようですが、宿のオモニ曰くご主人が怪我をしていて送迎は難しいとのことでした。
とはいえ駅は近いし早朝でも軽電鉄は頻発しているので、寝坊さえしなければ余裕でフライトには間に合います。
筆者は6時20分に宿を出て、26分の電車に乗ることができました。
早朝のホーム。
徳斗から26分の電車に乗ったのは筆者だけでした。
まぁ、普通の旅行者は沙上から乗ってくるし・・・
徳斗駅にはコンビニなどはなく、トイレと自販機があるだけのシンプルな駅です。
部屋
ブッキングコムの写真を見るに2人ドミと4人ドミがあるようで、筆者は2人ドミでした。
ルームメイトは留学中の娘さんに会いに来たインド人のおっちゃん。とてもフレンドリーな方で、旅の最後に交流ができて楽しかったです。
テレビやドライヤーもあります。
バスタオルとペットボトルの水が支給されるのも嬉しいポイントです。
コンセントも枕元にあるので充電も楽でした。
トイレとシャワーは室内にあります。
少し蚊が多いのと、下水の匂いがするのが気になりますが、まぁ新興国の安宿で鍛えられている人なら問題なし。
共用スペース&サービス
玄関はこんな感じ。
絵本的なファンシーさがあります。
宿のホームページに載っている写真も洒落ている感じで、韓国らしいスタイリッシュさを期待していましたが・・・
実際はこんな感じです。
アットホームさや建物の古さを例える時によく「おばあちゃん家みたい」と言いますが、まさにそれ。
ちなみにこの台所の机を共用リビングとして使えますが、ここで寛げるかというと・・・
ただこの雑然さも含め、ホームステイしてる感じが堪らないのです。
ここが朝メシ会場にもなるのですが、ゲスト用の飯に並んで宿主達の晩飯の残りが置いてありますからね笑
オモニは英語を話せない代わりに、音声通訳アプリを駆使して一生懸命コミュニケーションを取ろうとしてくれます。
帰国の直前にこういう温かい交流の時間を過ごせて、最後に良い思い出になりました。
食事
夜のうちからセルフの朝食が用意されています。
僕はトーストにヌテラ塗ってもそもそ食べました。
冷蔵庫には牛乳もあります。
コンフレークやカップヌードルもあります。
今回の旅行で泊まった3軒のゲストハウスはみんな朝メシ付きで、どこもバンとコンフレークがメインでした。
カップヌードル食べたかったけど、さすがに寝不足の朝5時半には身体が受け付けない・・・
周辺環境
近くにはコンビニはないというクチコミがありましたが、実際は徒歩2分のところに大手のCUがあります。
23時に行ってもホットフードやおにぎりなど品切れになっておらず、ドライブ途中の若者などが利用していました。
空港近くということもあり、やや寂れた感じの少々特殊な雰囲気のエリアです。
芝山千代田駅の近くに似てるなーと思いました。
一方で駅から少し離れると団地・住宅が、駅の近くにも整備場や工場があり、意外にも飲食店が結構ありました。
19時くらいに来れば案外賑わっているのかもしれません。
派出所のお陰でそこまで危険な感じはなかったので、夜中にちょっとだけ町歩きしてみました。
遠くの方に高層団地、あるいは商業ビルがあります。
翌朝、軽電鉄で空港に向かう時にも団地群が見えました。
唯一この時間でも営業している雰囲気の店。
他にもカフェや郵便局、海鮮レストランなどがありました。次に泊まる時はここで夕飯にしたいな。
↑24時間やっている無人アイスクリーム屋さん
管制塔は、光の映り込み(同期O命名、DAIGOエフェクト)が激しいので翌朝に撮影。
朝焼けに照らされた山陰を眺めながら、2024年3月の韓国旅行を終えたのでした。
コメント
早朝便の利用時、これほど心強い立地はないでしょう。
東京→釜山の就航便は選択肢が少ないですが、他の都市や国から夜に釜山に到着した際の宿泊にもいいです。
お祖母ちゃん家みたい、建物の造りが古い、といっても手入れや掃除はきちんとされています。
玄関にある宿泊者名簿には日本人女性の名前もありましたし、田舎に帰ったつもりで過ごせば全然泊まれます。
ただ泊まるだけではなくオモニとの触れ合いも思い出に残るので、次も一人旅の時はここに泊まりたいと思いました。
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↑西釜山流通地区駅、Air Sky Hotelの宿泊記はこちら