前回の旅行記
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Day4
明け方・・・と呼ぶには早すぎる、4時前くらいに目覚めると、ブハラまであと少しというところまで来ていました。
めちゃくちゃ眠いですが・・・
今回の旅では会社同期Tが夜行電車の旅をすごく楽しみにしていましたが、それは僕も同じ。
思えば4年前の夏休み、ウラジオストクのゲストハウスで知り合い一緒に観光した女子大生(当時)がシベリア鉄道などを延々と乗り継いでパリまで行くというので、夜に駅までの護衛を買って出たものです。
当時の僕は社会人になりたてで、2週間以上の鉄道旅に出るという彼女がとても眩しく見えました。
今回の夜行電車は8時間のショートトリップではあるけれど、それでも一つ過去を清算できたような、感慨深いものがありますね。
↑車掌さんと記念撮影
なお、件のJDはどうも僕の大学の先輩が勤めている会社に入社されたらしく、久々にお会いした先輩に「ロシアで女の子口説いたんだって?笑」と言われた度肝を抜かれたのはまた別のお話。
口説いてはない、断じて。
そんなこんなでブハラに到着。
ブハラ自体には駅がないので、正確には隣町にあるカザン駅がブハラのゲートウェイとなります。
そして驚くべきは時間の正確さ。
ウズベキスタン国鉄のアプリで検索できる時間と5分もずれていないのです。
この手の国、というとクソデカ主語になりますが、これまでバスは電車は遅れて当たり前という国を旅行することが多かったので、ウズベキスタン国鉄には感服しました。
この列車はブハラを出たあと、南下を続けてウルゲンチ方面に行くはずですが、早朝にも関わらず大勢の人がカザンで降りているのにも驚きました。
時間に正確とはいえ列車の本数自体は需要と供給が追いついてない状態。なので早朝だろうと人が集中するのかもしれません。こんな時間にバスもなさそうですが。
そういう訳で、バスが動き出しそうな時間までカザン駅の待合室で休憩します。
コンセントもあり、何脚かのベンチを占領して横になれるのでそこそこ快適です。
駅はがらがらと思いきや、逆に早朝カザンを発つ人たちが結構いるので危険な感じはしません。
むしろ近くに座っていたボーイスカウトらしき一団は、早朝の駅で眠そうにしてるジャップ(筆者と同期T)のことを興味深そうに見ていましたね。
2時間ほどカザン駅でうだうだ時間を潰し、日が昇ったのでぼちぼち町に繰り出します。
実に爽やか!
いつもなら死にそうな顔でワイシャツに袖を通す時間に朝日を浴びる快感!!
↑ロータリー
↑駅舎
とりあえず、タクシーの客引きをYandex!の一言で黙らせつつバス停へと向かいます。
バス自体はあっさり発見。
ですが人が集まるまで出発はお預けです。
TはYandexも・・・と言っていましたが、そこにバスがあるからと僕が強硬に主張してしまい、今思うと大変申し訳ないことをしたなー、と。
だいたい20分くらい車内で待ってようやく出発。
タシュケントから南下したからか、地元の方々の顔つきを見ると明らかに旧ソ連っぽさが減って、イランとかそっち系に近くて興味深いです。
ラビハウズに行きたい!とバスに乗る時に運転手さんに伝えたら、幹線道路沿いのバス停で降ろされました。
近くの道が旧市街に続いているそうです。
↑町並み
↑町並み
旧市街に向かいます。
緑が多くて道の状態も良くて歩きやすい・・・けど暑い上に寝不足なので結構しんどい。
僕はこの手のシチュエーションに慣れてるのであれですが、Tはしんどかったことでしょう。
すまねぇ
メドレセを模した、または使われなくなったメドレセをリノベしたようなブティックホテルがたくさんあります。
↑ドネーションボックス?
そろそろ旧市街の入口です。
↑道
ザ!旧市街って感じですねぇ
早く観光したいけど、まずは宿に荷物置かないと。
旧市街にはたくさんのお土産屋が並んでいます。
さすがにこの時間じゃ開いてませんが。
うおーー
うおーーー!!
↑緑豊かな道
旧市街に入ってから15分ほど歩くと、一気に観光地っぽさが薄れて普通の住宅街になりました。
この「砂漠の町」感がある路地が堪りませんな。
今宵の宿、デルヴィッシュに到着しました。
まだ7時半なのに、荷物預かりどころかチェックインまでさせてくれて大好きです。
ベッドに荷物を置くとすぐにチャイを出してもらえるのも高評価です。
このまま中庭で朝メシにします。
昨晩、タシュケントのミニマートで買った物です。
↑ヌテラ的なチョコペースト
↑サラミ
宿のキッチンで包丁貸してくれました。
↑中庭で爆睡するT
つづく