韓国第二の都市・釜山。
ソウルと比べるとどこかノスタルジックで、海に寺に市場に、と観光資源も豊富な街である。
僕にとって今回の釜山旅行は8年ぶりの韓国で、アフターコロナ3回目の海外旅行となる。
今回は、数多の飲食店や商業施設が集まる、西面(ソミョン)というエリアを歩いた様子を紹介したい。
アクセス
地下鉄1号線 2号線の西面駅 下車
まち歩き(一日目)
西面駅の改札を出たら、地上に出る前にまずは西面モールという商業施設を冷やかしていこう。
アジアによくある、地下鉄駅と連結した商業施設。
取り扱いアイテムは服やアクセサリー類が中心で、どちらかというと女性向きのラインナップ。
一方、スマホ屋や小物を扱う店もあるので、ただ眺めてるだけでもそれなりに楽しめる。
LINEのキャラクターに代表されるように、韓国はそういったマスコットとか小物のセンスが良いからね。
途中、噴水を取り囲むようにベンチが配置された休憩スポットもある。
僕は5日間使い放題のプランでSIMを買ったので使わなかったが、Wi-Fiも使えるらしい。
西面モールを歩いたら、適当なところで地上に出る。
歴史的な名所という訳でもないので特にバックグラウンドなどは解説しないが、とりあえず飲食店や雑貨屋が死ぬほど並んでいる、新宿や渋谷のようなエリアだと思えばいい。
ロッテ百貨店の方にある、大箱のスタバ
飲食店は無数にあるものの、韓国の飯屋は基本的に一皿のポーションがデカいので、意外と一人で入れるような店は多くはないというのが正直なところ。
後述するが、カルグクス(うどん)やテジクッパ(豚スープ)の店は一人でも気軽に食事できるのでそれらを利用するか、屋台で食べ歩きするのがおすすめ。
たいていの店には日本語メニューもある。
あるいは、西面市場の中の食堂や飲み屋で食事するのも良い。ローカル度満点。
僕はビールにチヂミ、肉たっぷりのプルコギにご飯まで頼んで20000ウォンだった。
西面市場の食堂については、慈善活動だと思ってこちらの記事を読んでいただきたい。
エクストリームジョブという韓国映画が好きで、チキンとビールを一杯・・・と思ってフライドチキン屋に入ったところ、小でも20000ウォン、さらに写真を見る限りこれだけで戦闘不能になるほどの量を出されることは明白だったので、泣く泣く諦めた経緯がある。
それを考えると、韓国料理の代表格みたいな2品にビールで頼んでチキンと同じ値段なのは、一人旅的にとてもありがたい存在と言えるだろう。
韓国のカフェはレベルが高いと何回かブログで書いてきたが、西面にも小さなコーヒースタンドから
チェーンまでカフェは非常に多い。
西面のメインの繁華街からは少し離れるが、お洒落なカフェが集まる田浦カフェ通りというエリアもあるらしいので、コーヒー好きは行ってみて欲しい。
西面市場のあるブロックから横断歩道を渡ると、巨大なロッテ百貨店が目に入る。
そして、ロッテのまわりには西面屋台通り(ソミョンポジャンマチャチョン)が広がっていて、トッポギとかを肴に一杯やれる。
僕の探し方が悪かったからだと思うのだが、スナックというよりはガッツリ海鮮!みたいな屋台が多く、今回は残念ながら見送りとした。
韓国人女性は、一重で色白で小生・・・間違えた、僕の性癖にガン刺さり。
特に、ウィキペディアの宣材写真が撮影された頃のイ・ヨンエ(当時35歳)や、「今、私たちの学校は」(韓国の傑作ゾンビドラマ)のアーチェリー部主将の先輩がタイプです。
路地にもお店はたくさんある。
軽電鉄の駅がある沙上の繁華街に比べると、そこまでアダルティな雰囲気もないので気軽に歩けると思う。
三谷幸喜のザ・マジックアワーに出てくる町をギラつかせた感じというか、賑わっているけどどことなく箱庭的なアットホームさもあるというか、、、
カラオケ
色々なエンタメ施設が入居したビル
どことなく就活狂想曲的な画風
たぶん、うさぎモチーフのカフェ
改めて、韓国のエンタメのレベルは高いと思う。
そして今回の旅で感じたのだが、ハングルのお陰で適当な写真を撮っても映えるのである。
回怪奇譚のMVなどがいい例だが、文字というのはある種のアートと言えるだろう。
猫かわいい
屋台もあれば場末の食堂や焼肉屋もある。
コーヒースタンドもあればお洒落カフェもある。
この、その日の気分に合わせて店選びができる選択肢の広さ、好きだなぁ
韓国では、天ぷらをトッポギのタレにinして食べるのが流行っているらしい。
適当に食後の散歩を楽しんで、21時くらいに退散。西面モールがちょうど店じまいするタイミングだった。
まち歩き(二日目)
二日目は、会社の同期と一緒に。
まずは夕食を食べようと有名なカルグクス屋に行ったところ既に閉店していたのだが、仕方なしに入った近所の店が大当たりだった。
4組入れば満員になるような場末の店だけど、水商売風のお姉さんやカップルなど、地元の人が思い思いに夕飯を食べていてローカル度満点。
肉も入ってない、麺と葉っぱだけのシンプルなうどんが何でこんなに旨いのだろう。
この店はいつか記事にしたい。
食後は気ままに夜の散歩。
釜山好きだな〜
目についた店の全てに入れないのがもどかしいぜ。
釜山はヤクザが多いとも聞くけど、普通に地元の人が歩いている時間に、人通りが多い道を歩く分には問題ないと思う。
派手派手で笑ってしまった。
釜山はまた何度でも行きたい。
スシローやユニクロが入居してるビル。
韓国のスシローもいいけど、中国のスシローを皆さん応援してください。
こういう構造がいいんだよ!と同期を待たせて撮影したけど、光が邪魔・・・
珠世としのぶに薬を盛られたあとの無惨様みたいなカラーリングのシンプソンズ
楽しい散策だった。
なお、カルグクスを食べたエリアはテジクッパ通りと呼ばれていて、その名の通りテジクッパの有名店がたくさん並んでいる。
早朝から営業しているお店も多いので、朝から釜山名物を楽しめるぞ。
感想
気軽に散策でき、一人で飯を喰える店もそれなりに多い、夜に暇を持て余してる時に行ったらとりあえず退屈しないエリア。
一方、飲み食い買い物に振り切っているので、生活感などはない。
ネオンに照らされたハングルのお陰でフォトジェニックなシーンは多いけど、南浦洞のような面白さには乏しいかもしれない。