[Day3]
予告の通り、3日目の今日は人生初のサファリに挑戦します。
ホテルのビュッフェ朝食。
バリバリの西洋風ですが、目の前でオムレツを作ってもらうのは何歳になっても興奮するものです。
朝食後にホテルを出発してからたった20分、かつ国立公園でも何でもない場所にバッファローの群れがいました。
ジンバブエも相当に野生の王国ですが、今日のサファリ会場はお隣ボツワナとなります。
ヴィクトリアフォールズから1時間半ほどでイミグレに到着しました。
日本人は90日以内の滞在ならビザは不要なので、入国審査もあっさりしたものです。
ボツワナはダイヤモンド産出国のため比較的潤っている一方、エイズの感染者数が世界トップクラスという負の側面もあります。
確かに心なしかジンバブエより道が整備されている気がしますね。
このへん、極度のインフレーションで財政破綻したジンバブエとは対照的な気がします。
ホテルから2時間ほどでサイトに到着しました。
まだサファリは始まっていませんが、早速イボイノシシが出現。
ウェルカムドリンクとお菓子を頂きました。
午前中のプログラムはリバーサファリです。
大学生の時、ネパールでしたボートサファリがだいぶプアだったので、一抹の不安はあります。
とは言え船の豪華さもガイドの戦闘力もネパールのそれとは比べ物になりません。
やせいの オーダイルが とびだしてきた!
出港から5分ほどで早速ワニが出現!!
ワニは前日のザンベジ川クルーズでも見てますが、船からの距離が段違いなので迫力・感動は数倍です。
やせいの カバルドンが とびだしてきた!
動物までの距離が遠いとやはりスマホで撮影では限界がありますね。
記録として、SNS用としてどうしても写真を残したくなりますが、サファリでは写真に固執せずに生き生きと動く動物を目に焼き付ける、が正しい楽しみ方なのかもしれません。
このような湿地帯を進んでいきます。
さて、アフリカと言えばサファリを思い浮かべる方も多いと思いますが、有名どころとして挙げられるのはケニアのマサイマラ国立保護区やタンザニアのセレンゲティ国立公園でしょう。
チョベ国立公園の知名度はケニアやタンザニアの国立公園に比べるとそれほど高くないかもしれません。
しかし、チョベ国立公園はある点において明確にそれらの国立公園に勝っています。
やせいの ダイオウドウが とびだしてきた!
そう、象です!
実はチョベ国立公園は、象の生息密度が世界一として知られています。
タイトルでネタバレしてるというツッコミはNG
遠くにインパラ的なサムシングの群れがいますが、正直どの動物か見分けがつきません。
インパラか、リードボックか、スプリングボックか、、、
遠方にカバの親子がいました。
余談ですが、このチョベ国立公園はいくつかのエリアに分かれており、ヴィクトリアフォールズからのアクセスがいいのは僕がいるチョベ・リバー・フロントになります。
また、ジンバブエ・ボツワナ・ナミビア・ザンビアの4カ国がチョベ川を挟んで隣接する地点があり、そのままフォー・ポイントコーナーと呼ばれているみたいですね。
こちらは別個体のカバ。プリケツがエロいです。
メタボ体型かつ愛嬌ある顔のカバですが、実はライオンやワニをもねじ伏せるサバンナ屈指の戦闘狂でもあります。
また陸上では時速40kmとその巨体にそぐわぬスピードで走れるため陸上選手でもないと逃げるのは困難であり、実際にアフリカでは年間500人がカバに襲われて命を落とすのだとか。
まぁ草食動物なので自分から積極的に人を襲いに来る訳ではないでしょうが、万が一遭遇してしまったら死を覚悟する他ありませんね。
カバもいいですがチョベでの主役は象です。
射程距離外につき写真はないものの、この写真のポイントに至るまでに既に何十頭もの象を見ています。
それでも飽きる気配がありません。
もう一度言います。飽きる気配がありません。
僕にとっての象は動物園の象か、東南アジアで観光客を乗せるために飼育されている個体。
要はアクティブな象は見たことがありません。
その象が、何体もの群れを成して目の前にいる。
紛れもない野生の王国のダイナミズムですが、ここまでたくさんの象がズンズン歩いているとむしろ現実味がありません。
野生を生きる完全なる首長竜リアルなはずなのに、映画のセットを見ているかのような感覚に陥ります。
どのツアーにするか決める際、母は「動物を見るならケニアがいい」と散々言いました。
しかし、自分を貫いた結果、ここチョベで素晴らしい景色を見ることができました。
もう一度言います。
象、最高。
飽きる気配は、まるでなし。