[Day2]
送迎バスに揺られること20分、ヴィクトリアフォールズの町に到着。
その名の通りヴィクトリアの滝観光によって成り立っている町であり、高級ホテルやゲストハウス、西洋人が好きそうなバーレストランが並んでいます。
言葉を選ばずに言うならディズニーランドみたいな町ですね。
ぶっちゃけアフリカらしさは皆無です。
僕が泊まったのは世界遺産のグレート・ジンバブエ遺跡を模したホテル。平たく言えば高級リゾートの分類に入ります。
少しだけ休んだらヴィクトリアの滝へ向かいます。
久方ぶりのパックツアーですが、はっきり言って楽すぎます。
待ち時間もなく、乗り場探しで迷うこともなく、しつこいタクシードライバーと格闘することもなく、冷房の効いた車でサクッと移動できるのは至極快適。
もっとも、あまりに楽でアフリカにいる感じがしませんが、まぁディズニーランドだから仕方ない。
ヴィクトリアの滝はザンベジ川を基とする世界屈指の瀑布であり、ジンバブエとザンビアに跨っています。
ガイドの先導で滝に向かいましょう。
ちなみにパックツアーではありますが団体旅行ではないので、ガイドに僕ら家族のフォーマンセルでの観光です。
ゲートから滝までは5分ほど歩くのですが、この時点でゴゴ・・・ゴゴゴゴゴ・・・!とジョジョのような効果音が絶え間なく響いており、否応なしに気分が高まります。
これまでの旅で、万里の長城やボルネオ島、ボロブドゥールなど巨大建造物や大自然の類はそれなりに見てきたつもりです。
このアフリカ旅行の後もミントヒルズやペルセポリス遺跡など、同級生に比べたら、世界中の絶景と呼ばれるものを多く見てきた自負があります。
その数々の絶景の中でも、雄大さという意味ではヴィクトリアの滝はダントツのトップです。
地の底から湧き上がるような爆音。
秒単位で滔々と流れ落ちようと衰えることのない莫大な水量。
視界いっぱいに広がる瀑布。
地球という星のダイナミズムは我々の想像を遥かに超えており、それを表すにはどんな言葉も陳腐になってしまいます。
半端ねぇ。
心からのその一言でむしろ十分なのです。
ヴィクトリアの滝はイグアスの滝(南米)、ナイアガラの滝(北米)と共に世界三大瀑布に名を連ねています。
地球の歩き方によると、滝幅1700mのうち、ザンビア側が1200mを領地として持っており、ジンバブエ側は500mしかありません。
しかしながら、公園の広さや大パノラマという視界的なアドバンテージにより、旅行者にはジンバブエ側の方が人気があるみたいですね。
もっとも、ビザの取得や移動が容易なこともあり、大半の旅行者はジンバブエ側とザンビア側どちらも見学するとは思いますが。
アフリカは土地柄、雨季と乾季がはっきりしていますが、僕が訪れた8月はまさにベストシーズンだったみたいですね。
乾季の存在から年間の水量は3大瀑布の中では最下位に甘んじているものの、滝の落差ではヴィクトリアフォールズ滝がトップです。
公園内はトレイルも整備されており、バブーンが平気な顔して歩いています。
余談ですが、当時使っていたスマホが激しく壊れているため、この旅の写真は画質最悪ですがご容赦ください。
イボイノシシの群れもいます。
ディズニーランドと揶揄しましたが、流石に舞浜とは違いますね。
大満足のヴィクトリアの滝観光の後はザンベジ川クルーズに挑戦します。
ジンバブエのローカルビールを頂きます。
アフリカ大陸の川というとナイル川が有名ですが、ザンベジ川も負けてはいません。正確にはアフリカ第四の川です。
ダイヤモンド産出国として有名なアンゴラ村長の奥地を水源に持ち、ザンビア→ジンバブエ→モザンビークと旅を続けてインド洋に流れ込みます。
スナックとしてワニバーガーを頂きます。
ワニはオーストラリアでも食べたことがありますが、良く言われるように鶏肉と大差なく常食したいくらいです。
アフリカの川ですので、もちろん生きたワニがいます。
オーストラリアやネパールでも見ているので興奮度はそれなり。
カバだっています。
野生のカバは初めてなのでこちらは大興奮!
美しい夕日。
なお、この翌日にボツワナでのサファリを控えているので、動物達の写真は次回以降の記事でご紹介します。
夕食はホテルのビュッフェを頂きます。
写真が悲惨なことになっていますが、元より写真映えしない茶色い肉が中心です。
どうしてもこういったリゾートホテルだと、コロニアル的な西洋人向けのゴッツい肉料理がメインの食事になりますが、筆者的にはむしろOKです。
肉と米があれば他は何もいらない。何も違わない。
次の記事ではいよいよサファリの様子をご紹介します。