【宿情報】廃駅を完全再現した鉄分豊富な宿/天塩弥生駅(名寄)

ブログ読者の皆様

いつも大変お世話になっております。
「世界の町で朝メシを喰う」です。


掲題の件、名寄で宿泊した民宿「天塩弥生駅」をご紹介します。筆者が愛してやまない「とほ宿」の加盟宿であり、とほ宿の中でもひときわユニークな宿として有名です。

それではご覧ください。

Information

HP
https://teshioyayoista.jimdofree.com/

宿泊日
2025年8月9日(土)〜8月10日 (日)

住所 
北海道名寄市弥生166-4

宿泊料金
男女別相部屋 4000円
朝食 +1000円
夕食 +1500円

※冬季は暖房代+300円

レセプション
チェックイン 16時〜21時
チェックアウト 〜9時半

メモ
2025年9月現在、2名定員の男女別相部屋1つずつの定員計4名で営業。繁忙期を外せばグループでの個室利用も可。

アクセス

名寄駅からジェイ・アール北海道バス深名線で、バス停「天塩弥生」下車。乗車時間15分、230円。

乗り場は名寄駅を出てロータリーの左側です。


ただし宿のホームページにも書いてあるように本数が極めて少ない(チェックインを考えると実質的には後ろ2便だけ)ので、事前に宿主・富岡さんとネゴっておけば往復ともに送迎はしてもらえます。  

路線を残すという観点で、これらのバスに乗れるなら乗っていただきたいというのがバックパッカーからのお願いにはなりますが。


裏技としては、駅前(深名線バス停の横)にある観光案内所・よろーなでママチャリを500円/日でレンタルできるのですが、一晩通しで借りても割増料金が無いので、計1000円で2日間借りてチャリで行くという方法もあります。


名寄市内の有名な観光地で言うとサンピラーパークがありますが郊外、またイオンやロードサイドの飲食店は駅から徒歩20分くらいのエリアにあるので、観光を兼ねてサイクリングで移動するのは結構おすすめです。


↑果てなく続く1本道と農村の風景で北海道を感じる

宿の様子

いつもなら最初に寝室の紹介をするところですが、天塩弥生駅は話が別。

天塩弥生駅はその名の通り、路線ごと廃線になった「天塩弥生駅」の跡地に建てられた宿です。


サムネの写真が宿の外観ですが、ポイントは「天塩弥生駅」の駅舎をリノベしたのではなく、ヴィンテージの趣きを出せる素材をわざわざ買ってきて当時の駅舎を完全再現したということ。


なので建物自体は見かけこそ年季が入っているけれど、平成の技術で建てられているので館内は普通に快適です。


ただ館内に冷房は無く、名寄は昨今の異常気象が叫ばれる前から夏はきっちり暑い地域だったので、夜は少し寝苦しいかもしれません。(扇風機はちゃんとあります)


風呂とトイレはとっても清潔。


談話室、フロントも駅の待合室を完全再現していて、鉄道にそれほど興味が無い筆者も楽しめました。

こういう趣味全開の空間って良いですよね。


天塩弥生駅や深名線以外にも北海道国鉄関連の物が多く飾られており、特大のジオラマを展示している旅の轍とはまた違うベクトルで鉄道の世界に浸ることができます。


繰り返しですが、廃駅に残された物をそのまま使っているのではなく、わざわざ各地から揃えていますからね。

富岡さんは元車掌さんなので普通の人に比べて鉄道への愛は当然深いのですが、それでもその情熱は並大抵のものではありません。


夕飯は駅呑み会と称し、他のお客さんや富岡ご夫妻との歓談タイムが設けられています。

富岡さんは元車掌なだけでなく数年前まで名寄市内の市議もやられていたので、話題豊富なお方。


またこの日は私の他に男性ライダー1名、女性1名が泊まっていましたが、皆さんとほ宿がお好きな方だったので、旅話も大いに盛り上がりました。


飲み会の写真は宿のFacebookにアップされているので、興味のある方は見てみてください。

この手の宿での交流が好きな方は、写真見て「あ、楽しそうだな」ってなると思います。

食事

    

富岡さんの奥様は元栄養士とのことで、天塩弥生駅の食事はとても健康志向!

色合い的にも派手さは無い素朴は家庭料理ですが、野菜たっぷりでどの料理も丁寧に作られていました。

こういう旨いご飯が食べられるのも、とほ宿の魅力です。


メインのおかずは煮魚と豚の生姜焼きの2品。

特に生姜焼きがとても美味しかったです。


前情報で食事が健康的と聞いていたので、勝手に量は控えめタンパク質少なめな感じと思っていたのですが・・・

実際はかなりのボリュームで、生姜焼きブーストもありご飯を2回おかわりしてしまいました。


こちらは朝食。

「ホッコリとした」を地で行く料理でした。


特筆すべきは、幻の音威子府そばを完全再現した新音威子府そばを、汁物の枠で出してくれること。

人のブログを見るに製麺所が廃業する前からオリジナルの音威子府そばを出していたようですが、「新」だとしても音威子府そばを食べられる機会は滅多に無いので、有り難く頂きました。汁も出汁が効いていて美味しかった。

周辺環境

名寄の市街地からママチャリで30分と聞くとそこまで田舎な感じはしませんが、天塩弥生宿のある弥生地区は大自然に佇む小さな集落。

ネットの電波もほとんど届きません(宿にWi-Fiはあります)


もちろん商店なんて無いので、つまみや飲み物は名寄市街地のセコマやスーパーで買ってから行きましょう。

名寄はこのエリアでは大きな街なので、店はたくさんあります。最北のイオン、最北のユニクロもあります。


部活の後輩が言うところの「先輩の好きな道」もあり、散歩が楽しかったです。

ただ天塩弥生のバス停のすぐ近くでクマが出たなんて話も聞きましたし、夜中や早朝に出歩くのは避けましょう。  

コメント

もちろん廃駅の世界、鉄道の世界が広がっているのでそういうユニークな要素もありますが、普通にとほ宿、旅人宿としても意欲的で、とても楽しい時間を過ごせました。


旭川以北の内陸部は旅人宿の数が極めて少ないので、旅人宿に馴染みがないバックパッカーでもゲストハウス感覚で泊まれます。

みんなでワイワイ食事や飲み会を楽しめる旅人宿は、孤独を感じやすい一人暮らしにこそ刺さると思うんですがねぇ