【宿情報】アットホームなおばあちゃんの「とほ宿」/いちえ(小樽)

小樽で宿泊した旅人宿、いちえをご紹介します。

旅人宿ネットワーク「とほ宿」の加盟宿です。

Information

HP
www.ryokuyo.com

宿泊日
2024年10月12日〜10月13日 (1泊)

住所 
小樽市赤岩1丁目1-19

宿泊料金
ドミトリー 3500円
個室希望  +500円
暖房使用時 +300円

予約
電話のみ、電話番号はホームページに

レセプション
チェックイン、チェックアウトともに記載なし
予約時に宿主の桂子さんと調整

メモ
桂子さんは札幌コンサドーレの熱烈なファン。観光オフシーズンは試合観戦のための遠征等で休館することもあり。

アクセス

バスで

小樽駅前のバス乗り場(3番)から、

11番:祝津線(おたる水族館行き)もしくは
12番:赤岩線(かもめヶ丘団地行き)
に乗り、バス停「赤岩一丁目」下車後、徒歩3分。

徒歩で

駅から宿までは、最短距離をサクサク歩いて40分ほど。

運河とかに寄り道したり、写真を撮ったりしながら歩いても1時間ほどです。


小樽駅→いちえの後半は上り坂が続きます。

赤岩に限らず、小樽は坂が多い街です。

主な観光地までのアクセス

おたる水族館、小樽祝津パノラマ展望台

赤岩一丁目から祝津線で水族館の駐車場まで行けます。

乗車時間は20分、240円です。

手宮公園

宿から徒歩15分。

一応、祝津線や赤岩線で麓の「梅広会館」というバス停まで行くことができますが・・・結局バス停から手宮公園までは坂道を歩くことになるので、所要時間としてはオール徒歩と大差ありません。

手宮公園を観光後に小樽駅に行く場合は、梅広会館からバスに乗れます。

部屋

部屋割りは男女ドミ(恐らく二人部屋)が一部屋ずつ、個室が一部屋。

今回は連休の中日だったので個室に泊まりました。


室内は実にシンプル。余計な物は一切ありません。

ただ毛布はふかふかだし、部屋でもWi-Fiも問題なく使え、不便さは一切ありませんでした。


少なくとも男子ドミはベッドではなく、狭めの部屋に布団2つ、というスタイル。こういう旅人宿に慣れていない人は500円課金して個室にした方が良いかもしれません。

設備&サービス

トイレは1階に男女共用のものが1つ、2階に男女別で1つずつ。2階のトイレはウォシュレット付きです。


風呂は狭め、深めの昭和スタイルのものが1つ。

基本的にはチェックインした順に一人ずつ入ります。


(夏は分からないが)シャワーだけでなく湯船につかれたのは嬉しかったです。

しかも入浴剤入り。


2階には漫画本がたくさん。

そしてコンサを中心に、大量のサッカーグッズが館内の至るところに陳列されています。


急な階段で「とほ宿」を感じる。


いちえのユニークな点として、チェックイン時に宿主の桂子さんが抹茶を振る舞ってくださります。

さらに、コンサが優勝した日はサッポロクラシックをサービスしてくれるみたいです!太っ腹!


そして大体21時頃から飲み会スタート。

サッポロの缶は宿で買え、また赤岩一丁目のすぐ近くにセコマがあるので持ち寄りもOK。

ただ、酒やつまみ、菓子を持ち寄って、余った分は後から来る旅人に・・・というのがとほ宿のカルチャー。


この手の宿に興味のある人は少なからず、人と人との交流好む方だと思いますので、できれば(安価なもので良いので)何か差し入れを持参することを推奨します。

写真に写っている酒は全部、最近来たゲストからの差し入れの残りですからね・・・ 


いちえでは夕飯を出していないので、近くのセコマで買って宿で食べるか、外食になります。

なので飲み会の開始時間も遅め。


桂子さんは70くらいのおばあちゃんなのに、旅人との交流にコンサの応援と、今でも精力的に活動されています。

めちゃくちゃ元気な昭和の母ちゃん、といったキャラクターです。


この時は私以外のゲストも旅人宿に泊まり慣れた方で、昔話から宿情報の交換まで、結局23時過ぎまで語り明かしてしまいました。

ゲストハウス、ホステルの選定基準を「人との交流」に置いている人には最高でしょう。

食事

いちえでは朝食のみ提供。700円。

メニューは基本的に焼き魚が主体なようで、この時はニシンかホッケを選べました。


私と常連さんは、小樽名物ということでニシンにしましたが・・・ニシンを焼き魚で食べるのは初めての経験。刺し身ならウラジオストクや氷見で食べたことがあるけど。


肝心の味は個人的にはやや、苦味を感じたものの、朝から地場の物を食べられるのは最高ですね。

ご飯おかわり自由。味噌汁や玉子も美味しかったです。

周辺環境

最寄りのセコマまでは徒歩3分もかかりません。

ただ私が20時半くらいに行った時はもうホットシェフのおにぎりは無かったので、セコマで夕飯を買いたい人は少し早めに行くと良いでしょう。


宿の近所は、運河やガラス工房など所謂ロマンティックな小樽とは対極的な、平和的で自然に囲まれた住宅街になっています。お店は少なめ。


・・・が、今回筆者はほとんど近所を散策していません。

なぜなら夕方小樽に着いて夕飯を食べたあとは、夜景や運河観光をパスして宿で飲み会、


翌朝は朝食後にフリーのインスタントコーヒー(セルフなのに桂子さんが淹れてくれる)を飲みながら、なんと11時過ぎまでぶっ通しで雑談していたからです。


恐らく標準的なチェックアウトは10時なので、あまりのゆるさに少し心配になりながらも交流の時間を満喫しました。


小樽のこういった住宅街はなかなかツボに入ったので、次は街歩きも真面目にしたいですね。


朝の歓談のあとは、近所の散策路を歩いておたる水族館まで。常連さんと一緒の観光です。


そこまで見晴らしの良い道ではないのですが、木々の間から見える海は深い青で、積丹まで行かなくても小樽でこんな景色が見られるんだと感動しました。


散策後は有名な青塚食堂でランチ。

ホッケフライの蒲焼き丼とヒラメの刺し身、美味しかったです。

コメント

ドミ3500円は小樽では安い方ですが、安さ重視で泊まるのはおすすめしません。てか泊まるな。

観光地から離れた古民家なのでね、泊まってから文句を言うのはフェアではないですからね。


やはり「とほ宿」のファンとしては、宿での飲み会を愛するような人に泊まっていただきたい。

個人的には、いちえに泊まることを目的にまた小樽に行きたいと思っております。


余談ながら、小樽には他に二軒の旅人宿があります。

小樽自体は男一人旅との相性は悪いも、泊まりたいと宿があるとなると、困りしたね。