長野県中野市で宿泊したゲストハウス、かのかを紹介します。
Information
HP
ghkanoka.com
宿泊日
2024年9月14日〜9月15日 (1泊)
住所
長野県中野市金井530
宿泊料金
一人部屋 4300円
※繁忙期、土日、部屋タイプ等で細かく料金が変動。
レセプション
チェックイン 16時〜21時
チェックアウト 〜10時
支払い
現金、PayPay
Wi-Fi
部屋ではあまり使えず
メモ
御宿印帳プロジェクト加盟宿。御宿印帳持参の特典は、中野のリンゴジュース。
アクセス
信州中野駅前、1番乗り場から10番線(飯山行き)に乗車、バス停「金井」下車後、徒歩3分
乗車時間約10分、350円。
バスを降りたら目の前の路地に入り、少し歩いたところで今度は右の小道に入ります。
電柱に宿の案内も貼ってあるのでそんな迷うことはないでしょうか。
なお、土日祝は極端にバスの本数が減るので注意。24年8月現在、土曜の信州中野駅からの終バスは1810です。
また、往復を路線バスで移動する場合、宿主・高橋さんが片道分の350円を支給してくれます。
高橋さんと事前のネゴが必要になりますが、信州中野駅とJR替佐駅までの送迎もしてもらえます。
私も信州中野への帰りは送っていただきました。
観光について
信州中野駅の周りには、小規模ながら町歩き好きに刺さりそうな町並みが広がっています。
ですがバスの本数が少ないので、観光を済ませてから投宿する、連泊の場合は一度町に出たら夕方まで帰らない、が基本になるかと思います。
そもそも中野自体、田畑や果樹園が延々と広がる長閑な場所です。
筆者のような、町歩きやノスタルジー・レンタサイクルを楽しめるような人じゃないとあまり旅行先には挙がらないかもしれませんね。
信州中野の駅前から本数こそ少ないものの、地獄谷野野猿公苑の最寄りバス停であるスノーモンキーパークまで直行バス(680円)が出ています。
時間が合わない場合、電車とバスを乗り継いで行くこともできます。
また、宿のフェイスブックを見るに、車なら新潟や群馬も十分に日帰りで行けるみたいです。
車さえあれば、ローカルな町歩きと田園風景を楽しめる中野を拠点に、あちこち観光に出向くのもありだと思いますよ。
部屋
今回はシングルルー厶が満室でしたが、本来は1〜2名用の和洋室をシングルルームと同じ値段で使わせていただきました。(一人で使う場合、本当は1000円くらいシングルルームより高くなる)
コンセントは枕元にあります。
ベッドの寝心地も良かったです。
↑テレビと電気ケトル
設備&サービス
トイレは2階に男女の個室1つずつと、男子用の小便器のみの個室が1つ。
洗面台は2階に2つ、1階に1つ。
洗面台の水は飲用可です。
風呂は2つ。
入浴する30分前くらいにオーナー・高橋さんにお願いするとお湯を張ってもらえます。
ゲストハウスはシャワーのみのところも多いですが、お湯につかれるのは嬉しいポイントです。
館内にはマニアックな本がたくさんあります。
「北方領土には今や誰でも行けるのだ!」には痺れましたね。時間があればじっくり読みたかった。
1階のレセプション兼コモンスペース。
近所には飲食店がなく、ここで内食や宅飲みをすることで自然と他のゲストや高橋さんとの会話が生まれます。
北海道や神奈川や旅の話ができて楽しかったです。
写真は常連さんから頂いたサラミ。
信州中野の酒屋で買ったクラフトビールと共に。
私は、信州中野駅近くの金長食堂でソースカツ丼(大)をテイクアウトしてから宿に行きました。
特大ボリュームで良かった・・・
↑フリードリンク
こちらは御宿印帳の特典でもらったリンゴジュース。
食事
地元の食材をふんだんに使った朝食を700円で付けられます。事前予約制。
おかずはもちろん、米が旨いですね。
特産のキノコがふんだんに使われています。
卵焼きにもキノコが。
ベーコンも地元のものみたいです。
食後はヨーグルトとフリーコーヒーでのんびり。
優雅な時間です。
周辺環境
宿でママチャリを貸してもらえるので、朝食のあと少し周囲を散策することにしました。
最寄りのコンビニは、徒歩だと20分くらいの場所にセブンがあります。
金井のバス停の前の一本道を下って行くだけ。
宿の敷地を出るとすぐ、こんな素晴らしい景色が。
金井のバス停の後ろにある商店。
この界隈ではかなり高い建物で、結構遠くからでも目立ちます。
信州はジンギスカンが有名みたいですね。長野駅近くでも、ジンギスカンを出す店をよく見かけました。
実に長野らしい一枚。
長野は町・集落と山が近いですねー
あちこちにビニールハウスがあります。
↑コミュニティ広場
ブドウもまた長野の、そして中野の特産品です。
果樹園と畑が点在する集落をチャリで散策する朝。
なんと贅沢な時間だろうか。
↑町並み
そもそも中野市には「これぞ!」という観光地は少なく、いわんや金井の集落をや、ですが・・・
この山と果樹園を眺めるだけでも立派な観光です。
少なくともダラス生まれ、さいたま育ち、藤沢在住の筆者にとって、果樹園は「絵本の中の存在」であり、こんな生活圏に果樹園があるのを感じられるのが楽しくて仕方なかったですね。
果樹園に挟まれた小道をチャリで走ります。
実に清々しい気持ちになりましたが、本当にここを通って良いのか?と若干ビクビク。
(こういう道を通る時は、知らぬ間に私有地に突入するのを防ぐため定期的にグーグルマップで表示されるか確認している。)
中野の特産リンゴ!
昔はこのあたりにも鉄道が通っていたとのこと。
宿主・高橋さんからその痕跡は残っていると教えてもらいましたが、まさか果樹園の中にあるとは・・・
果樹園を離れて再び集落へ。
こちらは簡易郵便局。
中野市ひらおか保育園。
こんな間近に山を見ながら過ごせるっていいですね・・・
酒屋。
飲み物くらいなら宿の近所でも買え、先述のセブンも全然歩ける距離。
ただバスで宿まで来る場合、できれば中野の市街地で買い物を済ませておいた方が良いでしょう。
宿で自転車を借りられれば、2キロくらいのところにイオンもありました。
豊かな朝の時間でした。
コメント
個室でのプライベート時間と、コモンスペースでの交流をどちらも楽しめるのが魅力。
車があれば県外へのアクセスも容易です。車と公共交通、どちらで旅行しているかで観光の傾向が大きく変わる宿かなと思います。
何より一面に広がる果樹園!
中野は盆地であるが故の暑さは避けられないので、次は秋くらいにまたゆっくり散策したいてす。