【宿情報】善光寺に近い老舗ゲストハウス/1166バックパッカーズ(長野市)

善光寺の参道からほど近い1166バックパッカーズをご紹介します。

交流型のゲストハウス好きには有名な老舗です。

Information

HP
1166bp.com

宿泊日
2024年9月15日〜9月16日 (1泊)

住所 
長野県長野市西町1048

宿泊料金
6ベッドドミ 4000円
個室  6000円もしくは9000円
※公式HPから予約(最安値)、駐車(バイク・車)はプラス500円/日

支払い 
現金、PayPay、LINE Pay

レセプション
チェックイン  16時〜21時
チェックアウト 〜10時

メモ
宿名は宿主・飯室(いいむろ)さんから。
読み方は「いち・いち・ろく・ろく」。

アクセス

長野駅の善光寺口から11番線や16番線のバス(全て1番乗り場)に乗り、バス停「花の小路」下車後、徒歩2分。

乗車約5分、160円。
SUICAは使えないので注意。


花の小路で下車後、善光寺方面に少し進んですぐの路地に入ります。路地を進み、通りに出たら左に歩くと1166バックパッカーズです。


善光寺口から徒歩だと20分〜25分。

駅→宿は上り坂です。

部屋

ミックスドミに宿泊。

コンパクトで他のベッドとの距離は近いですが、別に女子ドミもあるので部屋は上手いこと割り振ってもらえると思います。


物干し、ハンガー、大きい荷物を入れておける押し入れ、エアコンあり。


ベッドは木製カプセルタイプなので、熱が籠もります。

こういうドミは秋から冬に泊まりたい。


カーテンは少し短め。まぁカーテンも何も無いドミに比べたら十分プライベート空間は確保できます。

設備&サービス

水回りは全て一階に。

徒歩圏内に入浴施設が2つもあるので、私は宿のシャワーは使いませんでした。


トイレは男女共用のものがシャワーの横とコモンスペースに1つずつ。

洗面所に洗濯機があり、洗濯&乾燥で400円です。


キッチンは自由に使えます。


コモンスペースには長机が1つと、ソファがいくつか。

私は23時の消灯時間まで、他のゲストやスタッフの方と旅談義などを楽しみました。


このリビングはチェックアウトの日でも消灯時間まで使って良いみたいで、夜行バスの時間ギリギリまで室内で休めたのは有り難かったです。
(スタッフやヘルパーの方に許可は取ること)


↑フリードリンク


本もたくさん。


コモンスペースの奥にはワーキングスペースがあり、ここは消灯後も24時間使えます。

充電もでき、またコモンスペースより冷房が効いているので、ここでのんびり過ごすのもありかと思います。


チェックイン時には冷たいお茶とお茶菓子を頂きました。


このゲストハウス、

・宿主の不在時間が長い
・スタッフやヘルパーさん中心で運営している
・古民家
・地元の方がふらっと遊びに来る


と、旅人ないがしろ的塩対応的コマーシャル的新興的ゲストハウスの特徴を多く有しているにも関わらず、客対応のレベルがめちゃくちゃ高いのです。


経験上、こういった宿では良さげな店や観光地すら教えてもらえないことが多いのですが(スタッフが行ったことがないという理由)、1166ではお手製のマップ片手に閉店時間まで考慮してたくさんのお店を教えてもらえ有り難かったです。


また運営側の気遣い、地元の方の人柄のおかげか、この手の宿によくある「地元の常連とスタッフがコモンスペースを占領してゲストは蚊帳の外」なんてことも起きません。

私も後述のシェア飯の時間に地元の方と楽しくお話しできました。


私はゲストハウスには一家言あり、こういう新興系古民家宿の傾向のようなものがどうしても分かってしまうのですが、それを打ち崩す宿主の信念というか、運転の作り込み方が老舗たるゆえんなんだと思いましたね。

シェア飯

1166バックパッカーズでは、不定期(インスタで告知)ですが朝にシェア飯を開催しています。


参加費は無料。

宿側で炊きたてご飯を用意してもらえ、米に合うおかずを各自で調達もしくは自炊して持ち寄る形。


この時間には宿主・飯室さんともお会いでき、スタッフや地元の方も交えみんなで談笑しながら飯を喰いました。


私は、近所の綿半(ローカルスーパー)で刺し身とシャウエッセンを買いました。

シャウエッセンは自分で炒めました。ちなみに実に2年ぶりの自炊となります。


こんなことを書くと男女平等やら叩かれるのでしょうが、やはり嫁の手料理と云うものに憧れますね。

周辺環境

シェア飯の食材を買った、ローカルスーパーの綿半。今回利用した権堂店は宿から10分くらいです。

ローカルスーパーってそれだけで立派な観光地ですよね。


長野のスーパーは魚が充実しているのだ!と会社の同期が言っていましたが、たしかに海なし県とは思えないほど充実の品揃えでした。


また、20時くらいに行くと惣菜が結構な率の割引額で売られています。しかもどれも美味しそう。

ここで夕食や翌朝の飯を買って宿でゆっくり食べるのも良い思い出になると思います。


スーパーは長野駅から宿までの道中にもあり、宿から5分くらいのところにセブンもありました。


綿半の横の商店街は、善光寺の参道に至る長野中央通りまで続いています。


昔ながらの店だけでなく中華やエスニック料理、ミニシアターなどもあり、散策が楽しいエリアです。
(閉店時間は早め)


善光寺の参道はもちろん、長野中央通りも多くの店を抱えています。


さらに中央通りから一本外れると、昔ながらの町並みが広がっています。

長野=大自然のイメージが強いかと思いますが、町歩き派にも楽しい場所だと思いますよ、長野。


そういえば、不定期で飯室さんが朝の町歩きイベントを開催しているようです。

次泊まった時にタイミングが合えば参加してみたい!


参道までは2ブロックほど。
内陣までも20分くらいで着きます。

善光寺観光にはこの上なく便利なロケーションです。


宿から5分の銭湯、亀の湯
100年以上の老舗です。


入浴料は大人400円と格安。スーパー銭湯のような休憩スペースはなく、またお湯もかなり熱めと、いわゆる昔ながらの町の銭湯です。

サウナが地下にあるという構造も面白い。


シャンプー類はありませんが、1166で銭湯セットを貸してもらえます。


こちらは日帰り入浴ができる天然温泉、うるおい館

1166からは歩いて20分くらい。
一日に何本か、長野駅前から無料送迎シャトルも運行しています。


こちら、県下最大の駅から歩いて来れる場所なのが信じられないほど壮大な景色を楽しめます。

露天風呂からの景観が素晴らしい。


ジャグジーなど内湯も充実しているし、日帰り入浴客でも利用できる休憩スペースやレストランもあります。  

コメント

私のようなタイプの旅行者で1166を知らない人は多分いないんじゃないかと思いますが、加えてバックパッカー的な旅をしない一般旅行者やイベント参加者、地元の人まで、あらゆる層のゲストも宿泊しているのが特筆すべき点でしょう。

いわゆる旅人宿を好む層と、上に挙げたような層は結構共存できないこともあるものですが、それを平和的にまとめあげて楽しい交流の時間を作り上げている運営側には頭の下がる思いです。

外国人旅客も多く、国際交流も楽しめます。

こういうほっこり系の交流が楽しめる宿の宿泊記では毎度書いてますが、次は寒い時期にみんなで鍋でもできたらいいなと思いました。