【解説】クチンの無料交通システム「Kuching Metro」の利用方法

クチンには旅行者が気軽に乗れる路線バスはなく、基本的にはGrabを使って移動することになります。


そこで心強いのが今回ご紹介するKuching Metro

本数こそ限られるものの、生活インフラ関連の施設や観光地を巡廻する無料バスです。

路線について

Kuching Metroは、サラワク川の向こうに鎮座する政府施設のDUNと、オラウータン保護施設のセメンゴ間を巡廻しています。


DUN→セメンゴとセメンゴ→DUNで若干ルートは変わるものの、クチン空港やクチン・セントラル(バスターミナル)は必ず通ります。

時刻表

DUN→セメンゴ、セメンゴ→DUNともに6時始発、16時終バスです。

2時間毎の運行なので6便/日になります。


なお、セメンゴは動物園ではありません。

あくまでオラウータンの保護施設で、1日に2回の食事タイムに合わせてオラウータンに謁見する形です。


食事タイムは9時〜10時と、15時〜16時

よって往復ともにKuching Metroを使う場合は、6時か12時のバスでセメンゴに行き、見学を途中で切り上げてゲートに戻り、10時もしくは16時のバスで市街地に戻ることになります。

バスの様子

僕は始発バスでセメンゴに行きました。

利用した乗り場は、チャイニーズシアター横の停留所です。

無料バスなので、特に何かをする必要もなくそのまま乗り込めます。


車内は冷房ガンガン、Wi-Fiも使えるのでとても快適でした。

注意点①時刻表について

事前にチャイニーズシアター発の時間をグーグルで調べていたものの、実際はグーグルでの時間より5分ほど早くチャイニーズシアターを出発しました。


グーグルの時間はアテにせず、その10分前くらいからバス停で待っていた方が良いと思います。

DUNとセメンゴを出る時間以外は、時刻表はあってないようなものなので。


そこで役に立つのが、Kuala Metroのアプリ。
(Googleストアでダウンロードできます)

Trackをクリックすると、バスが今どこを走っているかが分かります。


この機能で自分が乗るバスを監視しておき、余裕を持ってバス停に向かうのがいいでしょう。

ちなみに時刻表は路線など、全てこのアプリで確認することができます。

オラウータンに会いたいならこのバスに乗れってことまで書いてある親切設計です。


空港やバスターミナルは別ですが、町中のバス停はさり気ない趣きで少し分かりにくいので、できれば宿の人に聞いて最寄りのバス停を下見しておくことをおすすめします。

注意点②セメンゴからの帰りの乗車位置

セメンゴ行きのバスはチケット売り場の前で停まってくれますが、戻りのバスは一段上がった道から出発します。

注意点③クチン空港の乗り場

DUN→セメンゴのバスは空港1F(アライバルホール)を通りますが、セメンゴ→DUNは2F(出発ホール)を通ります。

コメント

中心部の見所は大体どこも通るものの、それらは徒歩でまわれるので、基本的にはセメンゴへの移動に使うことになるでしょう。

もちろん空港やバスターミナルへの移動にも使えますが、本数と少ないですしそちらはGrabを推奨します。