韓国の古都・慶州観光のハイライトである仏国寺と石窟庵への行き方を解説します。
仏国寺への行き方
仏国寺、石窟庵ともに路線バスが公共交通機関での唯一のアクセス方法となります。
位置関係としては市街地→仏国寺→石窟庵です。
地球の歩き方やプサンナビ(釜山の情報サイト)で紹介されている路線は10番/11番/700番です。
700番は仏国寺直通という噂もありましたが、筆者の訪問時(2024年3月)は運行していませんでした。
バス停の路線図に載っているQRを読み込むと、慶州の市内バスのホームページで時刻表が見られます。
10番/11番ともに早朝から運行、それぞれ40〜50分に一本ペースですが、結果的に仏国寺行きのバスとしてはトータルで30分に一本という感じでした。
10番/11番の始発は慶州バスターミナル。
そこから中央市場(중앙시장) → 慶州駅(경주역) などを通り、仏国寺方面へ向かいます。
僕は中央市場のバス停から乗車しました。
仏国寺方面のバス停は、市場とは反対車線側です。
慶州に地下鉄はありませんが、バスではT-moneyカード等で支払いできます。
交通カードで支払う場合、運賃は1650ウォンでした。
現金だと少しだけ高く、たしか1700ウォンくらいだったかな。差額は言うて10円くらいですが、毎回現金を用意しておくのも面倒なので交通カードをおすすめします。
バスは少しの間、市街地を走り・・・
すぐに農村地帯になります。
ちなみに韓国のバスはとんでもなく運転が荒かったです。
おばちゃん運転手だったのに・・・
高速移動するバスからの撮影は難しく、写真はあまりありませんが、映画「殺人の追憶」みたいな長閑な田舎の風景が続きます。ここでサイクリングしたら気持ち良さそう。
市街地から仏国寺までの道はほぼ平坦なので、レンタサイクルでも余裕で行けるでしょう。
僕もバスに揺られながら「ここで自転車乗りたいな」とずっと考えていたほど景色が良かったです。
ただ、仏国寺から石窟庵は山道になるので、訓練されたサイクリストでないと厳しいかなと思います。
僕は今回チャリについては全然調べていませんが、宿なり観光案内所なりでチャリを借りる時に、例えば仏国寺の駐車場にチャリを停められるみたいなことを教えてもらえればレンタサイクルも選択肢に入るでしょう。
仏国寺(불국사)で下車したら、道路を渡ると仏国寺の駐車場があります。
駐車場から仏国寺までは5分ほどです。
バス停の右手には土産物屋やレストランが並ぶ一帯が広がっています。が、どこも活気なかったな・・・
石窟庵への行き方
10番/11番バスは仏国寺止まり。石窟庵には行かないので、仏国寺で降りたら石窟庵行きの12番バスに乗り換えます。
今回は仏国寺で下車後、一分もせずに12番バスが来ましたが、仏国寺までのバスが爆走したお陰で到着がかなり早まった説があり、詳細な時間設定は不明です。
また10番/11番と12番のバス停は10メートルほど離れているのですが、12番バスは実質的に石窟庵↔仏国寺専用なので、バス停の前でなくても手を挙げれば止まってくれます。
実際にこれで乗り込んで来たおばちゃん達がいました。
結構な山道を爆走。
仏国寺への戻りのバスの時刻表です。
こんな田舎でも日本語書いてるのか・・・
12番バスの終点は石窟庵の駐車場です。
石窟庵から仏国寺
往路と復路のバス停は同じです。
割と夜まで走っている10番/11番バスとは違い、12番バスは18時半前が終バスなので注意。
石窟庵は見学できる可食部が少ないので、仏国寺への帰りのバスまで結構時間を持て余すと思います。
そんな時は、石窟庵から仏国寺までハイキングするのはいかがでしょうか。
石窟庵へ続く門から仏国寺までハイキングコースが続いていて、テキパキ歩けば30分くらいで仏国寺に着くと思います。
僕は結構ハイキングとか自然とか好きなので、一時間くらいかけてゆっくり歩きましたが・・・
登りはともかく、下りは身体への負荷も少ないです。高尾山がエベレストに思えるくらいイージーな山道なので、普通のスニーカーでも問題なく歩けます。
コメント
最近はどの国でもSIMを買っているので、外出先でもグーグルマップでバスの路線を調べられます。
しかし、このブログでも何回か書いたように韓国ではグーグルマップの精度は低く、地球の歩き方と町の人からの情報を頼りにバスを探す、久々にオールドスタイルな移動となりました。
やっぱり地球の歩き方は偉大です。
歩き方先生の仰る通り10/11番バスで仏国寺までは行けるので、あとは石窟庵からの戻りをバスかハイキングかで各自アレンジし、観光を楽しんでください。