ウィーンでは、Westbahnhof(ウィーン西駅)近くのホステルに泊まっていました。
ユーロ圏は修羅の国。
お金がいくらあっても足りません。
でも、僕はひもじい思いをしませんでした。
何故なら、このAlaturkaがあったから。
アクセス
・U3/6 Westbahnhof駅 Äußere Mariahilfer Straße出口から徒歩一分
※Uはウィーンの地下鉄、Uバーンのこと。
・トラムのStaglgasse停留所から徒歩一分
※Staglgasseから52番・60番のトラムでシェーンブルン宮殿のすぐ近くまで行ける。
メニュー
Alaturkaの特徴は、比較的安く食事できる移民系の食堂の中でも目を引くその料金設定。
ピデやラフマジュン、ケバブといったトルコ・中東料理は5ユーロから!
ピザもホールで7〜9ユーロでセットも充実!
・ニュージーの感覚でプラハの移民食堂に行ったら意外と割高だったこと
・ユーロ圏の物価の高さに疑心暗鬼になっていたこと
が重なってピザのスライスで7ユーロくらいすると思ってたのだけど、実際は2.5ユーロ/スライスと、大きさを考えるとむしろ破格の安さ。
後述するが、ただ安いだけじゃなくて旨い。
下手な高級店より確実に味がいい。
スライスピザはちゃんと温め直してくれるし、ラフマジュンとかは注文してから窯で焼いてくれる。
店内席は、入り口横に高めのスタンド席と、奥にテーブルが何卓かある。
14時とか22時とか、飯の時間には少し遅い時に行ったけど、常に満席だったから僕は全部テイクアウトにした。
客層はトルコ・中東系の人が7割、オーストリア人が3割と言ったところ。
人種に関係なくみんな地元の人。
観光客っぽい人は皆無だった。
実食
ウィーン最初の夜に訪問。
22時過ぎという遅い時間だったにも関わらず、19時過ぎの渋谷みたいな賑わいにビビる。
16時くらいに遅い昼飯をBierigerで食べたので、夜はやや軽めにフェタとホウレン草のピデ(5ユーロ)をテイクアウト。
ピデはトルコのピザ。
イスタンブールで友人のローザが食べさせてくれて以来、いつかまた食べたいと思ってた。
フェタチーズは塩分控えめでいくらでも食べられる。
野菜不足を補うためにホウレン草入りにしたけど、全然青臭くなくて美味しい。
スタッフ達もみんなフレンドリーで、辛いソースをリクエストとしたら結構かけてくれて良いアクセントに。
下手しい適当な菓子でも4ユーロくらいするウィーンで、まさかこんな旨いピデを5ユーロで食べられるとは思わなかった。
テイクアウトだとこんな可愛い箱に入れてくれる。
ウィーン2日目の昼、無性に米が食べたくなって再訪。
移民のシュニッツェルでどんなもんやろう?と興味が湧いて、シュニッツェルのプレートをテイクアウト。
シュニッツェル、山盛りライス、たくさんのサラダ付きで9ユーロと激安!
実は開封時のシュニッツェルは半分に畳まれていて、開くと米とサラダが見えなくなるくらいデカいのだ!
流石にカラサク具合はBierigerやチェコのホスポダで食べたシュニッツェルに劣るけど、味は全然負けてない!
むしろ少し冷めて塩気が効いたカツが最高に米に合う!
米はトルコで良く遭遇した、少し塩味のするパラパラ米。
無限に腹に入る大好きなタイプの米。
今回も辛いソース付けてもらったから味変しつつ、かなりの量があったけど余裕で完食した。
「ブログのPVを伸ばすために数多くの有名店に行く」なんて発想は微塵もなく、なんと昼に続けて夜も訪問。
前にブログで書いたと思うけど、地元に住んでる人が日常的に使ってるんだから、料理のジャンルに関係なく「地元の味」と言っていいと思う。
宿のバーでビール飲みながら食べようと思って、この日もテイクアウトで注文。
一回くらい店で食べたかったな。
同期Tとタシュケントで食べた思い出の味、中東風ピザのラフマジュン(5.5ユーロ)。
生地はピデより薄めで、たっぷり載ったひき肉をダイレクトに感じられた。
現地で過ごす最後の夜、ラフマジュンを片手にビールを煽る。一人の飯はちょっとだけ寂しいけど、この寂しさを糧に愛する人を見つけたい。
ラフマジュンが薄いことは織り込み済みだったので、奮発してスライスピザも注文。
大きめのスライスを半分に切って食べやすくしてくれた(片割れを食べてしまったあとのお写真)
ピデと違ってチーズの塩気が強いからビールに合う!
日本のデリバリーピザに全然負けてないし、流石に窯で丁寧に焼いてるなって思う。
コメント
大学時代の旅行では、宿の近くのグーグルマップに載ってないようなローカル食堂を2つくらい見繕ってそこに通い詰めていた。
それがブログをするようになってからは、有名店に行く頻度が前より増えたと思うし、ブログのネタのためにか訪問する店の数も多くなっていった。
Alaturkaはそんな最近の僕の旅行スタイルに一石投じたと言っても過言ではない。
今回の旅行で食事した店はどこも美味しかったし、雰囲気も良かったが、Alaturkaは食後の満足感が頭一つ抜けてた。
他の店に比べて格安で懐具合を気にしなくて良いから・・・と言うのもあるけど、純粋に美味しいし、スタッフや店の雰囲気も良くてそりゃ地元の人たくさん来るよって感じ。
わざわざ他のエリアから食べに来るタイプの店ではないけど、ウィーン西駅の界隈に泊まる人には必ず食べて欲しい!
冗談抜きで、これまで海外で出会った素晴らしいローカル食堂ベスト5に入ります。