ヨーロッパ周遊のお供に!MewfiのSIMカード「Three」を使った感想

10日間でチェコ、オーストリア、スロヴァキアの3カ国を巡った冬休みのヨーロッパ旅行。

シェンゲン協定でパスポートチェックはなくても、そこは別の国。お金やネットなどは別々に考えなくてはなりません。


長く滞在するチェコはともかく、一泊しないスロヴァキアでSIMを買うのはちと勿体ない。

貴重な観光の時間がSIMの購入で潰れるのも痛いです。


そこで今回は初めての試みとして、ネットで見つけたMewfiのSIMカード「Three」を使ってみることにしました。

購入

「イギリスを含む72の国と地域で使える」という触れ込みのThree。

72とは些か多い気もしますが、きっとカナリア諸島やらジブラルタルやらも含んだ数字なのでしょう。


出発まであまり時間もなかったので、とりあえずAmazonでサクッと購入。

30日間で10GB使えるSIMが約1900円でした。


同じくらいの料金でギガ無制限だったシンガポールのSIMに比べると些か高く感じますが、これと同じ値段で1ギガしか使えなかったニュージーのSIMの100倍マシです。

アクティベート

SIMが届いたら、渡航前に自分でアクティベートします。


jp.www.mewfi.com


上のリンクからMewfiのホームページに入れるので、

・Amazonの注文番号
・使用開始日
・SIMカード番号(SIMの裏に記載)
・メールアドレス

を入力して自分のSIMを登録します。


取説には、現地に着く2日前までに作業を済ませるよう書いてあります。

登録後、1日程度でアクティベートされるようです。


僕は仁川からプラハの大韓航空でSIMを挿入、着陸後、10分くらいでネットが使えるようになりました。


ネットに繋がらない時のAPN設定のやり方など、全て日本語で丁寧に書いてあります。

その点でも、海外の空港のやる気なさそうな店員(例外あり)にセッティングしてもらうより安心がありますね。

使用感

ここからは、滞在した都市ごとでの使用感を書いていきます。Threeが、というより各国のネット事情が関係している部分も大きいと思うので、参考程度にご覧ください。

プラハ(チェコ)

チェコの首都なだけあり、回線は4Gで安定。

速度も申し分無く、快適に調べ物ができました。


(Threeの問題かは分からないが)欠点を一つ挙げるとしたら、建物の中に入ると高確率でオフラインになってしまうこと。

教会や宿に入ると基本的にアウトです。


こういう場合、機内モード入れてすぐ切ると解消するものですが、チェコでこの方法で解消できたのは10回に1回くらい。

再起動でも直らず、こうなるとSIMの挿し直ししかありません。充電がどんどん減っていく・・・


なので途中からは、建物に入る前、オンラインのうちに自発的に機内モードに入れるようにしていました。

こうすれば建物から出て機内モードを解いてもオフラインにはならず、オンラインのまま再開できます。

クトナー・ホラ(チェコ)

プラハから電車で40分くらいのところにあるクトナー・ホラは、世界遺産に恵まれた小さな町。


プラハでの反省を活かして建物に入る前に自ら機内モードにしてましたが、困ったことにクトナー・ホラでは屋外でもオフラインになることが多かったです。

頻度にして30分に1回くらい。


ここでもSIMをいったん抜いて挿すことで不具合は解消しましたが、少々ストレスだったのは否めません。


幸いクトナー・ホラの旧市街はミニマムなので、ネットが繋がりにくくても迷わず散策できるとは思います。

オロモウツ(チェコ)

オロモウツはチェコ東部の町。

ここまで来るとプラハよりもウィーンやブラチスラヴァの方が近いです。


いわゆる地方都市の立ち位置ですが意外や意外、建物に入ってもオフラインになることはなく、プラハよりもネットワークが安定していたと思います。

宿の部屋がWi-Fi繋がりにくかったので、部屋で問題なくネットできたのは助かりました。

ブラチスラヴァ(スロヴァキア)

僕は電車での国境越えは初めてだったので、「チェコからスロヴァキアに入る瞬間」をグーグルマップ片手に注視していましたが、スロヴァキアに入った瞬間に3Gになったんですね。


道中の駅や町並みも、チェコの田舎よりさらに素朴な感じ。なんとなくスロヴァキアの実力を垣間見た気がします。


とはいえ首都のブラチスラヴァは流石に都会です。

街の発展っぷりも申し分ない・・・のですが、なんとブラチスラヴァでも回線は3Gのままでした。

なのでバッテリーの減りが早い!


一方、建物の中に入ってもオフラインにはならず、3Gの中で安定しているという不思議な使い勝手となりました。


検索結果が出るまでは少し遅い、でも不意なオフラインがないので、下手したらプラハより快適だったかもしれません。

ウィーン(オーストリア)

バスでスロヴァキアからオーストリアに入った瞬間に、4Gに復帰しました。


ウィーン市内でも常に4Gで安定。先のオフライン問題も発生せず、通信速度も申し分なかったです。

ウィーンの公共交通(バス、トラム、地下鉄)は便利な半面、プラハより複雑なので、自由気ままに動き回りたいならSIMは必須かなと思います。

コメント

室内でオフラインになる点だけは気になったものの、通信速度は全く問題なく、次もヨーロッパで複数国をまわる時は購入したいと思いました。


カスタマーサポート含め全て日本語で完結するのは大きく、10GB使えて2000円しないのも嬉しい限りです。


学生時代は節約のため基本的にSIMは買いませんでしたが、僕のように公共交通を駆使して、観光ルートから外れた場所も歩き回りたい旅行者にSIMは欠かせません。

時間に余裕を持って、旅行前にMewfiの手配をしておくことをオススメします。