プラハ滞在中に2回の昼飯を食べた食堂、Havelská korunaをご紹介します。
タイトルに物々しいことを書いていますが、地球の歩き方先生によると本当に旧共産時代から営業しているっぽいです。
Information
訪問日
2023年12月〜2024年1月
住所
21 a 23, Havelská 501, Staré Město, 110 00 Praha 1
営業時間
10時〜20時
定休日
元旦は普通に営業していた。クリスマスとイブは確か時短or休業と張り紙に書いてあった記憶。
アクセス
地下鉄A/B線のMůstek駅から徒歩5分ほど
メニュー
旧ソ連のストローヴァヤのようなセルフサービスの食堂だが、料理の種類や重さで値段が決まることが多いストローヴァヤに対し、ある程度フィックスされた定食スタイルでの提供。
スープ→メイン&サイド→デザートや飲み物と選んでいく。
理屈的には複数のメインを頼むことも可能だが、ストローヴァヤと違って重さや量を指定はできない。
基本的にはメニューに写っているような趣きで、サイドメニューだけ指定する形になると思われる。
英語メニューも一応あるが、スタッフのおばちゃん達はあまり英語を話さない。
おばちゃん達を信じて指差し注文すれば上手い具合に盛り付けしてくれる。
おばちゃん達は決してフレンドリーではないが、反対にボッタクってくることもない。
店内は、旧共産圏的な空気やキリスト教を感じる、やや重厚な雰囲気。
お持ち帰りないしフードデリバリー用の容器に料理を詰めていたので、旧市街広場の近くの店でありながら未だに地元の人が使うフツーの食堂として支持を得ていると思われる。
実食
まだチェコの物価をあまり良く分かっていなかった1回目、スープにメインと豪遊してしまった。
ドロっと濃厚な豆のスープは、ベーコンっぽい肉の塩気が良いアクセントになっている。
ポークのシュニッツェルは、肉が薄めなので見た目の割にサクサク食べられる。味付けも良い感じ。
付け合せはマッシュポテトorポテトと聞かれたので、普通のポテトで。
ポテトフライならともかく、これだけの量の茹でポテトを食べきるのはしんどく、少し残してしまった。
入口で伝票みたいな紙をもらい、注文時におばちゃん達に渡す。食べ終わったら出口で会計。
この紙に書かれるのは恐らく料理の番号で、金額ではない。
ここだけ家計簿つけるの忘れたが、確かスープとシュニッツェル&ポテトで230コルナくらいだった。
1日インターバルをおいて、元旦に再訪。
今回はグラーシュをオーダー。179コルナ。
付け合せはクネドリーキで。
なんというか、もうちょい気の利いた取り合わせはなかったのかって感じの男飯風。
グラーシュはハンガリーのパプリカ風ビーフシチュー。
4年前にハンガリーで食べたグラーシュはもっと野菜とか入っていた気がするけど、ここのグラーシュは本当にビーフシチューみたいな感じだった。
味付けは濃いめ。
実家の母が作るビーフシチューに似ていた。
牛肉はどっさり。
クネドリーキはチェコの定番食で、芋と小麦粉を茹でて作るパンのこと。
英語だとDumplingと訳されていることが多い印象。
それ自体には仄かな甘さがある程度なので、米の要領でおかずと一緒に食べる。
原材料から分かるようにボリューム満点。
それがこれだけあるので、今回も申し訳ないけど少し残してしまった。
チェコ人はこれを完食するんだろうか、、?
コメント
歩き方(20〜21年版)には「100コルナもあれば満腹」とあるが、時代の流れか1.5倍ほど値上がりしている。
加えて円安なので、コロナ禍以前の旅ブログを読んでチェコに来ると、予想以上の物価高に驚くだろう。
(それでもユーロ圏のスロヴァキアとオーストリアを経験した今では、やっぱりチェコの物価は安かったのだ・・・!ってなるんだけど)
とはいえそれは円安で高く感じるのであって、Havelská koruna自体は地元の人が普段から使う庶民的な食堂。
ここで飯を食べていれば、ローカルの経済感覚から逸脱することはないと思う。
やや大味気味だけど、美味しいチェコ料理を楽しめて種類豊富。しかもボリューム満点。
13時くらいはかなり混むので、時間を少しずらして訪問することを推奨します。