ブログ読者の皆様
いつもお世話になっております。
表題の件、台南の超有名店「度小月」に行ってきたので、その様子をご紹介します。どうぞご覧ください。
Information
訪問日
2023年8月
住所
台南市中西區中正路16號
営業時間
11時〜20時
定休日
不定休
メモ
台南のみならず台湾各地に支店あり。観光客的には、赤崁楼の横の店舗などがお馴染みでしょう。
アクセス
台南駅から20分くらい、
中正路をひたすら歩く。ラウンドアバウトにぶつかったらあと少し。横の消防署が目印です。
周辺には博物館とか文化施設が多いです。時間がなくて筆者は行きませんでしたが。
またここまで来れば赤崁楼もあと少しなので、赤崁楼の近所の店舗で食べるくらいなら、少し歩いてこの本店まで来ることをおすすめします。
メニュー
擔仔麵は、小ぶりのお椀に盛られた醤油ベースのスープヌードル。台南の名物料理です。
具は海老、煮卵、魯肉など。
高級感のある店の設えに反して擔仔麵の値段はお安めですが、これは一杯の量が少ないから。
蝦捲などの一品物の価格帯はやや高めですが、台南の小吃をあれこれ楽しめるという意味で極めて使い勝手は良いです。
ここまで料理の質やオペレーションの質が高いと、観光客向けのレストランから「名店」にランクアップします。
この時はお昼過ぎに行って30分待ち。
夏の台南はとても暑いので、待ち客用のお茶のサービスが嬉しかったです。
そしてアフターコロナの反動か、日本人観光客もとても多くて驚きました。
僕が留学していた時はほぼ台北と九份の独占状態、たまに高雄に行くかチャリで台湾一周する人がいるという感じだったので・・・
そして入口で淡々と麺を作っていく料理人。
座りながら、ひたすら麺を茹で、スープと合わせ、具材を乗っけていきます。
この道具たちが擔仔麵の名前の由来だとかなんとか。
こういうのっていくらでも眺め続けられちゃいますよね。
たぶんこの人は、プロの剣道家が毎日稽古に励むかの如く、ひたすら擔仔麵の修練を重ねてきたのでしょう。天晴です。
並んでいる時からこのライブ感を楽しめるので、これから食べる擔仔麵への期待が否応なしにでも高まります。
実食
まず擔仔麵(50NTD)に鹵鴨蛋(20NTD)をトッピング。
量が少ないとはいえ300円で食べられるなんて、今しがた匠の技を見ただけに少し罪悪感を覚えますね・・・
スープは醤油ベース。八角の香りがエグいタイプの料理ではないので、万人受けする味だと思います。
塩気も丁度良いです。
中国や台湾で麺を頼むと出汁は効いてない味はしないで食べるのが苦痛になる料理に出くわすことが稀にありますが、この擔仔麵は味濃いめ寄りの丁度良いなので実に僕好み。
トッピングの海老はぷりぷり。
上で八角に言及しましたが、椀の小ささと反比例するレベルでニンニクがガッツリ使われています。
また観光客慣れしているからか、注文時にパクチーの有無を聞いてくれるので嫌いな人も安心ですね。
麺もしっかりコシがあります。
筆者は麺が柔めだと一挙に暴徒と化すので、この絶妙な茹で加減はシェフにお礼を言いたいレベルで心地良いです。
卵は、頼まないのがアホらしいくらい定番のトッピング。
そぼろ肉、最高。これがかかった肉燥飯なんて美味しいに決まってますよね。
繰り返しになりますが擔仔麵の量は少なく、体育会系男子なら5杯は食べないと満腹にならないでしょう。
実際に、麺と肉燥飯の2枚抜きをしてるお客さんも見受けられました。あるいは擔仔麵を連食か。
僕は夏休みの解放感を心から満喫するため、昼からビールに手を染めてしまいました。
肉燥、卵、ニンニクが効いたスープと、これだけで無限にビール飲めるんですよ・・・
正当なつまみとして、これまた台南名物の蝦捲(180NTD)も注文。ビールに合うのが約束されたビジュアル。
サクサクの衣の中に、香り高い海鮮のすり身が詰まっていてとても美味しいです。
美味しいけど、それこそ台南には蝦捲を扱う店も多いですし、無理して度小月で頼まなくても良いかも?
この日のお会計・・・擔仔麵、卵、蝦捲、ビール2杯で370NTD。料理のレベルを考えたら上等でしょう。
翌日、観光から戻ってきた16時頃にビールと擔仔麵で一席設けました。流石にこの時間だと待ちは0。
擔仔麵の具とスープが充分つまみになるので、他の料理は頼みませんでした。
コメント
台南には旨い物がたくさんあります。
そして量の少ない擔仔麵を、満腹になるまで延々とわんこそばよろしく食べるのも芸がない。
なのでおすすめの使い方は、15時くらいに訪問しておやつ感覚で擔仔麵を楽しむこと。
これなら待ち時間もほぼ0で済むと思います。
汁麺としては、これまで海外で食べた麺料理の中で一番美味しかったです。