【グルメ】東アジアの熱風に吹かれて肉燥飯を喰う/蔡家米糕(台南)

ブログ読者の皆様

いつもお世話になっております。

標記の件、台南で夕飯を摂ったオープンエアの飯屋「蔡家米糕」をご紹介します。どうぞご覧ください。

Information


訪問日

2023年8月

住所

No. 232號, Section 2, Minzu Rd, West Central District, Tainan City

営業時間

9時半〜23時半
(土日のみ8時半〜)

定休日

火曜日

メモ

店名の米糕は、おこわ風の料理のこと。

アクセス

バス停「赤崁楼」下車後すぐ


店の場所としては、台南の有名観光地・赤崁楼の近くにある食堂が集まった一帯。

地球の歩き方にも載っている石精臼牛肉湯にも近いので、連食してもOK。

メニュー

店名にもなっている米糕、もしくは肉燥飯にスープ物、お好みで小菜を選ぶ典型的な台湾の安食堂スタイル。

この、紙にメニューが印刷されていて、チェックを入れて店員さんに渡すのもお馴染みですね。

実食

肉燥飯の大に油豆腐と、台湾に来て3日目にして早くも野菜不足だったので燙青菜をオーダー。

全部で110台湾ドル、500円以下と格安!!


燙青菜は仄かにニンニクが効いてること以外は、野菜をうすしお味で湯がいただけの究極シンプル料理。

でも、これがいい。


特に肉燥飯で口が脂っこくなった時に、燙青菜のスープを飲むと良い感じにリセットされるのです。

たくさん野菜を食べたので、また明日から肉と炭水化物の暴食生活に戻れますね!


肉燥飯はいわゆる魯肉飯のこと。

台北に比べて、台湾南部では肉燥飯と呼ぶ店が多い印象を受けました。


いずれにせよ、醤油ベースで煮込まれた角煮の破片のようなそぼろが米の上にかけられている、台湾を代表する料理です。

肉燥飯もとい魯肉飯に煮卵か豆腐だけ、みたいな食事をしている人もよく見かけます。


この店の肉燥飯は大中小とあるからか、普通の店の大よりも食べ応えがあり良かったです。

他のところだと大でも全然量ないので・・・


このオイリーな肉を噛み締めると、八角の香りが鼻腔をくすぐり、甘辛い醤油ベースな味が口いっぱいに広がります。


このブログでも何度か書いたように、僕は大学4回生の時に台湾に留学していました。


入社直前に最後の思い出作りで当時の友人を訪ねに行き、それから一年後、社会人一年目の終わりに仕事が少し落ち着いた隙に有給使って里帰りしようとした矢先のコロナでした。


この三年間、何度台湾のことを考えたでしょう。

最近では小洒落た感じの台湾カフェも増えてきましたが、そういった店の前を通る度に「魯肉飯風丼」なる800円くらいする謎の料理のボップを見ては絶望したものです。


俺が知ってる魯肉飯はそんなもんじゃない。

牛肉チェーンの感覚で食べられて、悪く言えば下町風で、良く言えば硬派な、カフェ飯の対極にいるような庶民のメシ。


そんな見知った魯肉飯、もとい肉燥飯を食べられることに感動、ただ感動です。


そしてやっぱりこの雰囲気が最高ですよね。

バイクがビュンビュン走ってる脇で、暑くて、おおよそ飯を喰うのに快適な環境とは言えないけど、そんな場所で食べる飯はなぜだか3割増で美味しく感じるし、旅の思い出として残り続けるものです。


ここ最近はブログのことも考えてわりとちゃんとした、言うなれば名のある店で飯を食べることも増えましたが、やっぱり僕の旅の原点はこういう場所にあるんだなと思いました。

まとめ

台湾にはこの手の店は無数にあるので、わざわざ遠方からここに狙っていく必要はないでしょう。

赤崁楼や周辺の寺院を見て回る時のついでがおすすめ。

グーグルマップの評価は何故か異様に低いけど、20時半くらいでも地元民で賑わっていたし、料理は普通に美味しいのであまり気にする必要はありません。

台南旅、楽しんでくださいね。