テッカセンター ◁つづきからはじめる
ホーカーズで飯を喰ったあとはさっそく午後の観光開始。なにせ今回は弾丸旅行なのだ。
ところで、チャイナタウンの別名:牛車水はかつて移民が牛に乗っけて水を運んでいたことに因んでいるらしいが、リトルインディアにもこんなオブジェがあるあたり、当時は牛がトラック代わりだったんだろう。
このメガ団地に住んでる人は週4くらいでテッカセンターのホーカーズに行くんだろうな。
(シンガポールに限らず、台湾や中国などは共働き家庭も多いため、家族揃って屋台や食堂で飯を済ませる)
小雨が降ってるせいで人通りは少なめ。
それでもガツンとしたエスニックタウンを楽しめるので、街歩き派の人はどこを差し置いてもリトルインディアに来ることを勧める。
世界一周ブログなどを見ると色んな旅行者がリトルインディアのゲストハウスに泊まってるから、そういう意味では僕にとっても憧れの場所。
いつ前を通っても、この野菜屋には大勢の現地人が群がっていた。
ウォールペイント
こういうのをショップハウス(一階が商店で、二階から上が住居になつている住宅様式)って言うんだっけ。
どっちにしろ、とっても東南アジアって感じだ。
雑貨中心の市場もあった。
イランとかトルコのバザールより、「家の中にある」風の市場。
そういやVisit Japan登録しなきゃな、と思ってショッピングセンターのスタバで作業することに。
SIMカードあるからWi-Fiはいらないしローカルカフェの方が良かったかもと思ったけど、シンガポールの意識高い系を観察するのも面白い。
結局、弾丸旅行と言いつつスタバで小一時間まったりしてしまった。
まだまだ行きたい場所は多いから、重たい身体を動かして再び街に繰り出す。
やっぱり人の営みを感じられる街歩きは最高の観光だ。僕の旅行の満足度は、街歩きの楽しさに懸かってると言っても過言じゃない。
例外は大自然を眺めてトリップできる北海道。
北海道では町とも呼べないようなワイルドエリアをほっつき歩く時間が長い分、旅人宿での宿主家族や他のゲストとの交流で人恋しさを補完している。
ちなみにアラブストリートやブギス方面に移動しているが、今回もMRTではなく徒歩である。
↑団地
リトルインディアからは徒歩20分くらいのエリアだけど、どちらかと言えば中華系の人が増えたなーという印象。雰囲気は結構違う。
さっきあれほどインド料理を食べたばかりだが、無性にチキンライスが食べたくなり、グーグルマップでたまたま見つけたホーカーズに寄り道することにした。
場所としてはMRTのジャラン・ベサールという駅が最寄りになると思う。
観光要素0のガチローカルホーカーズという感じで気持ちが高まる!
残念ながらチキンライスの店は見つからなかったが、フィッシュボールヌードルが旨そうだったのでこの店で試してみることにした。
フィッシュボールはぷりぷりで、かつ日本のかまぼこよりジューシー。
別添えのスープも、出汁がしっかりと効いていて旨い。海外でスープヌードルを頼むと半分くらいの確率で無味無出汁に捕まるので、今回は大当たりだ。
マックスウェルフードセンターのワンタン麺もそうだったが、この硬めの麺がとても旨いのである。
実は帰りがけ、一階部分のテナントの中にチキンライスを見つけたが、ここではフィッシュボールヌードルを食べられて良かった。
ホーカーズに貼ってあった写真。
ちなみに僕は右の人の顔の系統が好きである。
旨いローカルグルメに気ままな街歩き。
シンガポールは僕の旅行スタイルとの相性がすこぶる良い。すぐにでもまた行きたい。
アラブストリートに向かう途中、マレーシア側の国境の街のジョホールバル行きのバス乗り場を見つけた。
僕は今回の旅行の前に2度、シンガポールに来ているが、どちらでもジョホールバルもセットで行き、いつかマレー半島を北上してユーラシア大陸を隅々まで探検したいと思ったものだ。
ジョホールバルのバスターミナルには長距離移動用の菓子やパンを売る売店がたくさんあり、日本とは違ってオニギリが食べられないのは辛そうだなぁなど、百済ないことを考えたものである。
それから10年が経ち、社会人になり、なんとか東南アジアを縦断できる程度の経済力は身に付いたが、今度は時間という制約が重くのしかかる。
残念ながら、転職前の有給消化でもない限り、もう2週間以上の旅行はできないだろう。
クソな仕事を見限って自由行きのバスに乗り込みたいという強烈な欲求に抗い、歩き続けること十数分。アラブストリートに到着した。
リトルインディアからは、ジャラン・ベサールでメシを食べた時間を除けば30分くらいかかった。
早速アラブストリート観光のハイライト、サルタン・モスクを見学する。
この足洗い場を見ると、2ヶ月間の卒業旅行で訪れたイランやトルコを思い出す。
ガイドブックに載っているような観光名所から地元の信者が足繁く通う観光要素0のモスクまで、何回も何回も足を運んだ。
偶像崇拝が禁止ゆえに、寺社仏閣や教会とはまた違う、シンプルな空間。
祭壇やオブジェの類もないので、余計に広々しているように感じる。
凶悪なテロ事件のせいでイスラム=怖いというイメージが定着してしまったが、大半の人は旅人に優しいし、旅がしやすい地域。
モスクも最低限のルールとマナーさえ守っていれば異教徒でも入れるので、卒業旅行の時は歩き疲れたらモスクに行って30分くらい休ませてもらった。
中は涼しいし、絨毯敷きだし、のんびりするのに最適なのである。
真剣にお祈りしていたり、のんびり過ごしていたりと、地元民の生活を垣間見えるのも楽しい。
観光化されていて観光客しかいないような宗教施設は見ていてもあまり面白くないが、祈りの場として現役で機能している場所は、市場と並んで街歩きのハイライトと言えるほど面白い。
モスク見学後は近くにあるマレー・ヘリテージ・センターという博物館に行ってみたが、こちらは残念ながら休業していた・・・
気を取り直してアラブストリートを散策する。
土産物屋か観光客向けの中東料理のレストランしかなくてつまらん・・・
速攻でアラブストリートを脱出して、隣接するブギスというエリアに移動。
ブギスはレストランやカフェバーが集まる、いわゆる若者向けスポットという趣き。
多民族国家ゆえにぱっと見で観光客か地元民か分からないが、アラブストリートよりはローカルピープルの割合が多いように感じる。
まぁ、一人で食事できそうな店はあまりなさそうなので、僕の旅とは無縁の場所だが・・・
お師匠様が喜びそうな店
正義の悪魔
お次は、近年できたあの観光スポットに行く。
ブギス ◁セーブする