チャンギ空港 ◁つづきからはじめる
[Day2]
一時間おきに覚醒→入眠を繰り返したものの、床はカーペット敷きだったので概ね安眠できました。
この、空港野宿で目覚めた時の眠気とこれから始まる旅への期待が入り交ざった高揚感は、いくつになっても僕の心を明るく照らしてくれます。
起きたのが7時前で時間に余裕があるので、ウォームアップがてらジュエルを視察しに行きました。
ジュエルは2019年に新設されたエリア。
無料のアトラクション、有料のアトラクションとあり、空港内で緑を楽しめます。
空港の雰囲気が好きな僕にとっては非常に興味深いスポットです。
ブログのネタにもなると思いますが、今回はシンガポールの街歩きを重点的に行いたいので、ジュエルの営業開始を待たずに移動を始めます。
と、いうことでMRT(地下鉄)に乗るためにターミナルを移動します。
ターミナル間は無料のモノレールで行き来できるのでとても便利です。
MRTの乗り場、両替やSIMのことなどをインフォメーションセンターの職員に聞きましたが、世界屈指の空港でもレベルの低い職員はいるんだなーと思いました。
シンガポールは先進国の例に漏れず交通カードが主流で、「チャージして使うカード」「旅行者用の数日間乗り放題パス」などがあります。
そこで、まずは普通の切符で街に出て、レートの良い場所で両替してから乗り放題パスを買おうとしたものの、一回券については廃止されたとのこと。
つまりチャンギ空港を出る段階で何らかの交通ICが必要となる訳です。
一応両替はしてあるものの、僕はいつも空港では最低限の両替に留めているため、乗り放題パスを買うには持ち合わせが足りません。
そこでクレジットカードで乗り放題パスを買おうとしたのですが・・・なんとカードは使えないらしい!
ニュージーの時にも経験していますが、一回利用を廃した交通ICの運用は本当に困るんですよね・・・
仕方ないのでバス利用を試みようと再び移動するも、やはり交通ICオンリーみたいで・・・
空港の中とはいえ重たいバッグパックを背負って歩き続けているので、普通に疲れてきました。
本当は乗り放題パスを買いたいのですが、持ち合わせの金で交通ICなら何とか買えるので、妥協してとにかく早く街に出ようか迷いますね。
結局収穫のないままスタート地点に戻ってきたので、開き直って朝メシを食べることにします。
野宿したベンチのすぐ後ろのお店です。
ちなみにこの時点で起床してから2時間ほど経過しています。弾丸旅行では致命的なロスタイムです。
空港の店ですが、なかなか良心的な料金設定。
シンガポールは物価の高さを考えたら、市街地で飲食するのとあまり変わらないかも。
また、目の前で調理してくれるので熱々を食えます。
牛肉湯とご飯を注文しました。
牛肉湯の「湯」は、中国語でスープという意味。お湯ではありません。
牛肉がどっさり入っていて良コスパでした。
辛いソースをぶち込みまくった結果、自分好みの辛さになったし満足です。
よく調べてみると最初に両替したところのレートはほぼ公定レート通りだったので、ここで追加で2万円ほど両替することに。
ネタバレになりますが、歩き方に「レートが良い」と紹介されている両替スポットと比べても大差なかったので、手間を考えるとここで滞在中の全ての両替をまとめて済ませても良いと思いますね。
乗り放題パスを買うにはターミナル2からMRT駅に降りなくてはいけないそうなので、再びモノレールに乗って今度はターミナル2に来ました。
写真のチケットオフィスでパスを買います。
※改札のところにいる職員からも、チャージ式のカードは購入できる模様。また、クレカを直接改札にかして口座から引き落とす形でも入場できるみたいですが、僕のカードではできませんでした。
苦労の末に購入した、ぶれぶれのパスがこちら。
30SGDで3日間、MRTとバス、それから郊外の団地エリアで運行しているLRTが乗り放題です。
期限が切れたあとはMRTのオフィスでカードを返却すると、そのうちの10SGDが戻ってきます。
また、デポジットの返却はないものの、期限が切れたあとはチャージ式交通ICとして使うことができる商品もあるみたいです。
ようやく街に出れる〜
タル・メナという駅で乗り換え。
超高層ビル群やエンタメ施設の怒涛の乱立こそシンガポールですが、実は郊外には自然が広がっています。
あまりに発展しているので忘れがちですが、そもそも熱帯気候の国ですしね・・・
しかしまぁ、東南アジアの朝のエネルギッシュな感じは格別ですね。
コロナ禍で止まっていた、旅行者としての時計が再び動き出すかのような感覚。
ラッフルズ・プレイスという駅で降りました。
そうそう!
こうやって地下通路があちこち張り巡らされてて店がたくさんあるのがシンガポールという感じです!
ザ・シンガポールなビル!
街に出て5分しか経っていませんが、シンガポールに来て本当に良かったです。
ボート・キーというエリアを通ってゲストハウスへ向かいます。
川沿いに欧米人が好きそうなバーレストランや、シーフード料理店がたくさん並んでいます。
細い裏路地の間から顔を出す高層ビル。
お気に入りの一枚です。
また、近くのセブンでSIMカードを買いました。
一週間、ギガ無制限で使えるので、これで調べ物もグーグルマップも自由自在です。
今回の旅行で泊まるゲストハウスのRiver City Innに到着しました。
Hong Kong Roadにあります。
チェックイン前ですがシャワーを浴びさせてもらえました。大変助かります。
なんならシャワー後にリビングで休んでいる間に部屋の清掃が終わったらしく、早めに部屋に荷物を置かせてもらえることになりました。
色々とサービスの良いバックパッカーズです。
十分に体力を回復させ、いよいよ街歩きスタートです!ここからは盛り上がりますよ!
River City Inn ◁セーブする