【旅行記】2022秋シンガポール1-2 感涙!3年ぶりの空港野宿

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南海線で関空に移動します。

コタロウさんから「向かい側の・・・ホームを見てください・・・ニャァァァ・・・」とラインが来たので顔を上げると、先ほど改札で解散したはずのコタロウさんがニヤニヤと突っ立っていました。


ちなみに彼はこのブログを職場の休み時間で読んでくれているそうです。

北海道のKに並ぶ熱心な読者ですね。


大阪って商店街と高層ビル群のイメージが強いけど意外と自然もあるんだなーとか、次は大阪メインでじっくり観光したいなーとか考えながら移動。


関西国際空港に到着しました。

実は7年前、北京から日本に戻る時に急なフライト変更に遭いまして、その時は関空で乗り継ぎという変速ルートになりました。


北京旅行の目的は留学の下見2割、留学を始めたばかりの大学の友人らに会いに行く3割、同じく留学を始めたばかりの当時憧れていたクラスメイトに交際を申し込む5割といったところでした。


戦績としてはまず飛行機は往復ともに遅延。バーで飲もうと話していた友人は腹をくだし、青椒肉絲飯には髪の毛が混入、楽しみだった伝統芸能的なショーが休演日と悲惨なもの。

そして大方の予想通りクラスメイトに告白するしないの次元ではなく、あろうことか僕の滞在中に彼氏ができるというJOKERも真っ青な結末を迎えたことは記憶に新しいです。


そんな在りし日のセンチメンタル・ジャーニーを思い浮かべながらスクート航空のカウンターに並びます。


ちなみにスクートはシンガポール系のLCCですが、ニュージーランド航空よりも機内持ち込み荷物の許容重量がゆるかったりします。


連休なのでチェックインは長蛇の列。30分くらいは並んだかもしれません。

やはり水際対策がゆるくなったので旅客も戻ってますね。


慌ててイミグレを抜けるとあまりお店がなく、ファミマで買って軽めの食事とします。


食べ終えた頃、タイミング良く搭乗の時間となりました。あまりスマホの充電ができなかったのが少し気がかりですが・・・


機内はこんな感じ。

まぁLCCなので席は狭めですが、それなりにLCCには乗ってきたので慣れてます。


元々のフライトスケジュールは

関空→シンガポール 昼過ぎ
シンガポール→成田 朝

で、帰りだけ機内食を予約しておきました。


しかしスクートの経営計画が変わって旅程が

関空→シンガポール 夜
シンガポール→成田 深夜

のように変更されたので、「あんたらの都合でフライト変わったんだから、手数料なしで復路に食うはずだった機内食を行きに振り替えてくれよ」とスクートにお願いしておいたのです。


そして今回オーダーしたこちらのYam Riceですが、極悪にオイリッシュかつ薄味という仕様。

中国東方航空の昆明→台北で出されたチャーハンを凌駕する魔の食い物でした。


充電が心もとなく、音楽すら聞けずに退屈と戦うこと数時間。日付けが変わる前にシンガポールのチャンギ国際空港に到着しました。

高校生ぶりのチャンギ空港だよ!


チャンギは世界屈指のハブ空港です。


そんな訳で深夜にも関わらず旅客は非常に多く、イミグレでは40分ほど並ぶハメに。

そして列に並んでいる間に日付が変わったので、ブログではここからをDay2とします。


[Day2]


まぁ手続き自体は非常に簡単、ニュージーランドのような仰々しい荷物検査もないので楽です。

ちなみに、シンガポールでも出入国スタンプが廃止され、オンラインでの管理になりました。


さて、なんぼシンガポールの治安が良いとは言え深夜に移動するのは気が進まないので、本日はチャンギ空港で夜を明かします。


数年前にできた巨大エンタメゾーンのジュエルに来てみましたが・・・流石にアトラクションなどはもう営業していませんね。


床も柔らかくベンチも多いので空港野宿をしている人はたくさんいました。

しかし僕はコンセントのある場所で寝たいので、ジュエルは見送ります。


深夜ながら営業しているカフェやコンセントがついているソファなども見つけましたが、考えたら社会人なんだしエアポートホテルで眠ればいいんじゃね?と思い、フロアを移動してこちらに。


しかし、部屋は満席残念!

せめてシャワーを使いたい・・・と思いましたが、シャワーだけで2000円近くすることに絶望して断念。


最新版の地球の歩き方はコロナ前のものなので、深夜も営業と記載のある施設を求めて彷徨うも大体が営業終了しているんですよね。

24時間やっていると書かれていた映画館も、コロナで旅客が減ったせいか閉まっていました・・・


ターミナルを移動すれば何かしらのラウンジや店はあるかもしれませんが、シンガポールは11月でも普通に暑く、もはや移動する気力はありません。


と、いうことで床で眠る最もクラシカルな空港野宿を敢行することにします。


場所はイミグレや税関を抜けたすぐ前の場所で、恐らく24時間営業している食堂や両替カウンター、インフォメーションセンターが近くにあるので真夜中でも多くの旅客で賑わっています。

トイレで身体を吹いたら幾分かさっぱりしたし、コンセントもあるのでこれで安心して寝れますね。


筆者は早朝便を好んで使いますが、そこで空港ホテルに泊まったら安いチケットを意味がなくなります。

ゆえに、これまで成田や桃園、瀋陽など多くの空港で空港野宿の稽古を積んできました。


今回は、2019年のフィリピン旅行の時にニノイ・アキノ空港でして以来、実に3年ぶりの空港野宿。

夜行バスからの空港野宿というなかなかシビアな状況ですが、ブランクをさほど感じさせない素早い寝床設営を行い、早々に眠りに就くこととします。


10年ぶりのSG観光、楽しみです。


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