有給2日を犠牲にし、文化の日に合わせてシンガポールを旅行してきました。
フライト時間の絡みもあるのでしょうが、ワクチン3回接種者は帰国前の陰性証明が不要になったことで8月のニュージーとは比べ物にならないほど多くの日本人旅行者を見かけました。
欧米に比べたらまだ安く旅行できるということでこれからますますシンガポールに行く人は増えると予想しますが、これからシンガポールを旅する皆さんにここで一つアドバイスがあります。
それは、SIMカードは必ず買おうぜということです。
シンガポールは相応に発展した国なのでWi-Fi自体はあちこちにあるのですが、その中でもSIMカードを買った方が良い理由を3つ書きたいと思います。
1つ目の理由は、圧倒的にコスパが良いということ。
旅行者用の1週間使えるSIMが、容量無制限でなんと12SGD。今のレート(SGD≒104.55円)だと約1200円なので買わない理由がありません。
夏に行ったニュージーでは、1ギガしか使えないのに1200円より高かったですからね・・・
僕はゲストハウス近くのセブンで、店員のお姉さんに10分くらいでセットアップしてもらいました。
空港のサービスカウンターだと長期滞在者向けのSIMしかなかったので、街に出たら適当なセブンに入ってさっさと購入しちゃいましょう。
2つ目の理由は、観光・食事の際にネットが使えないと詰む場面があること。
例えばシンガポール観光のハイライトとも言える動物園三銃士のナイトサファリ・シンガポール動物園・リバーワンダーでは、QRコードを読み込んでオンラインでチケットを購入します。
高校の修学旅行でシンガポールに行った時は普通に窓口でチケットを購入した記憶があるので、この10年間で変わったのでしょう。
観光地なのでWi-Fiはあると思いますし、事前に公式ホームページからチケットを買って行けば済む話ではありますが、SIMカードを購入して自由にネットを使えるに越したことはありません。
また昨日のブログにも書いたように肉骨茶の名店・松發肉骨茶でのオーダーもQR式です。松發肉骨茶にはWi-Fiがないので、SIMの重みが増します。
推しブロガーの稲村さんは最近ブログでトルコの記事を書かれていますが、トルコでもこの注文方法が多かったとのことです。
コロナ禍につき人と人との接触を減らす動きが世界的にあるのかもしれませんが、旅行者的にはやや不便と言わざるを得ません。
理由の3つ目は、シンガポールの公共交通が異様に発展していること。
バスとMRT(地下鉄)を駆使すれば、普通の観光客が訪れるような場所は全てカバーできると言っても過言ではありません。
一方、MRT・バスともに路線が非常に多いので、乗り換える場所など把握していないと常夏の路上で途方に暮れることになります。
シンガポール動物園など郊外の観光地に行く時などバスを乗り継ぐ場面も出てきますが、バスの路線までカバーしているガイドブックも多くはないでしょう。
また、地球の歩き方では各施設やお店の最寄り駅を紹介していますが、現在地からだとMRTよりバスの方が早いこともありますし、付録のMRT路線図は文字が細かくて乗り継ぎの駅も調べにくいです。
移動手段やルート設計の選択肢が多いからこそ、常にグーグルマップで最短経路を調べられるSIMの存在価値が光ります。
地下道、空中廊下、大通りが複雑に絡み合ったシンガポールで目的地まで最短ルートで移動するには、SIMが欠かせないと思います。
もちろんどの国を旅行する場合でもSIMがあるに越したことはありませんが、値段の安さや取扱店の多さ、セットアップの平易さを考えるとシンガポールでSIM購入を躊躇う理由がありません。
マリーナベイ・サンズやセントーサ島で延々リゾートステイ!な旅でなければ、やはり縦横無尽に動き回ってエリアの違いを楽しむのがシンガポール旅行の醍醐味だと思いますので、これからシンガポールに行かれる方はぜひSIMの購入をご検討ください。
この記事があなたの旅の参考になれば幸いです。