離島とは思えぬ高クオリティーの担々麺が自慢の店/とんとん(三宅島)

標記の件、三宅島神着地区のラーメン屋・とんとんをご紹介します。どうぞご覧ください。

○三宅島の食事事情

離島というと旨い魚や珍しい郷土料理を思い浮かべる人も多いだろうが、三宅島の外食という意味では、そういう料理を出す店はあまりない。

大島や佐渡、奄美といった他の離島と比べると観光客が少ないのもあるのだろうが、離島ならではの魚料理などを食べたい人は民宿で食事をつけよう。

島の食事処は例えば中華や焼肉、またカフェなど地元の人が普段使いするようなジャンルが中心。
それらの料理に魚や野菜など三宅島の食材を使っているお店はいくつかある。

○Information

[住所]
東京都三宅村神着996

[電話番号]
04994-2-1777

[営業時間]
11時〜14時、18時〜21時
※日曜はランチのみ

[定休日]
木曜日

個人経営のお店なので、他にも不定期で休みがあることに注意。離島につき食事処も少ないので、島に行く前に当日は営業するか確認しておくこと。

[メモ]
オーナー夫妻は昔は町田で店をやってて、学生に利益度外視のラーメンを提供。個人的な相談を持ちかけられるまでに仲が深まった結果、当時の学生さんが島まで食べに来ることもあるらしい。

○アクセス

三宅村営バス 「土佐」バス停下車後すぐ

三宅島のバス事情だが、右回りと左回りがそれぞれ一日に5本ずつで、島をほぼ一周することになる。

右回りが三池スタートで高校前ゴール、左回りが高校前スタートで三池ゴール。スタートorゴールとは別に、それぞれ三池を一回通過する。


そのため、例えば「とんとんで食事した後、右回りのバスに乗ってアカコッコ館に行きたい」と思っても最寄りの大路池まで行かず、その手前の高校前で下車となり、アカコッコ館までは20分ほど歩く。

※アカコッコ館=三宅島に生息する鳥・アカコッコについて学べるビジターセンター


バスで島を巡る場合、
①左回りの第3便で11時50分に土佐着
②右回りの第3便で12時40分に土佐発
③13時に高校前着
④20分歩いてアカコッコ館へ、近隣の湖や森林の散策を含めて2時間ほど観光
⑤右回りの第4便で大路池発

のタイムスケジュールがおすすめ。右回りの大路池発なら、温泉があって店も多い阿古地区もすぐ。


また神着〜三池の区間は火山活動の影響でできた地形や海など絶景が続くので、体力と相談してアカコッコ館あたりまで歩いてもいい。

神着からアカコッコ館までは写真撮影や休憩込みで4時間ほど。大路池から左回りの第4便で終点の三池下車後すぐ、右回りの第5便に乗り換えればどこでも行ける。

○料理

店は個人経営の穏やかな趣きで、メニューは各種ラーメンが中心。おばちゃん曰くあまり出ないが、トンテキなど定食メニューもいくつかある。

飲み物はアルコール飲みなので、ソフドリを飲みたいなら隣の商店で買って持ち込み可。


今回は、とんとん麺とチーズ餃子を注文。2品合わせて1500円ほど。島物価ではないと思う。


とんとん麺は、一口スープを飲むとむせ返るような濃厚なゴマの風味。個人的にはラー油を多めにかけるとちょうど良い塩梅になり更に美味しく感じた。

いわゆるチャーシュー麺は+100円だが、普通のとんとん麺でも3枚くらい入っててお値打ち。

とんとんの担々麺だから、とんとん麺。
簡単なことでしょ?


チーズ餃子も旨い。
オーナー夫婦との会話も楽しく、旅の最後に温かい時間を過ごせて良い思い出になった。

○まとめ

元々は町田で営業してたからだろうが、離島のラーメンとは思えないほど本格的で、普通に都会で店出しても行列ができると思うほど旨い。

神着には観光スポットは少ないので車の人か近くの民宿に泊まる人が主な客層になると思うが、美味しく楽しい食事になること間違いなしなので是非とも時間を作って訪れてみて欲しい。


三宅島での食事の参考になれば幸いです。

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