【旅行記】2022GW北海道4-2 霧多布湿原をチャリで駆ける

[Day4]

茶内駅に到着後、浜中町営バスにて霧多布湿原センターを目指します。

センターまでの運賃は100円でした。


20分強バスに揺られて到着。

なおここで降りたのは僕の他に一人だけ。
終点が霧多布岬近くの温泉なので、そこまで行く人の方が多いのかもしれませんね。


観光する前に、センターの展望ルームに併設差れたカフェで腹ごしらえ。

浜中町の特産品・ホッキ貝を使ったカレーとホエイ豚のホットドッグが美味しかったです。


湿原センターとは言うものの、館内の展示は写真のように動物の剥製?模型?が陳列されているのみで、あとは前述の展望ルーム&カフェ、子どもが遊べる部屋、図書館に売店となっています。


観光という意味ではセンターの近くに散策路が設けられているので、そちらに移動しようと思います。


センターのホームページに、チャリ置き場の下でキタキツネが子育てしていると書いてあったのですが残念ながら遭遇できず。

こっこ(赤ちゃん)見たかった・・・


ここから湿原を歩ける散策路にログインします。
夏に行ったサロベツ湿原センターの散策路よりも、「湿原を歩く」という感じがしますね。


こちらはヤチボウズ

植物が霜柱の要領でこういう風に盛り上がってできたもので、この旅でも釧路湿原・霧多布湿原のあちこちで見ることになります。


ルックスはなかなか愛くるしいですが、蟻とかの住処になるみたいなので個人的にはうーんですね。


あちらこちらから鳥の鳴き声が響き渡りますが、全く姿を見せないのでちょっと不気味。

双眼鏡借りれば良かったかな。


そして雨のせいか、木道の一部は完全に水没しています。やはりトレッキングシューズ持ってくるべきだったか!?エキノコックスもあるので、なるべく水には触れたくないんですよね・・・


結局、遠くに鳥を視認した以外は野生動物との遭遇もなく散策終了。
まぁ人工的な散策路じゃ限界ありますね。
本番はこれからです。


再び展望ルームのカフェに戻ってミルクシェイク。
これがめちゃくちゃ濃厚で美味しかった。


さて、展望ルームで休憩していると、途端に霧が晴れて遠くまで見渡せるようになりました。

まるでさっきと別世界です。
よし、腹も決まったし勝負に出よう。


上に書いたように、茶内駅から霧多布岬近くの温泉まで行くバスはあるものの、岬と温泉は徒歩30分ほど離れており、現在は岬行きの交通手段はありません。


そして遡ること一日前、今日の民宿の宿主と送迎などについて話していると、湿原センターでチャリを借りれることを教えてもらいました。

お値段は一日1000円。タクシー移動やレンタカーに比べると格別に安いです。

バックパックを背負ってのサイクリングはなかなか過酷ですが、当初は諦めてた岬まで行けることもあって二日レンタルすることに決めた訳です。


まずはこの一本道を、霧多布の町まで爆走!

そうそう、明日は休日につきバスはデマンド運行になるので、忘れずに予約もしなきゃです。
↑湿原センターから茶内まで歩こうとしたら、ヒグマ出るぞってスタッフに脅された


早速、動物を発見!

写真じゃ見にくいですが、遠くの方にエゾシカの群れがいます。水の近くです。

子鹿の尻尾は白くてふわふわで、この規模の群れは稚内でも見れなかったので早くも大満足です。


景色の良い場所でチャリを停めて撮影→サイクリングを繰り返します。


信号もない一本道なので車も爆走してますが、あまりにも見晴らしが良いので回避も簡単です。
むしろ砂利道を避けると車道部分を走らざるを得ないので、迷惑かけてごめんなさいです。


こんなにも気持ちの良いサイクリングは初めてかもしれません。荷物の重さも気にならない。

台湾の花蓮で郊外の町や農村を通って湖に行った時や、香格里拉でナパ海へ行った時のサイクリングも楽しかったですが、あの時は辿り着けるかの不安も大きかったので。今回はルートが明確なので最高です。


ブログ的には同じ構図の写真が続きますので、そこはご了承ください。


霧多布岬が近くにあるということで、霧多布湿原も海からの距離が近い湿原になります。

やはりその辺のミックスが、多様な生態系の発展に少なからず貢献しているのでしょう。


町に入りました。
ここからは一路、霧多布岬を目指します。


つづく