[Day3]
僕は決して運転できない訳ではない、が
・地元の人の目線で旅したい
・知らない場所、特に町を運転するのは少し怖い
・一人でレンタカーは高い
などの理由から基本的には公共交通機関を使った旅行を貫いています。あくまで一人旅の時は。
これまで一人旅で車を解禁したのは・・・
徳島の祖谷(公共交通が極めて貧弱)、と研修で八戸に滞在している時に行った奥入瀬くらいかな?
他方、公共交通縛りの最大の欠点は時間の融通がきかないこと。移動方法の候補に車が挙がっている時点で何らかの地雷(本数が極少など)があるの確定なのです。
まぁ、僕はカフェさえあれば何とか時間を潰せる人間。そこにWi-Fiがあればもう文句ありません。
これまで海外旅行派の僕でしたが、バスターミナルにはたいていカフェがあるし、ハンガリーのセンテンドレで入ったカフェなどおとぎ話のような可愛さで、移動の不便さがむしろ良い思い出になったのでした。
そう、カフェとかあれば、なのです。
北海道のこんな大自然エリアにカフェがある訳がないんだよなぁ・・・
一応、中標津方面に30分以上歩けば道の駅スワン44ねむろがありますが、休憩するためにさらに疲れるのは本末転倒な訳でして・・・
とりあえずネイチャーセンターのベンチでセコマのラスク食べて休みますが、これからどうしよう。
歩いても座っても時の進み方は同じなので、とりあえず近くの温根沼大橋まで歩くことにしました。
根室市街地までのバスは一時間半後。
橋まで往復40分くらいで、ゆっくり写真撮っても持て余すくらいでしょう。
本数が少なくて観光する時間が短いのも困るけど、時間が余りすぎるのも困るんだよなぁ
この鄙びた感じが何とも言えません。
シマフクロウの保護区!
もちろん立ち入りは厳禁です。
大橋に到着しました。
ちなみに歩いてる人は一人もいません。
景色はいいけど・・・風が強いよ・・・
色々考えて、ここからバス停2つほど歩いて温根沼のバス停まで行くことにしました。
温根沼までなのは、温根沼が栄えているからとかではなく時間的に丁度良いからです。
なお根室市民にとって温根沼と言えば漁港。
とは言え観光客向けの食堂があるような港ではなく、遊び心なしのガチの漁港です。
しかし・・・
何もない集落だなぁ・・・
ここの住民はどうやって物資調達してるんでしょうね?
あ、そっか車で根室に買い物行くのか!
やつぱり北海道は車ないと無理!!
閉廷!!!
長い長い遠足もようやく終わりを迎え
幸いバス停「温根沼」には待合小屋があったので、スマホを弄りつつ時間を潰したのだった・・・
根室に帰還後は、バス停近くの老舗喫茶、どりあんでランチを食べることに。
店はバス停から見てイオンの向こう側。
ただ店内を通過するのも心苦しいので、ついでに下着や靴下を補充しました。
国内旅行は買い物しやすいのが良いですね。
余談ながら、根室市街地に着いてすぐ、市役所の庭でデカい角のエゾシカとキタキツネを観測。
あんな遠くまで行ったのに・・・
どりあんでは奮発してエスカロップのデラックスを頂きます。普通のエスカより高いだけあり、カツも厚めでとっても美味しい!
疲弊した身体が回復していきます。
話は昨晩に遡りますが、剣道部のLINEグループを見ると、同期のNが北海道に来ているとのこと。
Nは帯広のホテルで働いている同じく剣道部の友人に会い、なんと明日(今日)は根室泊らしい!
こうして急遽Nと会うことになった訳ですが、先に夕飯を食えとのことなので、有名な根室花まるの本店にでも行ってみることにします。
ネムロマンのオーナー・村田さんから唐揚げを、常連客のHさんからビールを頂いたので、回転寿司は止めることにしました。戦略的撤退です。
こういう時間こそ旅の醍醐味なんですよ。
なお本当は夕食の前に市内観光をするつもりでしたが、疲れ過ぎて夕方まで宿のリビングから動けず。
19時前、Nが来たので彼の車で銭湯に行きます。
上に書いたようにNは大学の友人。
卒業後はずっと中国地方で働いていて、最後に会ったのは2019年(コロナ禍の直前)の学祭かな?
まさか日本の最東端で再会するとは。
入浴後、なんだか楽しくなってきたので、ノリで夜の納沙布岬までドライブすることにしました。
Nに限らず母校の友人は皆そうですが、くだらない話だけじゃなく真剣な世界情勢の話などもできるのが嬉しいです。
まぁ、夜は北方領土は見えず・・・
寒風で地獄の様相を呈していましたが、日本一早い朝日を見るために車中泊してる人も多かったですね。
この日の夕飯は途中のセコマでホットシェフ買ってNの愛車の中で。豚丼はコンビニ飯とは思えないほどの高クオリティーで大満足でした。
短い時間だけど会えて良かった。
運転ありがとう!!
次はYとAの結婚式で会おうぜ。
ここでお話が終わらないのが、宿での交流大好き、あわよくば未来の伴侶探しを生業とする「世界の町で朝メシを喰う」です。
リビングでオーナーと宿泊客で談笑していたので、当然のような顔で小生も混ざります。
村田さんから日本酒を、Hさんからもお酒を頂きました。御馳走様です。
同じドミのコタロウさんが、自ら収集したエゾシカの角を見せてくれました。
コタロウさんは普段はメーカーで働きながら、定期的に北海道にやって来ては鹿の角を探し、被写体を探してワイルドな旅をする超人です。
ちなみに狩りもできるんだとか。
大学の友人に個性豊かな旅行者たち、姉御肌の村田さん。一人旅なのに色々な人とお話できて僕は(業務時間外は)幸せ者です。
さて、明日は根室を離れ、今回のお目当ての花咲線に乗って霧多布を目指します。
三宅島旅行の盛り上がりによっては更新が遅れるかもですが、どうかお楽しみに。
Regards,