【旅行記】2019卒業旅行38-2 これぞセレンディピティ!魅惑の「アジア側」上陸

[Day38]

午後はいよいよアジア側に上陸する。

ヨーロッパに入る瞬間は爆睡していて感動も何もなかったけど、せめてヨーロッパ側とアジア側を行き来することでイスタンブールの特異性を味わいたいと思います。


ガラタ橋近くのエミノニュからフェリーでアジア側を目指します。料金は150円くらい。

ヨーロッパ⇔アジアの移動手段としては、ボスポラス海峡横断トンネルを通るマルマライ(近郊列車)もあります。
料金もフェリーと同じくらいです。

ただ、今回はポケモン金銀の「波乗りでカントーに上陸」を再現したいので、僕はフェリー一択です。


地元の人に囲まれながらライド・オン!


26番どうろのBGMを聴いて臨場感を高めようと思いましたが、なんと最悪のタイミングでイヤホンが故障!

仕方ないので周りの迷惑にならないくらいの音で再生しながらアジア側を目指しますが・・・


正直ヨーロッパからアジアに渡ったところで何か雰囲気が一変する訳でもないので良くも悪くも平常心です。

まぁ旅の序盤でイラン→アルメニアの国境越えを経験してしまったので、不感症になるのもやむなし。


アジア側の町、ユスキュダルに到着しました。


猫を愛でながら読書してた女子大学生が善人色の覇気を放っていたので、道を聞くついでに写真を撮らせていただきます。


特に目的もなくお隣のグズグンジュックという町まで歩いてみることにします。

海沿いをずっと歩くので気分は明るいです。


オーバーツーリズムに片脚突っ込んでいるヨーロッパ側と比べると、アジア側はとっても穏やか。

ここに観光客の姿はなく、主役は品のある海沿いの住宅や散歩を楽しむ地元民です。



住宅街


生活感溢れる野菜屋


確かアルメニア教会。
かつてグズグンジュックにはユダヤ人のコミュニティあったので、今でもシナゴーグが残っているそうです。

今回は入り口が分からず、教会などには入ることができませんでした。


公園で談笑する人々
何て平和的なんだ・・・


公演の脇にある畑か緑化スペース的な場所。
何となく練馬とかに似た雰囲気です。


yeah!


yeah!!


yeah!!!


猫を眺めながら住宅街のカフェで一服。

間違いなくトルコに来てから一番テンションが上がっています。

振り返ると、このアジア側散歩をきっかけに、住宅街散策の面白さに目覚めたかもしれません。


こんな魅力的な町が地元でありたいわ。


もうここに住みたいです。


ヨーロッパ側の街歩きも刺激的でめちゃくちゃ楽しいけど、ぼったくりや詐欺強盗をほぼ気にせず心の底からリラックスして遊べるのはアジア側の良さです。


ユスキュダルに戻ってきて、軽く港近くの市場や食堂街を散策したり


ローカルにも程があるチャイハネで茶をしばいたり


最後に目についたモスクに入ってみます。


ブルーモスクのような外観的な美しさや、アヤソフィアのような特異性、またイランで見学したモスクや廟のような華やかさはないかもしれません。


それでも、モスクの中はこんなにも清廉で、訪れる人を守ってくれるかのような安心感があります。

あまりにもアットホームだったので、僕も10分ほどウトウトしてしまいましたが全くお咎めなどはなし。


そして真に礼拝のために今でも使われているからこそ、観光客の多いモスクとは比べ物にならないほど信者が多く、熱心にお祈りされています。

トルコでは若者があまり熱心に礼拝をしなくなっていると前に書きましたが、このモスクでは子どもからお年寄りまで礼拝していたのが印象的でした。


とてもとても満足したのでヨーロッパ側に帰ります。


ボスポラスの夜景


夜はまたしてもバルカンロカンタで頂きます。

とても旨いけど、見た目は真っ赤っ赤ですww


ハーモニカホステルに戻りコモンスペースで休んでいると無料の夕食タイムが始まったので、少しだけ僕も頂くことにしました。


このゲストハウス、夕食サービスは有り難いとしても、とにかくスタッフも客もパリピが多いんですよね。

秘密のストーリーがあると言ってお姉さんを連出そうとするイケメン、明らかにドラッグな「チョコレート」をお姉さんに食べさせようとするイケメン、ハンサムなヨーロピアンに気に入られようと声を張り上げる根は真面目タイプなんだろうなーってマレーシア女子、息子くらいの歳のヨーロピアンとはしゃぎ回るオノ・ヨーコ似の中国人・・・


ともあれ、明日はいよいよトルコ最終日です。