【旅行記】卒業旅行24 さらばアルメニア!そしてジョージアでの冒険の始まり

Day24

いよいよ、アルメニアを離れる時が来ました。

いつも通りの朝メシを腹に詰め込み、出発の準備をします(写真は二日目に撮ったものです)


フレンドリーなスタッフ、可愛い飼い猫たち、リビングに常備されたパン&ジャガイモと非常に居心地が良かったです。歴代の宿でも上位に入ります。


エレバンの宿だと「リダの家」が有名ですが、こうやって自分のお気に入りを探すのも良いものです。

お世話になりました!


味のある集合住宅を見るのも今日が最後。
地下鉄駅にも近いし、エレバンの下町の雰囲気も味わえるし、本当にいい宿でした。


エレバン駅の前の広場から、ジョージアの首都・トビリシ行きのマルシュルートカが出ています。


特に予約などしていませんが、あっさり該当するマルシュを発見。無事に席を確保できました。


人が集まる場所なので、それなりにガラの悪そうな輩もいますが余裕でかわせるレベルです。


駅の横にちょっとした市場がありました。
出発まで時間があるので軽く見てみましょうか。


やっぱり市場は楽しいなぁ。

今回の旅では、エレバンの居心地が良いあまり、のんびりし過ぎてしまい極狭い範囲でしか行動していません。

ホルヴィラップやセヴァン湖もそうですが、もっと路線バスなど駆使してあちこち行けば良かったです。


バンにパンをパンパンに詰め込んでいます。
ハッハッハ!


さすがに豆腐ではないと思うので、多分イランで見かけた「豆腐のようなチーズ」でしょう。


ゴツいパンが旨そうです。
朝メシ用に買いたいですが、さすがにデカ過ぎますよねぇ


結局、駅前広場で甘いパンを購入しました。
この日は2月14日。美人の店員さんからパンを買えてご機嫌です。

社会人三年目の僕から当時の僕に何か伝えるとするなら、一年目のバレンタインには期待するな、ですかね。


買い物を済ませた頃にジャストで出発の時間に。国境に向けて走り出します。

途中でセヴァン湖を通過しましたが、本当に無理してでも行けば良かった。それくらい美しいです。


この時の僕は、ルーティングやプランニングはそこそこ上手かったと思います。

じゃあ何が足りなかったかと言うと、「もし帰りのバスがなくても、適当な宿に一泊して次の日エレバンに戻ればいいかー」みたいな気持ちの余裕だと思うのです。

まぁ帰国の日とかトルコでの用事とか制約がある中での旅なので仕方ない面もありますが、次に旅する時はどっしり構えて行動したいですね。


出発から二時間もしないうちにお昼休憩に入ります。
サービスエリアとも言えないような、ハイウェイ上の小さな雑貨屋のような場所です。


腰を据えて食べる時間はなさそうなので、とりあえず行動食としてピザを買いました。


選択肢は割と多いです。


同じマルシュのメンバーは、イラン人のご夫婦や地元の人など割と多国籍。


同じマルシュの奴みんな友だち!とまではいかなくても、休憩時間に軽く会話したり微笑み合ったりするだけで、だいぶ移動しやすくなると思います。


結局、ポテトとカツレツ的な惣菜を購入しました。
マルシュの座席でもしゃもしゃ食べます。


国境が近付いてきたことを実感する標識です。


国境に到着しました。
国境施設には売店などもあり、両替もできます。

僕は基本的にVISAデビッドで現地通貨を入手していましたが、念のためここで最低限の額を両替しました。


さて出入国審査ですが、アルメニア側・ジョージア側ともに職員の方は極めてフレンドリー。審査もスムーズです。
ジャパンのパスポートは伊達ではありません。


一方、イランのご夫婦は長い時間かけて荷物とかチェックされていて・・・穏やかで良い人達なんですがね。


「ジョージアの道って意外と荒れてるなー」なんて考えたりしているうちに、いつの間にかトビリシに到着していました。

この卒業旅行の四カ国目、ジョージア編スタートです。


初日の宿は旅ブログでは早速お馴染み、日本人宿のコンフォートプラスに来てみました。


この時はシーズンオフだからか日本人の観光客は他におらず、ノマドワーカーのちょっと調子乗ったおっさんや、出張でトビリシに来ているカザフスタン人がマジョリティです。

僕は剣道やってますが、初対面の人に馴れ馴れしく説教(笑)するようなおっさんに礼儀正しくするほど性格良くないからな??年上とか年下とか関係ないぞ???


日没までまだ時間があるので、軽くトビリシの町をお散歩してみることにします。

自由広場から観光スタートです!


歩き始めて数分ですが、エレバンより観光地として栄えているように感じます。

だからと言ってコテコテの観光地という訳でもなく、居心地はすこぶる良いです。


この辺は新市街ですかね?
欧米人観光客が好みそうな洒落た飲み屋やレストランもたくさんあります。


ジョージアの観光は教会巡りがメインになります。
明日以降、じっくり見学しましょう。


トビリシも一瞬で好きになりましたが、治安的に最低限の注意をする必要はあります。

その説明をする前に今のロマの状況を理解する必要がある。少し長くなるぞ。


ロマはその名の通りルーマニアにその起源を持つ流浪の民族ジプシーとも呼ばれます。

ロマについてはこれからの記事でも何回も言及することになるので、今回は「スリ」「クレクレ攻撃」「このお花タダ!やっぱ寄付して!」など旅行者からあの手この手で金品を盗ろうとする連中、とだけ覚えてください。


そんな差別的だ!彼らにも美徳が!と顔を真っ赤にして怒る人もいると思いますが、現に僕もタカられたんだから仕方ないじゃん??


写真の橋は町のシンボル的存在なのですが、ハナダシティのロケット団のごとくガキがたむろしており、通行人のズボンをペタペタ触って金品を物色してきますからね。
彼らがいくら悲劇的な運命を背負ってようと、そんなの関係ない。自分に害をもたらす存在は「敵」です。



自由広場の横で量り売り式の食堂を見つけたので、早めの夕飯にしましょう。

ジョージアにはシュクメルリやアチャブリなど有名なご当地料理がいくつもあるので、一回くらいはちゃんとしたレストランに入って食事したいですね。


夜食用にテイクアウトしたものを宿のリビングで食べていると、カザフスタンから出張に来ている親父さんにワインを頂きました。

ジョージアのワインは超有名です。


カザフスタン人は、外見が極めて日本人に似ていることで密かに有名です。

気さくで朗らかな親父さんでした。
ワインご馳走様です。


宿の女将さんのマナナさんにもホームメイド・ワインを頂きました。ありがとうございます!


アルメニアとお別れしたのは残念でなりませんが、初日から旨い酒に国際交流と盛り沢山な一日でした。


ジョージア旅、とても楽しみです。