[Day25]
久しぶりに日本人宿の類に泊まりましたが、まぁ良くも悪くも雑然としてます。
僕はこういう方が逆に落ち着きますが、セクシーにいきたい旅人には向かないかもしれません。
コンフォートプラスは有名な日本人宿ですが、僕が泊まった時はバックパッカー系の人は他にいませんでした。
陰キャの僕はみんなでシェア飯!遅れてきた青春!みたいな雰囲気には馴染めそうにないので、かえって良かったのかもしれません。
まぁ、僕は究極の「話しかけられ待ち」体質なので、声をかけてくれたら尻尾振って交流を楽しみます。
また宿での出会い→ケコーンにも憧れますが、出会い目的のウェイ系ではなく、硬派に自分の世界を持って旅する人と巡り逢うことを切望しています。
コンフォートプラスは居心地の良い宿ですが、観光するには少しだけ立地が不便なので、今回はより中心部に近い宿に移ることにしました。
宿周辺はいかにも下町!という感じで面白かったので、いつかトビリシに長期滞在する時は連泊したいです。
地下鉄で移動します。
旧ソ連の国々の地下鉄は、日本の地下鉄の比じゃないほど深くまで掘られています。
Marjanishvili駅で下車し、歩いて宿に向かいます。
コンフォートプラスの周りとはうって変わって、ファッショナブルで垢抜けた感じのエリアです。
旧ソ連にありがちな、無機質な集合住宅が並ぶ町並みを想像していたら驚くこと間違いなしと思います。
Fabrikaに到着しました。今日から二泊お世話になります。
ドミトリー・個室ともに膨大な数の客室を有し、バックパッカーから家族旅行、ノマドワークまであらゆる旅人のニーズを満たせる超大箱ゲストハウスです。
館内全域に爆速のWi-Fiが張り巡らされ、広大なコモンスペース、バーカウンター、レストラン、中庭と思い思いの場所で寛げるのが特徴。
あまりの広大さゆえに「旅人同士のウェットな交流」には向かないかもしれませんが、単純な設備面のスペックで言うと間違いなく世界最強クラスのゲストハウスだと今でも思ってます。
さて、宿の中庭にはいくつかのレストランがあります。
その中の一軒に強く惹かれてFabrika宿泊を決めたのです。そのお店の正体とは。
そう、塩ラーメンです。
こんな短期間の旅で日本食に手を出すなど、バックパッカー失格かもしれません。
でも、この魅力には抗えないっすよ。
肝心の味ですが、しっかりと出汁の効いたスープ、コシのある麺、とろとろチャーシューに味玉とその全てがスプレンディード。
台北に乱立する、なんちゃって日本料理店のラーメンをはるかに凌駕する完成度です。
テンション上がり過ぎてチーズ餃子にまで手を出してしまいました。
この二品で1000円ちょっとと、ジョージアでの一日の食費を一食で使いましたが全く後悔してません。
はっきり言います。
この旅で食べた物の中で一番旨かったです。