【宿泊記】リアル大草原の小さな家!「あしたの城」(豊富)

北海道の豊富でお世話になった宿・あしたの城の宿泊記です。

数十年に渡って旅人を支え続けてきたレジェンドホステルの実力やいかに。

○概要

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[住所]
北海道天塩郡豊富町豊徳

[宿泊費]
5200円/個室、素泊まり

元は北海道の旅人宿らしくドミトリーあり食事付きプランありなのですが、現在はコロナの関係で個室&素泊まりのみとなっています。
場合によってはドミトリーの部屋となりますが料金は変わりません。

[受け付け]
チェックイン 15時〜22時
チェックアウト 〜9時(コモンスペースや庭は10時まで使用可)

[Wi-Fi]
流石にトイレ等では途切れるがサクサク。
ホームページにはコモンスペースの方が強いと書いてあるが、個人的にはむしろ部屋の方が繋がりやすかったと思う。

○アクセス

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豊富駅からハイヤーで20分

少し解説すると、豊富駅→湿原センター→あしたの城→稚咲内を結ぶ路線が廃線になってしまったので、サロベツ交通のタクシーをハイヤーとして利用できるのですよ。

お値段は駅から湿原センターまでが390円、湿原センターから宿までが260円。
駅から直で宿に向かっても特に割引などはなく650円となります。

また、あくまでバスの代わりという位置づけなので4人で乗っても1人で乗っても運賃は変わらないので注意。


なおこれも大事なのですが、当面はハイヤーとして使えるタクシーは1台しかないので、宿の予約をしたら速攻でハイヤーも予約しちゃいましょう。

特に帰りはJRの本数が非常に限られています。
チェックアウトの時間も考えると稚内行き・旭川方面行き共に11時17分の電車がボーダーになるので、10時には宿を出れるといいですね。


○室内

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僕はドミトリー用の部屋をアサインされたので、贅沢にも6ベッドドミを1人で使えました!

ドミとして見ても各ベッドにコンセントありカーテンありで不自由はないですが、ドアを背にして右側のベッドは、ロングの二段ベッドの真ん中をカーテンで仕切って4ベッドドミとしているのが面白かったですね。

部屋には暖房はありませんが毛布を2枚使えるので安心。

○設備

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シャワーは1箇所、トイレは男性用は2箇所でどちらも1階にあります。
片方のトイレはウォシュレット付き。

またコインランドリーもあり洗濯は200円、乾燥機は30分100円です。

○滞在を楽しむギミックなど

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広々としたリビングがあり、暖炉の前でみんなで寛ぐスタイル。
食事もここで摂ります。


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自慢の庭。ここからの見晴らしが最高です。

僕の滞在中はあいにく天気が悪かったのですが、さぞかし星も綺麗でしょうねー

ベンチもあるのでここでも食事できます。


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そして一番の人気スポット!

朝、リビングのこの特等席でコーヒーしばきながらサロベツ原野を眺める最高の贅沢。
ウルフギャングやGUCCIなんか目じゃないですね。


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フリードリンクも標準装備。

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本もたくさんあります。

○食事

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あしたの城は牛乳鍋が食べられる宿としてその名を轟かせたのですが、先に書いたように現在は素泊まりのみとなっています。

そこで救済策として提供されているのが朝メシ用のメガトンオニギリ! 
2個で300円、予約時に注文します。

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そしてこれがまぁデカい。
1個につき茶碗2杯分は使ってるんじゃないか?ってくらいのボリュームです。

筆者はとにかくオニギリが大好きなのでこれは嬉しい。


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夜は豊富市街で食べるか何か買って来るかですが、ロケーションを考えると実質的には持ち込み一択でしょう。
夜はハイヤーもないですしね。

幸いなことに豊富のセコマはホットシェフ対応店なのでセコマ行きましょうセコマ。

○周辺環境

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タイプ・ヌル。

まじで何にもありません。
極々たまに牧場のような施設がありますが、99%は圧倒的なサロベツ原野が広がるのみ。


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筆者は帰りは観光を兼ねて湿原センターまで歩きそこからハイヤーに乗ったのですが、宿から湿原センターは正真正銘の一本道です。

広大な原野のど真ん中をひたすら歩き続ける。

恐らく日本では北海道でしか体験できない究極のワイルドライフがここにあります。


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ちなみに湿原センターでは遊歩道が整備されています。
花は季節モノですし野生動物には必ず出会える訳ではないのですが、北海道の自然のダイナミズムを味わう意味でも訪問は必至でしょう。

ビジターセンターには絶滅危惧種についての詳細な説明もあり、遊歩道とビジターセンターともに無料です。


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「周辺」ではありませんが、豊富市街の丸勝亭では極厚のカツ丼が楽しめるので昼メシにいかがでしょうか?

○まとめ

アクセスや素泊まりであることを考えると、コスパ的にはあまり良くないかもしれません。

そもそも豊富は温泉郷なのでそっちに宿もたくさんありますしね。

しかしながら、果てしなく続く原野を眺め、旅人同士で語り合う。
強烈に北海道を感じられるという意味で、旅好きやゲストハウス好きには是非訪れて欲しいです。

コロナがおさまったら牛乳鍋を食べに行きたいですね〜
雪景色を見に冬に行くのも素敵かな?

今から次の宿泊が楽しみでなりません。