【旅行記】佐渡④たらい舟を自主的にたらい回す

【Day2】

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2日目は小木・宿根木という町を観光するので8時には行動開始。
近所のローソンで朝飯を買った後、バス停に向かいます。


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宿の近くの町並みもなかなかに味わい深いです。


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8時半頃、小木行きのバスに乗車。

僕が泊まっている佐和田から宿根木に行くには小木で乗り換えが必要ですが、小木→宿根木の始発が遅い上に小木で30分ほど中途半端に待ち時間があります。

しかし、佐和田→小木は早くからバスがあるので、敢えて早めのバスで小木に行って観光しながら始発を待つことにしました。

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バスは川を越えたり

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集落を通過しながら小木に向かいます。

乗客は一組のカップルの他は地元民が中心。
こんな何もないバス停で降りるなんて、おばあちゃんどこに行くんだろう?
みたいな想像が膨らむのが公共交通機関の醍醐味です。

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田んぼと海のコントラストこそが佐渡を象徴する景色だと思っています。


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1時間弱で小木に到着。
両津と並ぶ佐渡の玄関口です。

ちなみに佐渡には空港がありますが、滑走路が短いため現在では使われていません。


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着いて早々ですが、たらい舟に乗船します。
お値段は500円。

たらい船とはその名のとおり、たらい状の木製の船であり、小回りが効くことを活かして海藻などの漁で使われています。


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早朝とコロナの合わせ技で客は僕以外に0。
やや場末感を感じますが気にせず乗っちゃいましょう。


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待ち時間なしで出航しました。
日本海の潮風が心地良い!

観光客向けのアトラクションとしてだけでなく、現役で漁に使われている点が好感度高いですね(何様だよって話ですが)


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ただ・・・
何故か舟が港から出ないんですよねぇ
佐渡に行った会社の同期の話だと、沖とは言わないまでも外洋までは出たみたいなんですが・・・

熊「このコースはこれで終わりなんですか?」
おばちゃん「ええ、小木のたらい舟は港から出ないのよ〜」

うーん、まじっすか〜
確かに所要時間が8分の時点で察するべきでしたね。
本格的なクルーズをしたいなら目的地の宿根木に行かなきゃみたいです。

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まぁ、おばちゃんに色々と面白い話を聞けたので乗らなきゃ良かったとかではありません。
楽しかったです。


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さてさて、宿根木行きのバスまであと2時間もありますが、博物館などは閉鎖されており、やることがありません。

どうしたもんかね〜




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ボーッと待ってるのも時間の無駄なのでチャリでの突破を試みます!
小木の観光案内所で電動アシスト自転車をレンタル。
基本料金は2時間500円で、以降は1時間で200円ずつ加算されていく方式です。

余計な出費ではありますが、2時間もの観光時間を捻出できることを考えるとお得ですし、何より絶景を見ながらのサイクリングは最高!


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バスとは違って気ままに撮影できるのも良いですね。

乗り換え案内通りに行動していたら、まだ小木にも着いていない訳です。

事前に調べて得た情報、現地で得た情報を駆使し、使えるものは何でも使って不便さを崩して行くのが自由旅行の醍醐味だと思いますね

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ゆっくり写真を撮りながらサイクリングして、30分くらいで宿根木に到着です!
基本的に山道&坂道でしたが、電動アシストのお陰で楽々でした。

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宿根木観光のメインは特徴的な街歩きですが、カップルが活動を開始する前にまずたらい舟に乗ってしまいましょう。

よく見たら行きのフェリーで見かけた修学旅行生がいますね。
目の前を通る度に欠かさず会釈をしてくれるような素晴らしい小学生達でした。

引率の先生も見習いなさい


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時間まで周囲を散策します。

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海底火山によって形成された特徴的な地形。
おおよそ活動に向いていなさそうな場所ですが、海産物の運搬や処理に使っていたそうです。
生活の知恵ってすごいっすね。


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時間が来たので乗船します。

漕手のお姉さん、小川さんも移住者でしたが、地元が僕の大学から近くてびっくり!
佐渡旅はこんなこと多いですね。

お姉さんはバイトでたらい舟の漕手をしながら、イラストレーターとして活動しており、なんと宿泊しているPerchにもお姉さんさんの描いたイラストがあるんだとか。

an0iljtko.wixsite.com



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序盤は海藻が行く手を阻みます。

確かに普通の船じゃ海藻の漁は厳しそうですね。


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うーん、気持ちいい!
やはり湾を出ると開放感が違いますね!

30分で2000円のコースですが、申し込んだ甲斐がありました。
小木のたらい舟も楽しかったもののやや不完全燃焼だったので、宿根木でも乗れて良かったです。


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男だ女だ言うのは嫌いですが、それでも女性でこんなに舟を漕げるのは修練の賜物ですね。
まして今日の乗客は重量級の熊五郎ですし、、、


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大満足のクルーズでした。

チケットオフィス的なものはなく、駐車場から直に乗り場にアクセスする形なので少し戸惑うかもしれませんが、ぜひ体験してみてください。