[Day2続き]
たらい舟の興奮さめやらないまま、続いて宿根木の街を散策します。
宿根木は船貿易、特に千石船の寄港地として栄えた町であり、船大工が工夫をこらした家々を楽しめる観光地です。
観光地とは言うものの、白川郷のように住民達の生活が今でも残る住宅街としての側面も持っています。
そしてこの密度!
特徴ある家が密集するのが宿根木の醍醐味と言えます。
この宿根木ですが、吉永小百合が大人の休日倶楽部のポスター撮影で訪れたみたいですね。
(めっちゃ可愛い同期に教えてもらった)
集落の目の前は先ほどたらい舟してきた海であり、このように小川へと続いています。
水辺の路地を散策することで、街歩きは危険な領域へと突入する。
柴犬は本当に可愛い。
こんな感じの生活の知恵、生活感が堪りません。
いやー素晴らしい休日ですね。
白川郷などに比べたら町としての知名度は低いと思いますが、海外も含めた今までの街歩きの中でもトップクラスの楽しさです。
一軒くらい中に入って見学してみましょう。
ちょうど目についた三角家に入場します。お値段は300円。
川の中州という土地を最大限活用するため、名前の通り家の形状を三角形にして土地を捻出、一軒でも多く家を建てようという生活の知恵の極みと言えます。
往年の川の様子。
平成の世になってからも、この家に人が暮らしていた訳です。
伝統的な造りの家を完璧に保存することに固執するのではなく、やはりそこに人が住む以上は、ポイントポイントで現代的に改築する必要もあると個人的には思います。
どこでどのように写真を撮っても絵になります。
夏の日の冒険、です。
さて、この記事を書きながらとても後悔しているのですが、課金してもっと建物の中を見学するべきでした。
そもそも宿根木の家の特徴は外観は質素、中は豪華、なので中に入らなければ船大工の真髄に触れられません。
三角家も良かったですが少しコンセプトが違いましたしね。
この佐渡の旅ではバスの時間とかルーティングとかに気を払うあまり、観光地のリサーチを怠ったのが反省点です、
まぁただ歩いただけでも十二分に楽しかったので気にしないようにしましょう。
良縁に恵まれ、知的好奇心を持ってあれこれ一緒に散策できる女性とお付き合いできたらまた来たいです。
12時前と少し早いですが昼飯にします。
始発を待っていたらこの時間にようやく宿根木に着く頃なので、ルーティングは上手くいきましたね。
天ザル1380円を頂きましたが、蕎麦が結構な量があり満足しました。
僕好みの硬め、太めで食べごたえあります。
そして佐渡の野菜を使った天ぷらがまた旨い!
特にエゴマの葉の天ぷらが絶品でした。
食後はアイスコーヒーを頂いてまったり。
そろそろ小木に戻るのでダメ押しで少し散策。
僕らしくない、少しお洒落な大人の休日となりました。