Florencは国際路線も発着するプラハのメイン・バスターミナルなので、多くの旅行者が利用することでしょう。
ターミナル内にはウクライナ路線を扱う窓口もあり、実に旅人の想像をかきたててくれます。
今回はそんなFlorenc(フロレンツ)のすぐお隣りにあるホスポダ、Bar Florencをご紹介します。
どうぞご覧ください。
Information
HP
https://dennibarflorenc.metro.bar/
訪問日
2024年元旦
住所
Křižíkova 345/4, 186 00 Karlín
営業時間
7時半〜深夜0時
メモ
看板のDenni Bar Florencでグーグル検索するとイタリアのフィレンツェの店(しかも閉業!)が出てくるので、Bar Florencだけで検索した方が良い。
アクセス
・Florencのバスターミナルに隣接
・地下鉄のFlorenc駅からは徒歩3分
メニュー
ホスポダはチェコ居酒屋のことで、都市圏から地方の小さな町まで、チェコのあちこちになる庶民のオアシス。
ソーセージ系、チーズ系、ローストポークなど、チェコの定番料理は基本的に網羅されているし、レストランに比べるとお値段もリーズナブル。
ちなみに英語メニューでもチェコ語メニューでも書いてある値段が同じことは確認済みです。
(カッパドキアのクソレストランで学んだライフハック)
2024年1月現在、チェココルナのレートは約6.5円。
昔の旅行記を読んでると「チェコ=ヨーロッパの中では安く旅できる国」と評価されていることも多いが、円安のせいで今はそれほど安さは感じない。
とはいえそれは日本円換算した場合。
僕のブログで紹介しているような店は十二分に庶民的な価格帯だし、ローカル感も味わえる。
少なくとも、チェコで物価高いと思ったらユーロ圏なんて旅行できない。
せっかくビール消費量ナンバーワンのチェコに来たのだから、是非ホスポダには行って欲しい。
店内は少し薄暗い感じだが、地元っぽい人が思い思いにビールを楽しんでいる。
バスターミナルの隣だしもっと外国人旅行者も多いのかと思ったけど、元旦の夜行バスで移動する人は流石に少ないか。
実食
とりあえずピルスナーウルケルを注文。
カマンベールっぽい香りと、強めの苦み。
本場のピルスナーはさすがに旨い!
つまみの一品目はウトペネッツを。パンが付いてくるので、オープンサンドにして食べてもOK。
こんな感じの容器に入って出てくるけど、このホームメイド感がたまらない。
ソーセージのマリネだから、ビールに合うことは約束されている。チェコ最初の飯もウトペネッツだった。
別の店での話になるが、僕がウトペネッツを頼んだのを見た同卓のチェコ人が「こいつやるな」みたいな顔になって、自分もウトペネッツ頼んでたのがなんか嬉しかった。
チェコに来てから深刻な野菜不足だったので、ここで大量の玉ねぎを食べることでビタミンを補給。
ちなみにウトペネッツの意味は水死体。
代々木上原のチェコ料理屋で初めてウトペネッツを食べた時は「誰かがイジワルしてこんな名前にしたのかな?」なんて思ったけど、容器の中でマリネされた実物を見ると、たしかにホルマリン漬けの死体に見えなくもない・・・
温かい物も欲しかったので、食べたことがなかったスマジェニーシール/Smazeny syrにも挑戦!
チーズのフライにタルタルソースを付けて食べる、高カロリーを摂取するための料理。常人の発想ではない。
チーズは香りはマイルド、塩気は強いからビールが鬼のように進む。
とろ~りしてるけど、肉を食べてるみたいな舌触りで、衣のサクサク感も心地良い。
コメント
夜行バス前の夕飯、早朝にフロレンツに到着した時の朝食など、あらゆる場面で使える居心地の良い店。
本場のビール飲んで料理2品で2000円だから地元の経済感覚の内で飲めるし、定番のチェコ料理を試したい人にもおすすめ。