【旅行記】2024年度冬休み/Day1-1 バンコクの熱気に圧倒される

旅は続いている。

タイ航空機内で過ごす朝は、正統派のポーチドエッグと共に始まった。


タイ航空はスタッフがみんなフレンドリーかつ丁寧だし、機内食も旨いので非常に好感度が高い。


今日は脳を破壊されずに済むのだ!

そんな充足感に満たされながら、バンコクのスワンナプーム空港に到着した。

最近利用した空港の中ではインチョンの次にデカい感じがするし、何より清潔感に溢れている。


チェンナイ行きの便まで12時間ほどあるので、もちろん一度入国して観光する。

かくして、齢30にして遂にタイ童貞を卒業した。


早朝だったのでイミグレは一瞬で通過できたが、この日の夕方に旅仲間がスワンナプームに着いた時は大混雑だったらしい。


イミグレ通過後の非制限エリアには飲食店がたくさんあった。空港鉄道の駅へ続く通路でも軽食の売店やドリンクスタンドが営業していた。


街に出る前にバックパックを預けて身軽になる。
日本円で500円くらい。

荷物預かり以外にも盗難防止のラッピングなど色々なサービスを提供しているようだ。


そして預かり屋の並びにあるHappy Richという両替屋で円をバーツに換える。

コミッション無し、ほぼ公定レート通りで数十円ほどしか目減りしない、超優良な両替屋であった。


1日分の活動費を手に入れたので、空港鉄道にあたるエアポート・リンクで街に出る。


↑異国の電車に興奮するTKT


興奮することはたくさんあるが、一番興奮するのは公共交通で街に出る時だよね。

2番目は綾瀬はるかスマイル。


マッカサンという駅で降り、地下鉄に乗り換える。


地下鉄駅に向かって高架を歩いている時、目の前に飛び込んできた景色に私は圧倒された。


な、なんという熱気なのだろうか。

私が愛する旧ソ連世界とは180度違う、エネルギッシュで、活気に満ち溢れていて、まるで生命力がバクハツしているかのよう。


こんなにエキサイティングな街を、これまでの旅先に選ばなかったことに早速後悔の念が湧いてくるほどだ。


目に映るもの全てが新鮮で面白い。

この感覚はネパールでバックパッカーデビューした時の感覚に似ている。


自販機の飲み物は全て売り切れていた。


タイでも日本食は人気。  


街に出て10分くらいで早くもバンコクが好きになった。


地下鉄にはドリアン持ち込み禁止。


地下鉄駅構内(改札くぐる前)には、香港や台湾のように店がたくさんある。

弁当も旨そうだ。


バンコクメトロはVISAのタッチ決済で乗れたので、少々のANAマイルを稼ぐことができた。


Wat Mangkonという駅で下車。

地下鉄がある国は移動がしやすいので大好きだ。

一番好きなのは路線バスだが、利便性という意味では地下鉄に軍配があがる。


この一帯はヤワラート(ヤワラー通り)と言い、いわゆるチャイナタウンである。

街並みが味わい深い。


どうだどうだ!

我ながらエモい写真を撮ってしまったぞ!


益生甫記という中華喫茶で朝メシを食べることにした。

敬愛する稲村さんのブログ、el mundoで紹介されていて前から行ってみたかった店だ。


【バンコク】ヤワラートのレトロカフェ「益生甫記」で朝食を楽しむ | El Mundo https://share.google/6UkZP9uOAI3dRq9A7


タイでの最初の食事は、カスタードトーストにシュウマイ。偶然だが稲村さんと同じ物を食べることになった。

破壊された、いや寝不足の脳にカスタードの甘さが染み渡る。


そして甘めのミルクティー。

ミルクティーをしばきながら朝の中華喫茶でまったりする時間がとても好きだ。

森七菜と同じくらい、好きだ。


益生甫記で観光の作戦会議をした後、街歩きをしながら地下鉄駅に戻ることにした。


本当はヤワラートを歩き回りたいところだが、お互い初めてのバンコクなので今回はコテコテの観光をするのだ。


タイなので、街を歩いていてもやはり仏教の要素が目につく。

そして国民に深く愛されていた故プミポン国王。


↑台湾の高雄で見たような給水器


ヤワラートは、かの有名なカオサンが台頭するまで安宿街としての地位を築いていたという。

もっとも、時代の変化やインターネットの普及により、カオサンを目指すバックパッカーもかなり減ったと聞くが。


もし生まれ変われるなら、早稲田大学に入学し、カオサンの最繁栄期をバックパッカーとして旅し、3留中に気の強い同級生と結婚し、卒業後は尻に敷かれながらルポ・ライターとして生計を立てたい。


TKTがいてくれて良かった。

もし1人だったら、ワット〇〇には辿り着けず延々とヤワラートを彷徨い、下手したらチェンナイ行きのフライトすら乗り過ごしていたかもしれない。


  

同じ東南アジアでも、狭い路地に生活臭の強い店が乱立していた東マレーシアのクチンと、大通りに派手な看板が並ぶヤワラートとでは雰囲気が異なる。

ヤワラート、バンコクの場合は街の規模もあるのだろうが、香港と似た活気を感じた。


地下鉄で次の観光地へ向かう。


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