
ここまで旅は続いて来たが、遂に今日で年貢の納め時である。まぁ社会人にもなってDay10まで旅ができるだけ、我が業界に感謝しなくてはいけないが・・・
昼過ぎのANAで羽田に戻るので正直何も書くことは無いのだが、一応ここまで1日1日を振り返る形で旅行記を書いてきたので、最後まで記事にしたいと思う。
この旅最後の朝メシは、大ぶりのシャケに目玉焼きという黄金コンビであった。朝からご飯3杯を完食。

飯を食べていたら、宿のすぐ前をエゾジカが歩いていた。
さすが抜海国立公園。

デマンドタクシーが来るまでの短い時間、リビングでのんびりする。
色々なとほ宿に泊まったが、ばっかすは飯の豪華さと居心地の良さが群を抜いている。
(この1ヶ月後、ニセコ旅物語という底なし沼に泊まってしまい、ばっかすと2強状態になったが)
地味に夏のシーズンにしか来たことがないので、次はGWや真冬のばっかすも見てみたいものだ。
そして願わくば愛する女性と、いつの日か。


この日は初日以来の雨だった。しかも大雨。
とても出歩けるような天気ではないので、大人しく稚内駅に籠もって時間を潰す。
実はこの雨で宗谷本線はしばらく運休になったので、無事に飛行機が飛んでくれて本当に良かった。

あまりにやることが無いので、駅に併設のT・ジョイ稚内(日本最北の映画館)でポップコーンを、カフェで地場のミルクを買ってのんびり過ごした。

今回のハイライトはもちろん利尻富士登山だが、とにかく旅人宿を堪能した旅となった。
ユース1軒、とほ宿3軒、うみねこゲストハウスはとほ宿を脱退しているが未だに交流多めのウェットな宿だ。
現にうみねこゲストハウスの常連たちで今度登山に行くし、根室のネムロマンで知り合ったコタロウとは3回しか直接会っていないのに今では親友だ。
ゲストハウス=若者しか泊まらないでは決してない。
みんなで飯を喰う、飲み会をする。
むしろ孤独な社会人にこそ刺さると思う。

364日前、このバスに乗った時に思い描いたような人生にはなっていないけど、反対に次の1年がどうなるかは自分次第である。執着を捨て、自己研鑽に励み、フットワーク軽くご縁を大切に。
次、道北に来る時はもっと笑っていられるように。そう誓いながら一路稚内空港に向かうのであった・・・