チムジルバンでの仮眠やトランジットではない、10年ぶりのソウル滞在となった2024年の秋。
あいにく筆者はショッピングにも美容にも夜の店にもカジノにも興味が無いので、ソウルでやることと言ったら散歩か食べ歩きくらいです。
そこで今回は、ネットで探して大当たりだった定食屋、꿀백(クルベッ)をご紹介します。
注:韓国でグーグルマップはまるで役に立たないので、Naverマップをインストールして行くことを強く推奨します。
Information
住所
484-7 Mangwong-dong Mapo District, Seoul
営業日
月〜金、日
営業時間
11時40分〜21時
アクセス
地下鉄6号線「망원(望遠)」駅の2番出口から徒歩5分。
地上に出たら右に曲がり、少し歩いたら左の路地に入ります。
店は住宅街の中にあります。
食後、22時過ぎまで散歩しましたが、人通りもそれなりにあり、危険な感じは全くしませんでした。
店の雰囲気
他にスタッフがいるかは不明ですが、中年の夫婦が経営している食堂です。
ご夫婦は優しく、温かみのある照明も相まってとても家庭的な雰囲気でした。
食事中、ご近所さんが店の奥さんを訪ねに来て世間話をしていて、麗しき哉ローカル!と叫びそうになりました。
私がソウルに留学していたら、きっと週4でクルベッに通っていたことでしょう。
それくらいアットホームな店なんです。
メニュー
なんとこの店、ハングルのメニューしか置いてないのです。小規模な駅だろうと地方都市だろうと、どこでも日本語を目にする韓国において、これは大変貴重。
普通の人は日本語無くて面倒と思うのでしょうが、ローカル食堂愛好家の筆者的にこれは「大当たり」です。
メインの客層が地元民ということの証なのでね。
とはいえ英語すら無いとなると少し注文に困ると思うので、以下、副専韓国語の単位を落とした筆者がメニューの翻訳をして差し上げましょう。
(値段は2024年11月時点)
숯불돼지불백(豚炭火焼肉定食) 10000ウォン
김치찌개백반(キムチチゲ定食) 10000ウォン
뚝불된장백반(テンジャンチゲ定食) 10000ウォン
숯불두루치기(豚肉炒め) 30000ウォン
공기밥(白いご飯) 1000ウォン
계란후라이(目玉焼き) 1000ウォン
飲み物は음료수(ソフドリ)が2000ウォン。
酒はソジュ(焼酎)とメクチュ(ビール)が4000ウォン、マッコリが3500ウォン。そのまま言えば通じるかと。
숯불두루치기は焼き肉あるいは大皿の肉炒めと推察、その下の8000ウォンの3つはそれぞれ肉とかのおかわりです。
実食
私は숯불돼지불백(豚炭火焼肉定食)とビールを注文。
ビールはCassでした。
しっかりとした豚焼き肉と愉快な仲間たちがテーブルを埋め尽くし、神々しさすら感じます。
焼肉は量たっぷり。
濃いめの味付けで米もビールもどんどん進みます。
横の赤いソース(マヨベース?)を付けるともう止まりません。自分で焼く焼肉ではないですが、肉を存分に満喫できます。
副菜も種類豊富です。
目玉焼きがあるのが、家庭的な定食という感じで嬉しいですね。
副菜や赤いソースは足りなければ自分でおかわりOK。
コメント
一人飯がしにくい韓国において、味と値段、そして気軽さを両立した貴重な食堂です。
もはや実家で飯を食べている気すらしました。
また一人でソウルに行くことがあれば必ず再訪したい店です。
土曜にやってないのだけが少し残念ですかね。