2025年のGW、北京経由の羽田⇔ブダペスト往復(エアチャイナ)で、ハンガリー、セルビア、ルーマニアを旅行しました。
今回はブダペストのリスト・フェレンツ空港からブダペスト市内、市内から空港とそれぞれ違う手段で移動したので、備忘録のためブログに残したいと思います。
それではご覧ください。
①100Eバスでワープする(早い、楽)
公共交通を使う方法の中では、一番楽なのはこの方法でしょう。私は空港から市街地をこれで移動しました。
系統100Eは、ブダペスト中心部のバス停「Deak Ferenc ter M」と空港を結ぶ直通バスに近い位置付けのバスで、途中停車はバス停「Kalvin ter M」と「Astoria M」のみ。
Mは地下鉄駅を指します。
空港からDeak Ferenc ter Mまでの所要時間は30分から40分とされていますが、私は7時48分発のバスで空港を出て、Deak Ferenc ter Mに到着したのが8時28分だったので、本当にジャスト40分で移動したことになります。
系統100Eの運賃は、2200フォリントです。
注意点として、450円/回の交通チケット1回券、24時間/72時間乗り放題の交通チケットでは系統100Eのバスには乗車できません。
一方、車体そのものはあくまで路線バスのものと同じ。
エアポートバスだとWi-Fi付きのも多いものですが、そういった設備はありませんでした。
↑系統100E 時刻表
↑バス乗り場
始発/終点のDeak Ferenc terは、1/2/3号線を網羅している万能駅です。
②200Eバスと地下鉄の合わせ技(安い)
宿から空港に行く時にはこの方法で移動しました。
地下鉄2号線のKobanya-Kispest駅から、空港行きの系統200Eのバスが出ています。
この系統200Eは100Eとは違って普通の路線バスなので、450円/回の交通チケット1回券、24時間/72時間乗り放題の交通チケットで乗車できます。
1回券は同じ種類の乗り物のみ、同じチケットで乗り継げるので、このルートでかかるお金はバスの450フォリントと地下鉄の450フォリント、計900フォリントです。
100Eバスの半分以下の料金で移動できることになります。
私はお馴染みDeak Ferenc ter駅に行き、2号線に乗り換えました。
Deak Ferenc terから空港までにかかったのが約1時間。今のレートだと100Eバスとの差額1300フォリントは約500円です。
↑Kobanya-Kispestの駅ホームからバス乗り場までの動線は分かりやすい
連絡通路を渡ると駅直結の商業施設があるので、入口前の階段からバス乗り場に降りられます。
ホームにエレベーターがあるかは覚えていませんが、そこまで長い階段という訳ではありません。
200Eバスが普通のバスというのは先に書いた通り。
道中、空港近辺の物流施設も通るので、旅行者だけではなく地元の人も日常的に利用する路線になります。
ローカル感を味わいたいという人には面白い移動手段。
Kobanya-KispestとDeak Ferenc terの間には、バスターミナル直結のNepliget駅があります。
100Eバスのルートだと一度Deak Ferenc terまで行ってから戻ることになるので、Nepligetのバスターミナルを利用する場合はこのルートがおすすめ。
日本からヨーロッパに行く場合、中国系のエアが最安値の選択肢になりますが、ハンガリーの下にある旧ユーゴスラビアの国々だと中国と第三都市(アテネなど)で2回のトランジットが発生する上に、運賃も17万から20万します。
一方でブダペスト往復だと中国でのトランジット1回で済み、チケットも12万から14万円ほどに収まるので、ブダペストを拠点に周遊するのがおすすめです。
コメント
200Eバス&地下鉄2号線のルートは100Eバスのルートより30分ほど時間がかかる代わりに、500円安い訳です。
これをどう感じるかは人それぞれでしょう。
500円しか違わないとなると少し微妙な感じもしますが、Kobanya-KispestはDeak Ferenc terよりずっと空港に近い、言ってしまえば郊外にあるので、ブダペスト中心部の道路混雑を回避できる、つまり100Eバスより時間がかかる代わりに所要時間が読みやすいという利点もあるのです。
こんな記事を書いたわりにProsとConsをあまり提示できていないような気もしますが、大事なのは選択肢があること。運休もあり得ますし、どちらも知っておいて損はありません。
次の旅行でブダペストに行かれる方はご参考ください。