ベオグラード(セルビア)→ティミショアラ(ルーマニア) 国境越え情報!

ブログ読者の皆様

いつも大変お世話になっております。
「世界の町で朝メシを喰う」です。


掲題の件、ベオグラードからルーマニア西部の町、ティミショアラまでの国境越え情報をご紹介します。

どうぞご覧ください

Gea toursに配車を依頼

geatours.rs


ベオグラード→ティミショアラについては、以前は鉄道で簡単に移動できたそうですが、利用者の少なさかコロナ禍の影響か、今は運航していないようです。


実際にGoogleやFlixbusで調べても該当する路線情報は出てこず、去年のGWのブルネイ→マレーシアの徒歩越境再びか!?と覚悟した時に見つけたのがGea toursについて書かれた旅ブログでした。


Webページの言語は、右上の三本線を押下、+を押すとEnglishに変更できます。
デフォルトではSrpski (セルビア語)です。


以下、Englishに変更した前提で配車の流れを紹介。


①三本線を押下→Minibus Transferを押下→Timisoara (From Beograd)を押下

②電話もしくはWhatsAppのチャットにて、人数と日付、迎えに来てもらうホテルの住所を伝える、配車を依頼する

③予約が確定したら、移動前日に集合時間を案内する旨の連絡が来る


恐らくはメールでも予約はできるものと思いますが、移動当日にドライバーと連絡をとることを考えるとWhatsAppが無難かなと思います。

WhatsAppは宿のオーナーと連絡をとる上でも大活躍するので、特にこういうマイナーな国に行くなら入れておいて損はありません。

どうしてもWhatsAppが使えない場合は、宿の人にお願いして電話してもらいましょう。


また、Minibus Transferの行き先一覧にベオグラードがありませんが、もちろんティミショアラ→ベオグラードの移動手配も可能です。

出発時間などはベオグラード発と異なる可能性があるため、ページ下部の問い合わせフォームなりWhatsAppなりで確認してみてください。

移動当日の様子

Gea tousのスタッフによると、出発は大体7時から10時とのことです。

移動前日にリコンファームも兼ねてチャットを入れてみると、9時に乗客を集め始めること、到着の15分前になったらドライバーから連絡が来ることを告げられました。


予約をする段階でホテルの住所を伝えていたのに、スタッフからは「ここに迎えに行けばいいだろ?」と全然違う住所を言われたので、面倒でも自分から前日の連絡はした方がいいと思いました。


 

他のブログには出発が11時、12時に後ろ倒しになるみたいなことも書いてありましたが、今回は9時50分に泊まっていたホステルまで迎えに来てくれました。


とはいえ運が良かっただけという説もありますし、ティミショアラ到着後のスケジュールには余裕を持たせた方がいいと思います。

今回は私が最後の乗客だったので、ここからはいよいよセルビアの国境を目指して走ります。


車は普通のミニバンで、乗客は私を入れて6名。

3列×2が満席の形ですが、足元も横もゆとりがあります。ただ後部座席は窓が開かないので、車内が蒸し風呂状態になるのが少し気になりました。


ベオグラードからは、やや北東に向かう形で移動していきます。ヨーロッパの田舎町や自然を眺めながらの移動は、実に旅情をかき立てられますね。

線路を横目に見ながら走るポイントもあり、昔は鉄道で移動できたんだなとメランコリックな気持ちになりました。


1時間くらい走り、ブルシャスという町のガソリンスタンド兼コンビニで、20分ほどの休憩時間となりました。

トイレは普通に清潔で無料で利用可能。

コンビニは場所柄、スーパーやミニマートより高い価格設定ですが、余ったディナールを処理するためにコーヒーとか買っても良いでしょう。


ここでドライバーにパスポートを預け、同時に運賃を支払います。

支払いはユーロ/セルビアディナール/ルーマニアレイに対応しています。私は25ユーロを支払いました。


パスポートも回収され、いよいよ国境越えだぁと気持ちを高める余裕も無く、ガソリンスタンドを出て10分くらいでセルビア側のイミグレに到着しました。


ここでの審査はドライバーが乗客みんなのパスポートを持って、高速道路の詰所的なブース的に出頭するのを車内で見守るスタイルでした。


国境職員がパスポートの顔写真のページを眺めつつブースから名前を呼んでくるので、車内で座ったまま返事をする実にゆるい出国審査です。

なお、ジャパンパスポートのブランドのお陰が、名が体を表しすぎていたせいか、何故か私だけ名前すら呼ばれませんでした。


3分ほどでセルビア側のイミグレを通過し、数百メートル走ると今度はルーマニア側のイミグレで入国審査です。

ルーマニアは2024年からシェンゲン協定に加盟したので、EUへの入国審査と言った方が良いかもしれません。


ここでは国境職員がちゃんと車の傍らまで来てパスポートをチェックし、また荷物検査も行われるなどセルビア側のイミグレよりはしっかり審査しているかと思いきや、パスポートの写真と今の顔の趣きが違う乗客を少しイジったりするなど、こちらも終始平和的な入国審査でした。


セルビアとルーマニアのイミグレを合わせて15分ほどで通過したあとは、牧歌的なルーマニアの田舎景色を楽しみながら一路、ティミショアラを目指します。


国境から1時間ほどでティミショアラに到着。

ティミショアラでも希望する場所で降ろしてもらえるので、ドアトゥドアで実に楽な移動でした。


今回は相当スムーズに移動できたからか、ベオグラードの宿を出て約3時間でティミショアラの宿に着くことができました。ただルーマニアはセルビアより1時間進んでいるので、時計的には約4時間の移動となります。

コメント

ミニバンで国境越えをするのは初めてでしたが、地元の乗客もいたお陰で安心して利用することができました。

写真のドライバーもフレンドリーでしたし、問い合わせフォームやWhatsAppで質問した際のレスも早く、ベオグラードの宿の住所こそ間違えられたものの、全体的に対応がしっかりしていると感じました。


予約人数が多い場合はミニバンを複数手配するなどして対応するかもしれませんが、そうでない場合は6人くらいが定員になります。

旅程が決まったらなるべく早く、ミニバンの手配をすることをおすすめします。