ブログ読者の皆様
いつも大変お世話になっております。
「世界の町で朝メシを喰う」です。
掲題の件、ぬかびら温泉郷で宿泊した大雪山ぬかびらユースホステルをご紹介します。
よろしくどうぞご査収ください。
Information
宿泊日
2025年2月10日(月)〜2月11日 (火)
住所
北海道河東郡上士幌町字ぬかびら源泉郷29
宿泊料金
男女別ドミトリー 7000円
シングルルーム 8400円
2名以上個室 7700円
※全て2食付の料金
※ユース会員は個室で900円、ドミで800円の割引有
予約
宿泊日の3カ月前より可能
レセプション
チェックイン 15時〜23時
チェックアウト 〜11時
メモ
宿泊料金はカード使用可能。ユース会員への申し込み、ツアー、ランドリー等は現金のみ。
アクセス
ぬかびら温泉郷のバスターミナルから徒歩3分。
ぬかびらまでは帯広から約2時間(路線バス、都市間バスノースライナー三国峠経由)、旭川から約3時間(ノースライナー三国峠経由)。
層雲峡からだとノースライナーで1時間くらいでアクセスできるようなので、温泉巡りをしても良いでしょう。
部屋
今回は同行人(会社同期T)がいたので、ドミトリーではなく個室に宿泊。
作業ができる大きさのテーブルやテレビがあり、この手の宿の個室にしては設備が充実しています。
トイレ風呂が共用なことを除けば、カップルや夫婦で泊まる分にも全く問題ないでしょう。
トイレは1階と2階に1つずつあります。
2階の男子トイレはウォシュレット付きでした。
設備&サービス
1階の食堂は食事の時間以外でも開放されていて、他のゲストとの交流に使えます。
食堂の自販機ではサッポロクラシックを300円で購入可能。他にソフトドリンクも。
2階の談話室の横には冷蔵庫とフリードリンク(インスタントコーヒーなど)があります。
旅宿の要となる談話室は、2階とロフト部分にそれぞれ設けられています。消灯は23時です。
こちらでの飲食もOK。
漫画本たくさん。
ぬかびらユースの魅力の1つは、宿で温泉に入れること。
(他に誰もいなかったので撮影、入浴は朝の7時半まで)
実に良い湯加減で2回入ってしまいました。
温泉に入れるユースで言うと、これまで泊まった中では他に遠野ユースがあります。
デカい風呂に浸かると少しストレスが軽減されますよね。
ぬかびらユースでは同じ旅宿の旅うたりや旅の轍、ばっかすとは違い、アジェンダに飲み会は入っていません。
なのでそういう交流の時間があるかは運次第になりますが、今回泊まり合わせたゲストは社交的な方が多く、23時くらいまで旅の話で大いに盛り上がりました。
ちなみにお話ししたご夫婦は別のユースで知り合ったらしく、君も頑張って北海道を旅しなさいとアドバイスされました。
日頃、森七菜似の美女に脳を破壊されている私の心に響く、心温まるエールでしたね。
食事
旅人宿のお楽しみは食事。
ぬかびらユースでは肉料理主体の洋食と、鍋&魚が主体の和食を交互に出しているようです。
この日は洋食の日でしたが、副菜には野菜がたっぷりと使われていて、全体的な量はどちらかと言えば適量な感じでした。
私は基本的に男の一人旅スタイルで、まぁ誰かと行く時も残念ながら男ばかりですが、とにかく民宿や居酒屋で食事をすることが多いのです。
要は洋食的なモノを食べることがあまり無いので、そういう時にこういったメニューは気分転換に嬉しいもの。
味付けは優しく丁寧な感じで、旅宿の「男の手料理」に抵抗がある女性でも、ぬかびらユースの飯なら大丈夫なのではないかと思いますね。
朝食の主役はサバ焼きで、ご飯が進みました。
具沢山の味噌汁も美味しかったです。
ちなみに前日の21時までに宿主・塩崎さんにお願いすれば、150円/個でオニギリを作ってもらえます。
単純にツアーや登山用の昼メシにしても良いですし、帯広行きノースライナーはちょうど昼メシ時の出発なので車内で昼メシにしても。
周辺環境
バス乗り場近くの郵便局。
冬季以外は足湯ならぬ手湯があるのが温泉郷らしい。
温泉街の中心にある土産物屋の大和。
昭和の観光ブームを彷彿とさせる「温泉街らしい」土産物屋やスナック類、飲み物を購入できます。
閉店は20時頃なので、ユースの夕飯前に買い物を済ませるのが良いでしょう。
品揃え的には帯広や旭川で買って来るのが吉。
宿から5分くらいの場所にあるのが、温泉旅館の中村屋。
こちらは男女別の内風呂と混浴の露天風呂があり、宿泊客で混雑する時間を除けば宿泊客でなくても入浴できます。
ちなみにユースでは割引価格で入浴券を買えます。
中村屋でタオルを借りる場合は、小が50円、バスタオルでも100円と大変良心的。
露天は裏山の斜面を臨むように設けられており、エゾジカがやって来ることもあると聞きました。
ユースの周辺にはいくつか自然散策路的なコースが設けられているみたいですが、この雪なので散策は断念。
次は春や秋に訪れてみたいです。
ツアー
ぬかびらユースはツアーが大変充実していて、筆者達はスノーシューでタウシュベツを見に行くツアーに参加しました。(詳しくは後日、別記事にてレビュー予定)
冬だとタウシュベツ以外を目的地とするスノーシューツアーやワカサギ釣りツアーが、夏は夏でタウシュベツツアーや廃線跡を巡るツアーなどなど。
こういったツアーは糠平のビジターセンターも催行していますが、宿で泊まり合わせた方々と談笑しながらのツアーはアットホームでとても楽しいので、ぬかびらユースに泊まるなら是非ツアーも検討していただきたいですね。
宿主・塩崎さんも、「女子生徒に好かれる世界史のおじちゃん先生」のようなナイスなキャラでした。
コメント
かつては日本全国に100軒規模であったユースも、時代の変化と共にその数を減らし、宿業は継続していても旅人が集まらないなんてことも珍しくはありません。
私もこれまで何回かユースに泊まりましたが、ろくに会話も無いまま終わることもありました。
ぬかびらユースでは久しぶりに、往年のユースのような宴会を楽しめて嬉しかったです。
飲み会でお話しした常連さんの「久々にユースの時間だった!」というお言葉に全て詰まっている気がします。
宿主の人柄も良く、食事も美味しく、温泉を楽しめるなど設備も充実している。
季節を問わず再訪したい旅宿です。