マイソールの南方に位置するChamundi Hill (チャームンディの丘)。
マイソール市街地を一望できる絶景スポットですが、同時にChamundeshwari Temple(チャームンディシュワリ寺院)目当てに多くのヒンドゥー教徒が訪れる、ヒンドゥー教の聖地としての側面もあります。
今回はマイソール・パレスだけでは物足りない、という方向けにChamundeshwari Templeへのアクセスや見学手順を解説したいと思います。
それではご覧ください。
アクセス
Chamundi Hillには、マイソール・パレスの近くにあるCity bus stationからバス1本で行くことができます。
時刻表の確からしさはともかく、Chamundi Hillにいる時に新たなバスが到着するのを結構な頻度で見たので、日中普通に観光する分にはそこまで待ち時間もかからないものと思います。
Chamundi Hill行きのバスは100か201の系統で、23番のプラットフォームから出ています。
1つ前の写真に写っている制服を着た方々がバスの職員なので、Chamundi Hillに行きたい!と言えば然るべきバスに案内してくれることでしょう。
Chamundi Hill行きに限らず、マイソールの市バスでは乗車してから、乗務員的なポジションを担う職員に行き先を告げて運賃を支払います。City bus stationからChamundi Hillまでの運賃は25ルピーです。とても安い。
100ルピーくらいまでならお釣りも問題無く出ます。
この系統のバスは幾つかの停留所を通りはするものの、乗客のほとんどは終点のChamundi Hillで降りていました。
車内はインド人でぎゅうぎゅう詰めになりますが、そのローカル感も魅力です。
ちなみに帰路はUberでトゥクトゥクを召喚しましたが、ドライバーと合流後に50ルピーを追加で要求されました。
元の金額としては150ルピーから200ルピーくらいなので、丘まではるばる来てもらうことを考えると確かに元が安すぎたとも言えますが・・・
追加料金がかかるのはUberの趣旨から少し外れている気もしなくもありません。
Uberは便利なアプリである一方、特にインドではこういうこともあるということは頭に入れておいた方が良いかなと思います。
そもそも300円くらいなんだしゴチャゴチャ言うな、という方はスルーしてください。
そういう普通の旅行者はマイソールなんて行かないと思うけど。
見学の手順
Chamundi Hillに到着後、土産物やお祈り用の品を扱う店がで並ぶ仲見世の向こうにChamundeshwari Templeがあります。野良犬や猿が結構いるので注意。
Chamundeshwari Templeの前まで行って左に進むと、チケットカウンターがあります。
入場料は大人100ルピー。
地球の歩き方インドの24-25には、入場は無料で30ルピーと100ルピーのファストパスもある・・・と書かれていますが、今現在は一律で100ルピー徴収のようです。
ヒンドゥー教の寺院では、本堂のみならず敷地に入るのにも脱靴が必要な場所が多いです。
Chamundeshwari Templeも例外ではなく、仲見世の一番寺院側にいる係員に靴を預けます。
支給される袋に靴を入れて係員に渡し、お客様控えを貰います。無くさないように。
靴を引き取る際に10ルピーを支払うので、土産を買うなりして少額紙幣を作っておきましょう。インドでは時として100ルピーでの支払いも嫌がられます。
靴を脱いだら列に並びましょう。
両脇を鉄の柵に挟まれ、インド人が隙間無く整列している様は圧巻で、ゾンビ映画の避難シーン(回想で挟まれ、基本的に「感染者」が紛れ込んでいる)のようでした。
注意点として、14時から15時半は礼拝の時間との兼ね合いか入場することができません。
あと寺院内は撮影NGです。
その他
仲見世では、Chamundeshwari Templeの関連商品や礼拝に使う道具だけでなく、マイソール全般のお土産物も取り扱っています。
今回一緒に旅行している同期T曰く、一番の観光ハイライトであるはずのマイソール・パレスにはろくに土産物屋が無く、1000ルピーの外国人料金を払って宮殿を見学するとようやく小さい土産物屋が1軒だけあったようです。
よってマグネットとか置物とかそういう類のお土産なら、Chamundeshwari Templeの仲見世で買い揃えるのが一番かもしれません。
食事処は、バスの降車ポイントとなるラウンドアバウトの付近に固まっています。
ミールスといった南インド料理からスナック類まで、選択肢はわりかし豊富。お値段はちょい高。
猿に強奪されないように。
コメント
旅先にマイソールを選ぶような方に講釈を垂れるのも恐縮ですが、ローカルバスで郊外の観光地に行くのは少々緊張するものです。
この記事でその緊張が少しでもほぐれたら幸いです。
Chamundeshwari TempleについてはCity bus stationから乗り換え無しで行けるので、アクセスは中々良好。移動も含め2〜3時間で観光できてしまいます。