【旅行記】2023年度冬休み/Day2-3 厨二病に刺さるストラホフ修道院を見学

カレル橋を渡った先には、プラハ城の城下町であるマラー・ストラナというエリアが広がっている。


飲食店や土産物が多いものの、石畳に鮮やかな色の建物と、フリーレンのような町並みが楽しめる。


↑広場


観光一辺倒のエリアかと思いきや、日本大使館あった。EUの旗を掲げている建物もいくつかあり、もしかしたら官庁街としての一面も持つのかもしれない。


ちなみにこの記事を書くためにグーグルマップと睨めっこして気付いたのだが、アメリカ大使館は日本大使館から5分くらいの場所にあり、中国・ロシア・韓国大使館は30分くらい離れた一帯に固まっていて色々想像してしまった。


旧市街と近代的な路面電車のマリアージュがヨーロッパの魅力。


適当に歩いているとペトシーンの丘に辿り着いた。  

ケーブルカーで頂上まで行けるというので、ちょっと乗ってみることに。


ケーブルカーとは言っても観光用のものではなく、バスや地下鉄と同じように3日間の市内交通チケットが使えた。


こういう市民の足的なケーブルカーには、ウラジオストクやウェリントンで乗ったことがある。


高低差が景色にメリハリをつけているからか、どちらも街歩きがとても楽しかった。


ケーブルカーの箱はそれほど大きくなく、ぎゅうぎゅう詰めで景色はほとんど見えなかったのが残念。

まぁ、私はケーブルカーからの車窓というよりは地元の人間の通勤風景などを見てローカルな気分に浸ることを楽しみにしているので別に問題ではない。


5分もかからずに頂上のペトシーン公園に到着。

駅舎?は西洋的な趣きだった。


派手な見どころこそ無いものの、旧市街広場やカレル橋よりずっと観光客は少なく、落ち着いて見学できたのは良かった。人混みが好きなら新宿に行けば良い。


庭園の花は流石に枯れていた。

ヨーロッパを観光するなら断然、春から夏にかけてが良いのだろうけど、個人的には冬のヨーロッパが好きだ。


この壁は「飢えの壁」と呼ばれ、カレル4世が貧困と飢餓に喘ぐ民を救うため、要りもしない壁を作らせることで給与を与えた・・・と物騒な名前からは想像できないほどハートフルな歴史がある。


 

トイレは有料だった(値段は失念)


プラハのエッフェル塔と呼ばれている鉄塔。

私は入場しなかったが、展望台になっているらしい。


飢えの壁に沿って次の観光地へ移動する。


この辺はガッツリ観光客と言うよりは、散歩してるプラハ市民の姿が目立つ。


しばらく歩いて、プラハ城を頂点としたフラッチャニというエリアに到着。


そしてこちらがお目当てのストラホフ修道院

地球の歩き方に載っている、あまりに厨二病に刺さる構図の写真を見て訪問を決めた。


チケットはこちらのビジターセンターで購入。


このストラホフ修道院、今は修道院としては使われておらず、今は民族文化博物館として運営されている。

ハイライトは中にある2つの図書館。


通路に展示された本からして厨二病の心をくすぐるビジュアル。思わず綾瀬はるか似の美しい後輩に写真送りつけたことを思い出す。


そしてついに、本記事のサムネイルに採用した哲学の間が登場。


2階の高さまで積み上げられた数多の本。天井にはフレスコ画。完全にダヴィンチコードの世界である。


こんな凄まじい図書館が一般開放されている訳もなく、当然ロープの手前から拝むしかないのだが、この時は団体が中で見学していた。


↑展示


知的なカッコ良さを漂わせる展示物達。


そしてこれがもう1つの図書館、神学の間

たくさんの本に地球儀と、哲学の間とは趣きこそ違えどこちらも厨二病全開。無領空処。


天井のフレスコ画は騙し絵になっているらしい。


短時間ながらも大満足の見学を終え、そのままホスポダ(チェコ酒場)に直行。

なにせストラホフ修道院の敷地内にあるのだ。


クラシュテルニ・ピヴォヴァル・ストラホフと、ストラホフを冠した店名で地球の歩き方にも載っている。


夕飯には早いので料理は頼まず、旨いビールだけ流し込んでフラッチャニを後にした。