稚内から礼文島の香深港まで、ハートランドフェリーのアマポーラ宗谷で移動しました。(24年8月)
稚内フェリーターミナルまでのアクセス
稚内市街地で前泊する場合、稚内駅から稚内フェリーターミナルまでは徒歩20分ほど。
案内板も多いので、特に迷うことはないでしょう。
稚内空港から直でフェリーターミナルに行く場合、空港連絡バス(750円)の終点がフェリーターミナルです。
南稚内の市街地や稚内駅を経由してフェリーターミナルに行く路線ですが、この時は盆ウィークの多客期だったからか、ターミナルに直行するバスも臨時で出ていました。
チケット購入
一等席以上はネット予約ができますが、雑魚寝上等の二等自由席は予約不要です。
大器晩成若手割型の給与体系を採用しているJTC社員の私はもちろん二等席なので、当日ターミナルでチケットを買いました。
稚内フェリーターミナルの場合、二等席自由席のみ券売機でチケットを購入できるみたいです。
一等席以上はチケット売り場に赴きますが、GWは盆ウィークの指定席はネット予約必須でしょう。
稚内→香深の片道運賃は、3290円。
操作性も分かりやすく、クレカも使えたので購入にあたって特に問題はありませんでした。
最新の運賃や時刻表は、ハートランドフェリーのホームページをご覧ください。
なお、ハートランドフェリーは奥尻島行きのフェリーも運行していますが、稚内からは奥尻島行きのフェリーは出ておらず、道南の江差港がゲートウェイとなります。
フェリーターミナルの設備
1Fに売店が一軒。
ラインナップは弁当類、おにぎりなどの軽食、土産物と様々。
島民のための待合室。
竹芝のフェリーターミナルにもこんなのありました。
2Fには食堂が一軒。
値段もこういう場所の食堂にしては良心的です。
一般旅客用の待合室は2Fに。
かなり広々としていて開放感があります。
ハートランドフェリーのターミナルの外にあるのは、国際線用のフェリーターミナル。
一昔前までは、ここ稚内から樺太まで船で行けたのです。
北海道と旧共産圏をこよなく愛する筆者にとって、この組み合わせはあまりに凶悪。
サハリン+道北10日間の旅なんて興奮してくるので、早くこの航路には復活していただきたいものです。
ちなみに定期航路が休止したのは2018年なので、昨今のロシア情勢やコロナは関係ありません。
乗船記
出港時間の20分前くらいに、徐ろ(おもむろ)に乗船開始となりました。
フェリーは、なんだかウォロ(名作・レジェンドアルセウスの登場キャラクター)の服みたいな配色です。
二等客室の旅におけるライフハック。
それは客室に直行してコンセントを確保すること。
そのあと甲板に出て島を離れるメランコリックな気持ちに浸るのがセオリーですが、今回は稚内を離れるだけで平常心なのでひたすらゴロゴロしてました。
こちらは同じ二等自由席のイス席。
元々は二等指定席だった場所を、当面の間は自由席として開放しているみたいです。
やや昭和レトロ感のあった佐渡汽船と比べると、トイレは非常に清潔でした。
飲み物と軽食の自動販売機。
船内の売店は残念ながらお休み中です。
ブログ的にはだいぶあっさりですが、稚内を出て約2時間で念願の礼文島到着!
本来であれば礼文名物・桃岩ユース歓迎の舞を見るところ、限られた飯屋に人が群がることを危惧し、香深フェリーターミナル2Fの食堂に直行したのだった・・・
おまけ:礼文でのトレッキング時の昼飯について
礼文島唯一のセコマ(写真)は香深フェリーターミナルから徒歩30分くらい離れているので、公共交通で旅行してる人は稚内でトレッキング用の食糧は買っておいた方が良いと思います。
稚内フェリーターミナルの最寄り店舗は稚内中央店。
稚内からフェリーターミナルに行く道すがらです。
また、稚内駅内にもセコマがあります。
100円惣菜やパスタ(もう100円じゃ買えないが・・・)は冷蔵庫に入れておけば2〜3日は保ちます。
なので稚内を出る直前に買って、礼文に着いてすぐに宿の冷蔵庫にぶち込めば問題ありません。
礼文のセコマはホットシェフもあって品揃えは良いのですが、セコマのために島についてから往復1時間歩いて若干の虚無感に襲われた私からのアドバイスは、「車やバイクがないなら稚内にいるうちに買っておけ」です。
理由としては、礼文の宿では基本的に送迎を実施しているところが多いのですが、島に着いてまずセコマに行ってしまうとそのタイミングを逃してしまうからです。
バスの本数は少ないし、香深から船泊やスコトン岬までバスで行くと片道1000円くらいします。
船泊なら本格的なマリンストアがあるので、セコマに頼らずとも弁当やパンなどは買えます。
ただ開店時間が8時半くらいなので、買い物してからトレッキングをするのでは少し遅いです。
前日に買っておこうにも弁当類は売り切れるのが早いので、トレッキング中にガッツリ食べたいならやはり稚内のセコマで買っておくのが一番確実かつ時間のロスは少ないでしょう。
コメント
今回は終始カーペットでゴロゴロしていたので旅情的なものはありませんでした。
船酔いはしなかったので、純粋に快適な船旅でしたね。