【宿情報】日本最北端の町のお洒落な大箱ゲストハウス/モシリパ(稚内)

稚内で宿泊したゲストハウスのモシリパをご紹介します。
3年ぶり2回目の宿泊でした。

※この記事は、3年前に書いた宿泊記を基に最新の情報を踏まえ再投稿するものになります。

Information

HP
moshiripa.com

宿泊日
2024年8月16日〜8月18日 (2泊)

住所 
北海道稚内市中央2丁目9-5

宿泊料金
6ベッドドミトリー 4700円/日
※公式HPから予約(最安値)、30日前早割&会員料金(登録無料)適用、お盆ウィークに宿泊時の料金

参考:個室  5800円〜

レセプション
チェックイン  15時〜(21時以降はセルフチェックイン)
チェックアウト 〜10時

メモ
冬期はクローズ

アクセス

稚内駅から

ノシャップ岬方面に徒歩5分。

市内バスや空港連絡バス、宗谷岬や浜頓別からのバスは全て稚内駅を通ります。

フェリーターミナルから

ノシャップ岬方面に徒歩20分。

フェリーターミナル→稚内駅→モシリパの位置関係です。

主な観光地までのアクセス

宗谷岬

稚内駅のバスターミナルから宗谷バス 天北宗谷岬線(浜頓別行き)に乗車後、バス停「宗谷岬」下車。

所要50分、1420円。
バスターミナルの待合室で記念乗車券を買うと、往復2560円に割引になります。


稚内発で宗谷岬を通るバスは一日に四便ありますが、この路線では宗谷岬観光は想定されていません。

宗谷で宿泊しない場合、一便か二便で宗谷岬に行かないと戻りのバスが無く稚内市街地に日帰りできないので注意。

ノシャップ岬

市内線、富岡線など多くの路線がノシャップ岬(バス停:ノシャップ)を通過。

路線にもよりますが、稚内駅バスターミナルからの所要時間は15分から40分ほどです。


あるいは、宿からノシャップ岬までは歩いても1時間くらいなのでお散歩にもおすすめ。

稚内公園

中腹の広場まで20分ほど。
結構急な坂を登って行く、エゾジカたくさん。


北方記念館/開基百年記念塔までは広場からさらに15分くらい歩きます。

稚内港北防波堤ドーム

徒歩3分

部屋

2021年の夏も今年の夏も6ベッドドミに宿泊。

部屋に冷房はありませんが、私が泊まった時は全然暑くはありませんでした。


特筆すべきはカーテンの遮蔽性の高さで、透けることも隙間ができることもなく、ほぼ完璧なプライバシーを確保することができます。


バックパックなどを入れておけるロッカーやハンガーもあり、機能性はとても高いですね。

設備&サービス

トイレは共用で、寝室のフロアに男女共用のものと女性用が一つずつ。シャワーはたしか二つ。

他、1階のフロントの横にも男女共用のトイレが一つあります。ウォシュレット付き。

300円/時間で自転車をレンタルできます。
4時間借りると1000円なので少しお得に。


一例として、モシリパからノシャップ岬まではチャリで20分ほど。
ノシャップ岬までの道は平坦なので、電動アシスト付きでなくても充分です。


キッチン兼コモンスペースは広々。

席数も多く、充電もできます。


モシリパは収容人数も多いので飲み会のようなイベントはありませんが、気の合った旅人同士、夜遅くまで語り合っている人もいました。

コモンスペースが24時間使えるのは嬉しいポイントです。


私はロフトスペースでゴロゴロしていました。


この旅で泊まったうみねこゲストハウスばっかすのような他のゲストやスタッフとの接点が多い宿が好きですが、こういうゲストハウスでみんながみんな好き勝手に過ごしている空間もそれはそれで好きです。

他人の人生を覗けるというか。

www.sekainoasameshi.com

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インスタントティーとコーヒーは無料で飲めますが、モシリパではコーヒーは自分でドリップする方式となっています。


やり方が分からなければ宿主の武重さんがレクチャーしてくれるし、反対に他のゲストのJDに教えを乞われたりと、コミュニケーションのきっかけになるのは良いですね。


なお、朝はみんな忙しいだろうから・・・ということで武重さん夫妻が予めドリップしておいてくれたコーヒーを飲めます。

食事

モシリパではオプションで朝食を注文できます。

メニューは蝦夷鹿カレー、卵かけご飯、チーズ&タルタルトーストです。


特に蝦夷鹿カレーが名物で、2021年も食べた思い出の味。今回はご飯大盛り+目玉焼き付きで注文しました。


エゾジカは一応、ジビエになると思いますが、臭みは皆無でルー自体も丁寧に作られていておいしい!


ちなみに武重さんは現役のハンターで、その筋の人(ネムロマンで知り合った旅仲間のコタロウ)曰く業界ではかなり有名な方みたいです。


次の日の朝メシでは卵かけごはんをオーダーしました。

地元の農家の卵を使ったこだわりの逸品。
※白い容器のザンギはセコマのやつです。


ニシンの身の塩辛など、小鉢もついています。

特に味噌汁は出汁がきいていてホッとする味わいでした。


ここ数年で夕食の提供も始まったようで、せっかくなのでこの旅最後の晩餐は宿で食べることにしました。


まずはセコマのポテトフライを肴に、サッポロクラシック(550円、食事と一緒に頼むと100円引き)で乾杯!


焼き蝦夷鹿カレー、蝦夷鹿ステーキ、蝦夷鹿のしゃぶしゃぶ等の中から、ステーキ(1200円)とご飯セット(500円)を注文しました。


ステーキで食べるエゾジカも、良い意味で癖はなく、肉も柔らかく実に食べやすかったです。

そして酸味のあるソースがまた絶品でした。

周辺環境

近所には相沢という老舗の食品デパートがあり、地元ブランドから輸入食品まで幅広く取り扱っています。


私もサイクリング中の補給食としてハムサンドを買いましたが、ハムがむっちりしてて美味しかったです。


最寄りのセコマは稚内駅内の店舗。


ここにはホットシェフがないので、ホットシェフが食べたいなら歩いて7分くらいの稚内中央店に行きましょう。

モシリパとフェリーターミナルの中間くらいにあります。


地元の人に話を聞くと、稚内は稚内駅よりも南稚内駅を中心に発展してきた町みたいです。


たしかに大型量販店やチェーン店は、南稚内駅の周辺に固まっている印象を受けました。


ただ、稚内駅の周辺、ないしモシリパの近所にも個人経営の店は結構あります。

実は稚内に3回行っているのにお店の開拓が全然できてないので、4回目の稚内滞在の際は食べ歩き飲み歩きしたいなと思いました。


稚内はエゾジカの町。

写真は稚内駅から5分も離れていない場所ですが、夜お散歩しているとこんな一団に遭遇しました。

コメント

ドミ4600円は日本のゲストハウスの相場からすると少し高いですが、稚内の宿代がそもそも高いという事情もあります。これでも稚内では最安値。

何よりも設備の充実っぷりがすごい!
交流の時間はありませんが武重さん夫妻やヘルパーさんもフレンドリーです。


個人的なエピソードを書くと、コロナ禍で大好きな海外旅行ができず、せめて少しでも遠く、刺激がありそうなところを・・・ということで15年ぶりくらいに北海道に行ったのが2021年の夏。

その旅行の最初の宿がモシリパでした。

つまり、筆者にとってこのモシリパは北海道沼にハマった元凶のような存在なのです。


道北は道東と並んで大好きなエリア。
4回目の稚内がいつになるか分かりませんが、その時はまたモシリパに泊まることでしょう。