【旅行記】2024年度GW/Day2-5 久々の夜行バスでバックパック旅行を感じた日

何回か書いたように、今回の旅行ではミリには滞在せず、さっさとクチンに移動してしまう。


バスは夕方の便と夜行便があり、国境越えに手こずった時に備えて夜行バスを予約しておいた。


2回も人の車に乗せてもらったので時間は十分にあり、これならクチンでの滞在時間が増える夕方のバスの方が良かったが、まぁ結果論なので気にしないことにする。


↑市場の外観


市場には安食堂もあるが、長距離移動の前はなるべく涼しい場所で身体を休めたく、敷地内にあるケンタッキーに行くことにした。


まだ17時くらいだが、バスターミナルに行ってしまうときれいなトイレがある保証もなく、早めに夕飯を食べつつ2時間くらい籠城することに。


オーダーはパネル式。


ポテトのサイズを大きくしたり、間違ってコーラフロートを頼んでしまうなどし、結局28リンギットもの支払いになってしまった。


日本円で900円ほど、この旅行で食べたメシの中で一番高い。しかも日本を離れて1日しか経ってないのにファストフードに手を染める背徳感。


とはいえ、米で喰うフライドチキンは旨かった。

ジャンキー万歳。


相棒のOPPOの充電残量は心もとないが、コンセントはまるで使い物にならず、Wi-Fiも問題がありスペアの先代AQUOSでもネットに繋げない。


ここでOPPOの充電が切れると配車アプリが使えず詰むので、地球の歩き方を読んで時間を潰した。


大学生の時はSIMなんて入れたことなかったけど、もうSIMがない旅行なんて考えられない。


19時前、そろそろ移動しようと配車アプリを起動。

マレーシアに入ったので、ここからはdartではなくgrabを使う。東南アジアでポピュラーなアプリだ。


こちらも今回の旅行で初めて使うが、操作性も良くすぐにドライバーとマッチでき、10分後には合流できた。


国境まで来てくれるドライバーは少ないと聞いていたので徒歩でここまで来ようとしていたが、さすがにこの規模のショッピングセンターなら需要もあるのだろう。


それなりに交通量は多く、Emart TudanからPujut Bus Terminalまでは30分ほどかかった。


それにしてもミニマムなバスターミナルだ。

ミリはサラワク州の中では大きな町だし、ターミナルビルくらいはあると思ったんだが・・・


今回はEasy bookという予約サイトで予めチケットは確保しておいた。


わざわざEasy bookのアプリまで入れてeチケットも用意しておいたのに、結局紙の乗車券も貰う流れに。

トイレ休憩の時など、スマホの画面ではなく紙のチケットを見せている乗客が圧倒的に多く、保険のためにも紙のチケットも念のため貰っておいた方が良いだろう。


私が乗るバスはこれ。

東マレーシア(ボルネオ島マレーシア)では中国語が当たり前のように使われているので、私のようなチャイ科出身者は楽に旅できる土地である。


さて、驚くべきことにプジュット・バスターミナルには売店や商店が何もなかった。

チケットオフィスの裏にちょっとした市場はあるが、この時間にはもう閉まっている。


市場を抜けた先にはいくつか屋台が並んでいて、たぶんバスとは関係ない地元民で賑わっていた。


サラワク州のバスターミナルのトイレではマンディ(水浴び)もできるところが多い。


ただ土地柄、テラフォーマーズの楽園になっていることは想像に難くなく、私は水浴びは断念した。

そんなこと気にする奴がバックパックの旅なんてするなという話だが・・・


結局バスターミナルでは水は買えず、まだ時間もあるのでいったん敷地を出てみることに。


ちなみにプジュット・バスターミナルは郊外にあるが、近くを通るバスはないらしい。

grabは日本のタクシーに比べたら格安だし別にいいのだけど、国立公共交通学会会長としてはもどかしい。


あの建物に狙いをつける。


↑小洒落たレストラン


道路を渡り、さっきのビルに行ってみると無事に売店を発見。水はなんと1リンギットだった。


売店の横には食堂も。

ケンタが高かっただけで、普通の食堂の価格設定は低め。久々に物価の安い場所に来た気がする。


繁体字で書かれているけど、明らかに地名はマレーシアのイントネーション。


高温多湿の東南アジアな空気も相まり、あぁ俺は旅してるんだなぁという気持ちに。


出発時間の20分前くらいに乗車の許可が出たので、クーラーを求めて我先にと乗り込んだ。


幸いにも隣は空席でゆとりがある。

15分ほど遅れて出発したが、まぁこれくらいなら許容範囲だろう。


ここから18時間強の長旅。

暗くて車窓は取れないが、明日のAMはずっとバスの中だし、いくらでもシャッターチャンスはあるだろう。


車内ではコンセントも使えるのがありがたい。


23時頃、シンガポールのホーカーズ的な場所で15分ほどトイレ休憩となった。


こんな時間でも食事している人はそれなりにいるが、さすがに何か食べる気にはならず、私はトイレだけしてバスに戻った。


サラワク州のバスターミナルや峠の茶屋的な場所のトイレは基本的に有料。

場所にもよるが30セントほど。
あと衛生に難アリなことが多いので「覚悟」が求められる。


先はまだまだ長い。