【旅行記】2023年度冬休み/Day1-2 ピルスナー・ウルケルの国に来た

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今回の旅行は羽田→韓国→チェコ→スロヴァキア→オーストリア→韓国→羽田というルート。

復路はプラハ空港は利用せず、なかなか来れない空港なのでゆっくり散策したいところだが、もう夕方なので今回は素早く街に出てしまう。


SIMはヨーロッパ全域で使えるものをAmazonで買っておいたので、両替だけした。

チェコはシェンゲン協定の国だが、通貨はユーロではなくコルナを採用している。


現金が手に入ったので、地下鉄・トラム・路線バス兼用の交通チケットを買う。

予習していた通り硬貨かクレカしか使えず少々不便。ただ旧共産圏の国なだけあり交通費が安いのはありがたい。


チケットを買ったあとは、自分で改札をして刻印を入れる。これを忘れると高額の罰金を払う羽目になる。(チケットを持っているだけじゃ駄目)


これも予習通りだし、過去ブルガリアやハンガリーでも同じ経験をしているので特に問題なく対応できた。


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空港から市街地までの移動情報については別途記事を書いているので、そちらを読んで欲しい。

旅行記の途中に情報を差し込みすぎるとテンポが悪くなるので・・・


初日のホステルは中心部から少し離れたところにあり、道中2回乗り換える。

最初の路線バスは、座席の座り心地も運転も快適だった。


街灯が少ないので少し寂れた雰囲気だが、旧共産圏の国ではもはや見慣れた光景。

年の瀬のひんやりとした空気が、4年前のハンガリー旅行を思い出させる。


20分ほどバスに乗ったところで1回目の乗り換え。

プラハでは多くの乗り場がドラムとバスの共用となっている。私もここではトラムに乗り換える。


程なくしてトラムが来た。


トラム車内も清潔で明るく、停留所案内のディスプレイまである。実に近代的なトラムである。


旅行初日、公共交通機関で空港から宿まで向かっている時間は、何度旅行を重ねても私の心を高めてくれる。


そんな感傷に浸っているうちに2回目の乗り換え。

中欧らしい街並みが早速広がって俄然テンションが上がるが、惜しむらくは当時使っていたAQUOSではその美しさを表現できないことだろう。


10分くらいトラムに乗り、宿の最寄りの停留所に到着。

年の瀬の冷たい空気が、つまらない仕事から解放され、冬のヨーロッパにいるのだという気持ちにさせてくれる。


チェコの治安は良い方とは聞くけど、初めての国での最初の街歩きは緊張するもの。

とはいえ歩いてみて危険な臭いはしないし、宿の隣が大きな警察署なので安心感はある。


停留所から5分くらいで今宵の宿、Plus Plagueに到着した。

なかなか経験したことないレベルの大箱ホステル。

レセプション横のコモンスペースにはパーリーに繰り出すであろう欧米のリア充達がスタンバっていて、非リア充の私には少々敷居が高い。


部屋はカーテンなしのバックパッカーズスタイル。

そういえばここの宿泊記まだ書いてなかったな。

ヨーロッパの宿はシーズン毎の料金の変動が激しく、ブログの書き方に迷っているうちに下書きフォルダに溜まってしまうことが多い。


日本時間は真夜中なのでこのまま眠りそうになったが、少しだけ休憩してから外出。


軽食も入れると機内食を3回食べてるのでそこまで空腹ではないけど、せっかくチェコに来たんだから一杯ひっかけたい。


個人的に路駐してる車が多いことを治安の良さのベンチマークにしているので、宿の周りは比較的安全だと判断。人通りは少ないけどあまり不安はない。


観光地から離れた宿は周りが住宅街になっていることが多いが、この辺にあるのは物流のデポのような建物やガラス張りの商業施設など、少々独特なラインナップ。


宿から10分弱歩き、お目当てのホスポダに到着。

ホスポダはチェコ居酒屋のことで、ビール好きとしてはマスト・ビジットである。


残念ながらフードメニューはないそうだが、店の雰囲気があまりにツボなのでビールだけでも頂くことに。


本場のピルスナー・ウルケル。

ホップの強い苦みと滑らかな喉越し。
とても旨い。


普段は翌日の仕事のことを考えて悶々としている時間、場末のホスポダで地元人を眺めながら一人、ビールを煽る。何とも胸が熱くなる瞬間である。


さて、ピルスナーは旨いがやっぱり少し腹が減っているので、ホスポダをハシゴすることに。

最初の店から一分くらいで到着した。


地元の人と乾杯!!

今年も仕事のストレスが半端なかったけど、とにもかくにも冬休みスタートだ!!


銘柄は忘れたけど、二杯目のビールも旨い。


この店も地元人で賑わっていた。


つまみはポテトと、ウトペネッツ(ソーセージのマリネ)を注文した。


代々木上原にセドミクラースキーというチェコ料理屋があって、社会人一年目に2回ほど行った。

そこでウトペネッツを初めて食べてから4年半が経ったが、記憶の通りの味は一気に僕を一年目の冬に連れて行ってくれた。

その時好きだったものや、期待通りに進まない社会人生活のホロ苦さを。


食後、店先で一服してから退散。

ここで話したチェコ人は、今度日本に行くと言っていた。良いご旅行を。


さすがに今日はもう散策する気にはならず、スーパーで買い物してから宿に戻ることにする。


パンの種類が豊富で、そして安く、中欧に来たことを実感する。

結局パンは買わず、1.5リットルの水だけ買って帰った。


宿に戻るとパリピが大勢いた。

旅先のテンションでそこに混ざろう!とはならず、現地時間の22時くらいに就寝。



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