ブルネイは終バスが早いです。
(設定上は20時だけど、実際は18時くらいが最終らしい)
特に困るのが空港移動で、ブルネイ⇔成田のロイヤルブルネイ航空のフライトスケジュールだと、市街地→空港、空港→市街地ともに終バスに間に合いません。
そこでマストアプリとなるのが、ブルネイ版Uberのdart。これがないとブルネイ旅行が詰むレベルですので、少し丁寧めに使い方など解説したいと思います。
インストール
まずはdartのアプリをダウンロードしましょう。普通にグーグルストアからダウンロードできます。
ダウンロード後、sign up new accountを押下し、電話番号で認証を行います。よくあるPINコード式ですね。
私は買って3日目の楽天モバイルくんが早速やらかしてSIM不良になったので、実家の母にお願いして電話番号を使わせてもらいました。
その後、諸々の個人情報入力やパスワードの設定をして、写真には写っていませんが画面下部のLet's Goを押すとセットアップが完了します。
配車のやり方
まずは乗車(待ち合わせ)場所と、目的地を選びます。
設定した後、それぞれSet Pick-UpとSet Drop-Offを押さないと画面が遷移しないので注意。
また位置情報は許可にしておきましょう。
場所の名前を入れても良いですし、地図上でピン留めする形で選択しても問題ありません。
場所を設定する際は現地における正式名称で検索した方が良いでしょう。
例えば、現地人と会話する際はニューモスクで通じますが、検索する際はJame´Asr Hassanil bolkiah Mosqueの方がヒットしやすいです。
ちなみにモスクはMasjidと書くことも多いので、ご参考ください。
モスクなどは同じ名前でも幾つか候補が出てくる場合もあるので、その際は地図で選ぶか、住所も併せて確認しましょう。
場所を設定したら、車のグレードを選びます。
まぁ、よほどの拘りがない限りは安い方で全く問題ありません。
ちなみに安い方の運賃ですが、バンダルスリブガワン市内の移動なら基本的に5ブルネイドル程度です。
短い距離、例えばオールドモスクからバスターミナルまでの移動でも5ドルは下回りませんが、中心部から10分ほど離れたガドン地区に行く場合も5ドル。
道が混んでいたり、夜遅い時間だと0.5ドルくらい高くなるみたいですね。
空港までは少し距離があるので、夜の時間帯で10.1ドルでした。
希望のグレードを選んでNEXTを押すと、詳細なオーダーができる画面に遷移します。
デフォルトで支払い方法は現金、配車のタイミングは今すぐになっているので、特に問題なければそのままにして大丈夫です。
そして、ここで役立つのが自由記述欄のInfo & Notes。
dartドライバーはマッチング後、待ち合わせ場所の確認のため、アプリに登録した電話番号に電話してくることがあります。
現地SIMの電話番号で登録した場合は問題ありませんが、現地で使える電話番号やネット環境がない場合、この欄にどこどこで待っている旨を書いておくとドライバーと合流しやすいです。
必要事項を全て入れ終えたら、Let's dartを押してドライバーとのマッチングを始めます。
ガドン地区を含むバンダルスリブガワン中心部なら、よほど変な時間でない限りは5分もあればドライバーが見つかるでしょう。
無事にドライバーが見つかると、ドライバーの名前や顔写真が表示されます。あとはドライバーを待つだけ。
また、Contact Driverを押すと、ドライバーにこちらから電話やWhatsAppで連絡できます。
渋滞の状況や到着予定時間などドライバーと会話できるので、配車した者だけどってことで一報入れておいた方がスムーズです。
※安宿だとWhatsAppでスタッフと連絡しながらセルフチェックインをするところもあるので、ブルネイ旅行をするならWhatsApp入れておいて損はありません。
無事に車が来たら、アプリに表示されているナンバーや顔写真と一致するか念のため確認してから乗り込みましょう。
ドライバーは話好きな人が結構多く、ブルネイの生活のこととか聞けて面白かったです。
支払い方法をcashにした場合、目的地に着いたら支払い。
ちなみにブルネイドルとシンガポールドルは等価なので、ミックスで支払いしても問題ありません。
最初に表示された金額を払うだけの明瞭会計です。
カードの場合、アプリホーム画面の三本線→Credit Top Upから先にカード情報の登録と金額のチャージをしておきます。
Credit Top Up → Add New Cardでカード情報を登録。
Credit Top Up → Top Upで金額のチャージをします。
現金との併用ができないので、余裕を持った金額をチャージしなきゃです。
日中のバンダルスリブガワン市内移動なら5ドルで済みますが、基本的には端数が発生します。
そうすると旅行中にジャストで使い切るのは難しいので、基本的には現金支払いを推奨します。
その他
Info & Notesについて
ブルネイ空港に着いてdartの手配をしたところ、マッチングが途中で途切れてしまう事象が発生しました。
何回試しても駄目で、最終的には宿のオーナーの友だちの友だちのドライバーにWhatsAppで連絡し、迎えに来てもらって宿に行くことはできました。
(いかにもボッタクリ待ったなしのシチュエーションだが、ちゃんと「dartで移動した場合の料金」で動いてくれた)
宿に行ってから色々と検証して分かったのは、Info & Notesの欄に自分の電話番号を書くとマッチング画面で弾かれるというもの。
私はブルネイで使える電話番号がなかったので、WhatsAppのこの番号に連絡くれと書いてたのです。
前述の通り、マッチング後にこちらからWhatsAppを送れるので、Info & Notesには電話番号が使えない旨と待ち合わせ場所だけを書いておき、もし不安ならマッチング後にチャットを送るようにしましょう。
バンダルスリブガワン以外での配車
ブルネイ第二の町であるクアラ・ブライトでは、15分粘ってもマッチしませんでした。
行き先が郊外にあるマレーシア国境だったことも関係あるかもですが・・・
バンダルスリブガワン以外の町に行く人はそう多くないとは思いますが、他の町ではあまりdartは使えないと思っておいた方が良さそうです。
※アプリ中の地図を見たところ、クアラ・ブライトにもドライバーはいるにはいるっぽいです。
市内を散策するだけだったら、徒歩で問題ありません。
セリアにはローカルバスで1ドルで移動できます。
予約機能について
デフォルトでは「今すぐ配車」になっていますが、日時指定(予約)もできます。
日時指定だと+0.5ドルになるようです。
日中のバンダルスリブガワン市内移動は予約するまでもないので、個人的に日時指定した方が良いシチュエーションは以下の2つです。
夜間に空港に行く場合・・・
バンダルスリブガワン→成田は0時30分発なので、23時には空港に着いておきたいところ。
夜遅くだとスムーズにマッチングできない可能性もあるので、0.5ドル課金して予約する価値は十分にあります。
クアラ・ブライトでの国境移動・・・
僕自身、クアラ・ブライトではマッチングせず、昼飯を食べたレストランのお姉さんに国境まで送っていただきました。
ここも課金して、バンダルスリブガワンからの乗り換えポイントのセリアに着いたくらいから予約を始めると、スムーズにマッチする可能性を上げられるかと思います。
前日のうちに予約しておくのも良いですが、クアラ・ブライトに着く時間が読み辛いかと思います。
配車予約の場合も予めWhatsAppでメッセージは送れるので、もしクアラ・ブライトに到着するのが遅れても迎えに来てもらえるようネゴっておいた方が良いでしょう。
コメント
dartはあると便利、というレベルではなく、無かったら詰みかねないアプリです。
言い換えると、dartとWhatsAppさえあればブルネイ旅行は一気にイージーモードになります。
現地で電話番号付きのSIMを買わない場合、空港のWi-Fiを拾えない可能性もあるので、日本にいるうちにアプリの設定を済ませておくことをおすすめします。