チャイナタウン ◁つづきからはじめる
チャイナタウンで異文化とローカルフードを堪能した後は、路線バスで郊外の観光地へ行くことにした。
普通なら地球の歩き方に書いてある駅やバス停から、地球の歩き方に書いてある路線で移動することになるのだが、今の僕はSIMを持っている。
常にグーグルマップで最短経路で移動することができるのである。
シンガポールのSIMはコンビニで超簡単に買える上に、1000円ちょっとで10日間使い放題。
よほどの貧乏旅行をしている人以外は、シンガポールでSIMを買わない手はないだろう。
Singapore Tourist Passは、MRTだけでなく路線バスや郊外のLRT(Light Rail Transit)も乗り放題になる。
こういう暑い国におけるバスは、涼しい空間で景色を楽しみながら目的地まで歩かず移動できる無敵のアトラクションだと思う。
僕は公共交通を使った旅が大好きだ。
通学中の学生や赤ちゃんを抱っこしたお母さん、僕と同じような死んだ目をしているサラリーマンを見ていると、自分もその町の一員であるかのような気分に浸れるからである。
特に団地や市場の近くを通る路線では、地元民の生活をつぶさに観察できる。
随分と郊外まで来た。
観光ルートからはとっくに外れている。
ネットを使えるというのは、異国の地でも日常のコミュニティや日本語の情報にアクセスフリーであるのと同義なので、SIMやWi-Fiの普及によって古き良き時代の臨場感ある旅が廃れたという人もいる。
一方で常に自分の現在地が分かり、目的地までのルートをすぐに調べられる安心感があるからこそ、観光スポットから外れた場所をほっつき歩けるという面もあるので、個人的にはSIMを買った方が後悔のない充実した旅行になると思う。
花市場のような場所
ここでバスを乗り換える。
バス停の裏が緑地みたいになってるので少し散策したいが、バスの時間がいまいち読めないので、大人しくバス停で待つこととする。
こういう時にSIMがあると暇潰しに事欠かないので楽。ネットに飽きたら、目の前の道をボーッと眺めてるだけでも楽しい。
結局20分くらい次のバスを待つことになったが、中華系のお姉さんとずっと二人きりで少し気まずかった。
ようやくバスが来たので乗り込む。
World No.1 Sushi Robot Manufacturer!?
シンガポールもここまで来ると、ザ!熱帯雨林だぜ!という景色になる。
中心部は高層マンションや団地だらけだが、郊外では戸建ての家も見られた。
いかにも金持ちっぽい。
目的地まであと少し。
そんなこんなで、Mandai Wildlife Reserveに到着。
シンガポールに行ったことがない人も、ナイトサファリの存在は知っているんじゃないだろうか。
Mandai Wildlife Groupは簡単に言うと「この地球の貴重な生物や環境を守っていこうぜ」という活動をしている組織であり、ナイトサファリとシンガポール動物園、そしてこれから見学するRiver Wondersの3つの動物園を運営している。
River Wondersは数年前にできた新しい動物園。
地球の歩き方にはそのような記載はないが、事前にホームページからe-チケットを購入してゲートにかざす仕組みになっていた。
コロナ対策だろうか。
僕は英語よりも中国語の方が使い慣れているので、中華系の多いシンガポールはとても旅行しやすい国。
ホームページも中国語で見れるので、River Wondersを選択し、個人情報を入力していく。
歩き方に書いてある値段を今のレートで計算すると約3000円。少し高いけど、River Wondersは前から来てみたかった場所だ。
ここは出し惜しみしないでカード情報入れて4500円を支払って・・・・・・・・・・・・・・・・
ん?
4500円???
なんと地球の歩き方シンガポール(20〜21年版)が書かれた時から1.5倍も値上がりしていた!!
彼女とのデートでの4500円は惜しくないが(彼女なんて崇高なもんはいないけど)、男一人の動物園見学で4500円は高すぎるでしょ・・・
でもここで金額を理由に引き返すのはナンセンスなので、エイヤとチケットを購入した。
内訳としては、River Wondersの入園料が40シンガポールドル。それに加えてリバークルーズ的なアトラクションをするのに別途5シンガポールドルだった。
予想の上を行く料金設定に頭が混乱したので、フードコートで少し休憩することに。
ローカルフードをスルーしてケンタのポテトを買ったが、海外のマックやケンタのローカルメニューを食べるのも密かな旅の楽しみの一つだ。
もう料金は支払ってしまったのだから、あとはうじうじせずに楽しむのみ。
ちなみに中学生の時の家族旅行が初シンガポールで、その時はツアーにナイトサファリが含まれていた。
そして高校修学旅行ではクラス行動の日にシンガポール動物園に来ているので、これでMandai Wildlife Reserveの3つの動物園を制覇したことになる。
(さっきホームページを見たら、2023年の第2四半期に4つ目の動物園としてバードパークができるらしい。シンガポールには既にジュロンバードパークという立派な施設があるのだが・・・)
Mandai Wildlife Reserveはシンガポールを代表する観光地だが、あくまで自然保護の一環としての運営。
それゆえ、ただ生き物を展示するのではなく、関連する自然環境や生態系について来園者に理解してもらうための工夫が施されている。
真面目なことを書いてはみたものの
魚はブログ映えしねぇな・・・
ただでさえカップルや家族連れに囲まれながら一人で見学してるんだから、せめてブログでPVを稼げにゃやってられないのである。
あくまで動物園なので、魚の他にも川を住処にする哺乳類や爬虫類、鳥も展示されている。
水槽で反射するから撮影しにくい・・・
水族館や動物園はカップルの聖域だと思っているので基本的には立ち入らないが、その中でも地味めな淡水魚の水族館だけは入ってよし!と思っている。
これまでの旅でも、岐阜のアクア・トトやサケのふるさと千歳水族館などを見学した。
まぁ、水族館と名のつくところにカップルありなので、結局いつもカップルに囲まれてしまうのだが。
その名の通り川をテーマにした水族館なので、世界の大河を再現する形でエリア分けされている。
コンゴ川だから・・・アフリカかな?
アフリカの川魚は、どことなく熱帯魚みたいにカラフルな気がする。
まぁ、海の魚だろうと川魚だろうと、熱帯であることに変わりはないのだが・・・
カップルは水族館に来るな!!
あ
カメ公まで俺をバカにしやがってぇぇぇ!!!
いつの日かショートカットの彼女とシンガポールを旅行したい。が、そんな日は来るのだろうか。
ちなみに手に持っている紙パックは、ショルダーバッグに入りきらなかった水である。
なんだかんだ言って展示ボリュームはものすごく、ただ見て回るだけでも結構時間がかかる。
ここからはメコン川ゾーン
あ、お猿さんだ
猿まで俺をバカにしやがってぇぇぇぇ!!!
キキー!!!
キキー!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
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